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2 アクションパート

2

 覆面を被り柳刃包丁を持った男が2人と拳銃を持ったリーダー格の男が1人。計3人の強盗によって、信用金庫は支配されていた。

 人質はフロアの最奥に6人。彼らが唯一生存を許されたエリアはもっとも出入り口から遠い場所。

 誰も逃げ出そうとはしない。動いた者たちは皆、例外なく銃弾が撃ち込まれる。

 逃げようとした男性行員が両足を撃ち抜かれてできた血溜まりが 一層、行員を恐怖で縛り上げている。


 ピリピリとひりつくような空気が生み出す恐怖に耐えかねた、五歳の女の子が泣き出してしまった。咄嗟に父親は娘を抱きしめ安心させようとする。


 泣くという行為が犯人たちを刺激したらしく、罪なき幼児に血塗られた銃口が向けられる。

 否、銃口はあさっての方向を向いている。だからこそ、行員は皆、異常性に気づいてしまった。


 決して逃げられない。物理法則を無視して絶対に命中する凶弾。

 

 それが銀行強盗が持つ魔道具の能力。


 撃てば必ず狙ったところに命中する。それは、物理法則を無視した魔法の銃弾。



 パンッーー火薬が炸裂し、魔弾が発射された。

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