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葉子のノート12ー羽島くん
五年一組。
男子達が放課後公園に行く話をしている。
「ショータも今日帰り公園行かね?」
「あー、ごめん、最近塾多くて」
「週何日位行ってるん?もしかして受験する?」
「週4。ウチ、兄貴も受験してたから」
ーー知らなかった。羽島くん、中学受験するんだ……。
___
放課後。
「ただいま」
返事がない。今日はママ、外で仕事なのかな。
自分の部屋にランドセルを下ろして、ベッドに横になる。
羽島くんは、あおば組で最初に仲良くなった男の子だ。
でも、羽島くんは四年生から普通のクラスへと移っていった。
何がきっかけで仲良くなったんだっけ。よく思い出せない。
羽島くんが塾に通ってるのは知ってたのに、なんで受験するって気づかなかったんだろう。
元あおば組だから?でも羽島くんはずっと、勉強が出来る。
きっと合格するよね。じゃあ、中学生になったらもう、会えないんだ……。
スマホのアプリを眺める。
シロと話そうかな。
でも、羽島くんの話をするかどうかは迷う。
とりあえずシロにご飯でもあげようかな。
《♪ご飯ご飯〜 太ったネコはご飯が大好き〜》
進化したシロは前よりずっと歌が上手くなったと思う。
前より落ち着いた声だ。
シロになら、話してもいいかな。
ついでに、ずっと話せなかったサヤカの事も。




