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喚ばれた剣聖  作者: たんぽぽ3号


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64/72

喚ばれた剣聖ー64



ーー敵が侵入する数分前。




「・・・ま、つけられてた事に気付かないほどなまっちゃいねぇわな。」



話に区切りが付いたタイミングで一度席を外し、ロッジのような広場で肘をついてため息をつく。


ドリム地下街から出てしばらくした後、何者かがこちらの後を追ってきていたことには気づいていた。

ハイルには悪いがぶっちゃけ連中の目的はエルフの里にあるとなんとなく察しが付いていたため、どの程度まで探ってくるのか試してみようと思ったのだ。


そしたら最後までついてきて俺達が空間へと侵入するところまで確認してたし、恐らくもうそろそろ侵入してくるんじゃないかな?


まぁスイも薄々感づいていたみたいだしね。だから自分から残ることを選択してくれたのだろう。

スイの強さには信頼があるしよほど不意を突かれない限り問題はないはずだ、、、。



ないはず、、、だが、どこか頭を不安がよぎった。



何の確証もないただの虫の知らせ。

しかしこの知らせには昔からお世話になっていたので保険として指輪のついた片手を宙空に掲げてある一人の人物を思い浮かべる。



・・・誰よりも速い最速へと至った剣士を。



ーーカッ!



前に光が集まり人の形を作っていく。

サラリとした綺麗な金髪を結い上げた和装の少女は不敵な笑みを浮かべながらこちらへと姿を現した。



「・・・久方振りだな、先輩。」


「あぁ久しぶり、急に喚んじまって悪いな。」



再開の挨拶と忙しい中喚んでしまったことを詫びると、彼女は笑いながら首を振る。



「なんの、私が役に立つと思ったのであろう? であれば即断即決、直ちに喚び出し事柄へと対処させようと思うことは至極当然だ。」


「・・・相変わらずだな、積もる話とかないのかよ。」


「む? 積もる話、積もる話、、、。先輩がいなくなって白狼殿とミルル殿の喧嘩を止めてくれる者がいないのだ、、、本当に切実にとっても助けてもらいたい、、、どうして仲を取り持とうとする者が私しかいないのだ?」



いつも自信たっぷりな笑みを崩さないルミアが本当に困ったように助けを求めてくる。

まぁなんで仲介するものがいないのかといえば剣帝は面白がって剣老はそもそも興味がない、剣王は良い鍛錬だとか思ってそうだもんね。


そこで前まで俺がストッパーをしていた代わりに真面目で少しお節介なところがあるルミアが選ばれるのは自然の流れであった。



・・・大変そうだなぁ。



と、同情の視線を送っていると彼女は頭を振って一つ咳払いをする。



「ま、まぁ、それは良いのだ。ここが先輩が召喚された異世界であろう? 私は剣帝殿や先輩みたいに感覚が鋭くないから元の世界との違いはわからんな、、、。何が違うのだ?」


「ん? それは、、、ほら、魔法があったり魔物が「まぁどうでも良いか」、興味なさすぎだろ!?」



せっかく人が説明してあげようとしたのに途中で興味がなくなったのか里の方に視線を向ける。


俺の親切な気持ち返してくれない!?



「・・・豊かな土地だ、ただ停滞している。」



どこかつまらなそうに呟いた彼女の言葉を聞いて同じ様に里へと目を向ける。


確かに豊かだ、精霊が助け草木が生い茂る。


しかし、そこから何が生まれるのだろう。

完全に整えられた土地に手を加える意味なんてない。ただただ恵みを甘受し、長い生を生き続ける。何の発展性もなくてつまらないものだ。


短い時を生きる人にとってこの森はあまりにも狭い、特に止まる事が嫌いな彼女にとってこの里はあまりに苦痛だろう。



「ただあの先輩が助けを求めるほどの敵か、、、。私は一体何と戦わせられるのだ? 龍か怪異、はたまた魔神か?」



そう身震いする彼女に俺は何を言っているだと呆れたため息をつく。



「あほか、そんなの相手にできるかよ。ただ俺が動けないから代わりに助けてやってもらいたい奴がいるだけだ。」



乾いた笑みを漏らしながらそう返すとルミアはキョトンと目を丸くした。



「・・・? そんなに遠いのか? 先輩ならここから里はおろか遠くの森まで間合いの中ではないか。」


「いやいや、お前の中の俺はどんな化け物なんだよ。」


「できていたではないか。」



何を言っているんだとばかりに首を傾げる彼女に今度は俺が戸惑う。



・・・できていた? いや、俺にはそんな記憶はな、、、い、、、



ーーズグンッ!



「ーーっ!?」



頭を割られるような激痛が走る。



すると、まるでひねられたかのようにごちゃごちゃとした通路の真ん中で足を引きずりながら前へと進もうとするルミアの姿が写る。



『あ、足が、、、い、いや、逃さないせっかくここまで、、、追い詰めたのだ!』



両足から血を流し、刀を支えに必死に前へと進もうとするルミア、その横に降り立った何者かはそっと肩に手を置いた。



『せん、、、ぱい、、、? どうや、、、って、、、。う、ううん、は、早くあいつをおっ、、、て、、、。』



今にも泣きそうな顔で必死に前を指し示すルミアの横で何者かは白い剣を構える。



『・・・大丈夫、ここならまだ俺の間合いだ。』



そう言ってヤクラを握りしめた俺は白い剣を振り抜いた。その剣閃はどこまでも伸びていき、相手を捉え斬り飛ばす。



そして振り抜いたヤクラを消し去りルミアに手を差し伸べた。



『さ、行くぞ。』



足に激痛が走って動けなさそうなルミアはその手を見て笑う。



『・・・まったく、そのおちょくるような笑顔はムカつく。でもありがとう、助かった。』


『え、優しい笑みを意識してたんだけど、、、。てか立てる?痛そうだけど、抱っこでもしようか?』


『そこまで情けない姿は見せたくないの。』



そう言って立ち上がった彼女はいつものように明るい笑みを浮かべていた。



・・・・・。

・・・・。

・・・。



「これは俺の、、、記憶、、、?」


「・・・そうか、ここまで戒めが強いのか。・・・クソ龍が!いつまで先輩の足を引っ張れば気が済む!」



・・・? ルミアが何か言ってキレているが頭の痛みが酷くて耳に入ってこない。


と言うか今の記憶は一体、、、?


