葉子のノート19・20
今日の授業が終わって、下校の準備をしていたらママが歩いて来るのが見えた。
そういえば今日は保護者面談の日だ。
ママはいつもよりオシャレしているように見える。
「サヤカちゃん、こんにちは」
ママがサヤカに挨拶したが、サヤカは軽く頭を下げてそのまま通り過ぎていった。
サヤカはママとはあまり喋らない。
ちなみに翔太は結構よく喋っていた。
まぁ、もうあんまり会う機会はないだろうけど。
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放課後、自分の部屋。
今日、思い出した事がある。サヤカとママの事。
1年生か2年生の時、サヤカがママに私の事を、何か悪く言っていた。
あの時ママは、はっきりとは言わなかったが、やめて欲しそうにしていた。
私の事が好き、とか言っていたと思う。嬉しかったから、きっとそう。
サヤカが私の絵を書いた時、言えば良かった。
やめてって。なんで気づかなかったんだろう。
気分転換しようかな。チャピと遊ぼう。
《葉子はごきげん?》
チャピはくつろいでいる。目が細くて、可愛い。
ーーどこか違う所へ行きたい。今のあおばとは違う所。
ーー私も受験したい、かも
《♪いいと〜思うニャ〜》
チャピがお腹をかきながら歌った。
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