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葉子と翔太22ーネコのロボット

 五年一組。

 理科の時間に、電池で動くネコのロボットを組み立てる事になった。


 これが授業?

 プラモデルを組み立てるような作業だ。あまりやった事がないので、よく分からない。とりあえず、説明書を読みながら、パーツを切り離して組み立てていく。


 20分も過ぎる頃には、周りの子たちはどんどんロボットを完成させてしまった。

 スイッチを入れて、ロボットを動かして遊んでいる。


 途中、だんだん説明がよく分からなくなってきたが、勘で何となく進めていく。配線も適当に銅板にくくり付ける。

 何となく完成したような気がしたので、スイッチを入れて見るが、動かない。


 ーーどうしよう。


「葉子、完成した?」

 翔太が声をかけてくる。


「動かないの?接触悪いのかな……ん?」

 翔太が吹き出した。


「配線、めちゃくちゃ。直列か並列で繋いで、スイッチと繋げて」


 言われてみて、あ、と気づく。

 そうかこれ、回路の勉強なんだ。説明書を見て、どこがどうなってるのか分からなかったので適当に繋げてしまった。


「テストは出来るのに、葉子ってたまに抜けてるよな」


 その通りなので何も言えない。ツボにハマったのか、翔太は笑いを堪えるような息遣いだ。


 無駄に捻りまくって頑丈に括り付けてしまった銅線を、一つ一つ解いていく。翔太が手伝ってくれたが、手が近い。顔が赤くならないように、なるべく無心で解いて繋ぎ直す。


「よし、スイッチ入れてみて」


 カチ。ネコのロボットが急速にガシャンガシャン動き出して、机から落ちそうになる。


「おっと」


 ネコのロボットを受け止めようと、咄嗟に手を出したら、翔太と手がぶつかってしまった。


「凄い速いじゃん。大成功だな。」


 翔太が笑っている。……どうしよう、絶対顔が赤い気がする。


 ネコのロボットは持って帰る事になった。このロボットも、大事にしまっておこうかな……。

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