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女魔王、墜落する

 前回のあらすじ:お腹すいたから飛んだ

 ふぅ……無事に離陸できた。

 私は今、山火事のせいで明るくなっている雑木林の上空にいる。ゆっくりと羽ばたき、ふらふらと飛んでいるのだ。

 よし、私の集中力が続いているうちに、人間の村か町、できれば水浴びできる川を早く探さなくては。


 『魔翼』は背中に蝙蝠のような見た目の大きな羽を生やす呪いで、実際に飛ぶこともできるようになる。が、自在に飛ぶには相当の集中力が必要だ。何度もこの呪いを使用し、だいぶ慣れた私ではあるが、長時間の飛行をすると高確率で墜落する。しかも、いまだに上手く着陸できない。困ったものだ。


 体勢を維持しながら、ゆっくり地上を見回たす。

 真下は赤々と木々が燃えている。北は真っ暗で特に何も見当たらない。東も真っ暗、たぶん雑木林。南も同じ。細い道が続いている西は……お?何やら小さな明かりが見える。

 とりあえず西へ向かってみよう。体勢を傾け、西へ飛翔する。


 少し近づくと、明かりの元が見えてきた。あれはどうやら焚火のようだ。人間が道端で野宿してるのかな?

 一旦空中で停止し、目を凝らす。人影は見えないが……その時、焚火が焚いてある場所の近くで、何かがちらちらと光っていることに気付いた。

 ゆっくり近づきながら視線を向けると……湖だ!月明かりが湖の波に反射していたようだ。

 村や町は発見できなかったが、焚火のところには人間が(食べ物を持って)いるかもしれないし、こんなに早く水浴びができそうな湖を見つけることができた。

 きっと日頃の行いが良いからだろう。


 湖で血を洗い流がし、その後に人間を探して早く食べ物を頂戴しようと、スピードを出して一気に近づいた。

 湖畔の上空まで到達。よし、さっさと着陸だ。

 飛んできたスピードのまま降下を始め、地上まであと10メートル位までの高さになった時、ついよそ見をしていた私は、湖畔に生えていた大きな杉の木のてっぺん付近の枝に、ドレスの端を引っかけてしまった。


 「あっ」


 慌てて姿勢を整えようとしたが、間に合わない。引っかかった部分を軸に上下がひっくり返えり、その勢いのまま地面に落下した。 


 この木、後で燃やしてやる。 

 次回はお待ちかね、水浴び回!


 初投稿からちょうど一週間経ったので、毎日更新は一旦終了です。

 これからは二日に一回の更新になります。毎日覗いてくれた方(いないと思うけど)、ありがとうございます!


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