あそこにいたのは確かに俺だ。

でも俺はあんなに剣を伸ばせないし、そもそもルミアが勝てなかった相手を倒せるわけが、、、ない、、、のか?



「・・・ルミア、俺は何を忘れてる。」



頭の痛みがどんどん酷くなる。

でも聞かないといけない気がする、、、。頭を押さえながらルミアに聞くと、彼女は苦虫を噛み潰したかのように顔を歪めた。



「ーーそれはっ! それ、、、は、、、、、。」



いつも言いづらいこともズバッと言い切る彼女にしては珍しく口ごもる。

まるで言ってしまえば何かが壊れてしまうかのような、そんな不安そうな色が見え隠れしていた。



「・・・すまない、ここまで含みを持たせておいたくせに何も答えられない。・・・約束なんだ、私達と、、、あの子、、、との。」



・・・約束?


私達って七剣の事か?

でも俺だって七剣だし何か約束があるなら俺も関係してるはずなのだが、、、。


頭痛に耐えながらまとまらない思考を必死に回していると、ルミアは慌てたように話を変えた。



「そ、そうだ! 何か頼みがあったのだろう!?私は何をすれば良いのだ!?」



誤魔化すように慌てるルミアに眉をしかめるが、確かに時間もないしルミアにも応える気はなさそうだ。

元々嘘をつけるような性格じゃないけど安易に情報を漏らすタイプでもないしこの話はここで終わりにしたほうが良いか。・・・どうも俺の問題っぽいしな。



「ーーあぁ、頼みたいことっていうのは、、、。」



ルミアに説明を促されたので里の外に仲間を置いていること、敵が攻め込んでくることを伝え、それに対処してほしいと頼み込む。


話し終えるとルミアは一つ頷いて軽く首を傾げた。



「・・・私いるか?」


「頼むって、俺は此処から動けないし敵が何かもよくわかってないんだ。不確定な相手に不安が芽生えるのは分かるだろ?」



ぶっちゃけこんな頼み事をルミアかミルル以外に頼んだら怒られそう、「テメェのケツはテメェで拭け」ってね。


まぁ彼女は思ったよりも難しそうな話ではないと理解して明るい笑みを浮かべた。



「では先輩からの貸しの返済ということで手を打とう。数ある内の一つだがな。」


「助かるよ。」


「いやいや、何度も助けられてるからの。」



あまり心当たりはないけど何かしたかな?



・・・正直、自覚はないが徐々に理解してきた。俺は何かを忘れてる。しかも大切な何かをだ。



その答えはきっと教えてもらえない、自分で思い出すしか方法はない。


なら良いさ、思い出せば良い。足掻くのは辛いし苦しいし、心が折れる。それでも足掻いてみるとしますか、、、きっと俺がいた場所は足掻いて手を伸ばしてようやく届く場所だから。


笑みを浮かべて軽いため息をつくと、先ほどまでの不安や焦りは鳴りを潜める。


 

「ふふふっ、先輩。私は吹っ切れたから良いが、ミルル殿はまだまだ先輩一筋だぞ? そんな私達好みの笑みを浮かべていたら取って食われるからな。」


「いや意味わかんねぇよ。」


「・・・先輩は変わらないなぁ。念の為言っておくがあまり優しさを振りまくと後で後悔するぞ?」


「俺がそんな善人に見えるか?」



ドヤ顔で言い切った俺にルミアは何故かドン引きした表情をし、ため息をついてロッジの手すりに軽やかに飛び乗った。



「やれやれ、まぁ先輩は振り回されてるくらいが丁度いいのかもしれん。・・・では頼みの件、承った。」


「あぁ、ありが、、、ん? てか待てよ、お前こっちの言葉喋れるのか?」



そのまま送り出そうとしたが、ふと気になることを思い出して呼び止める。すると彼女は腕を組んで「あぁ、、、。」と声を漏らした。



「話せるぞ。剣帝殿に呼び出され、『白狼でも分かる異世界言語!』とか言う本を渡されたからな。覚えるのには難儀したが、渡された資料はとても分かりやすく、あまり時間はかからなかった。」


「・・・まじかよ、まじであの人の頭の中っておかしいんだな。てか、その資料白狼に渡してキレられないのか?」


「無論、キレていたがまともに受ける剣帝殿がでもあるまい。それと『ちなみに理解できなかったら君は異世界へ派遣する候補から外すからね。』と言い捨てておったので今ごろ悔しさをバネに白狼殿も必死に覚えていると思うぞ、、、。」



・・・手のひらで転がされてるぅ。



なんとも言えない裏事情を聞かされて複雑な表情をしていると、彼女はふわりと舞い上がって優しく手すりに着地した。



「ではそろそろ時間もないし、片付けてきますか。」



ルミアはそう言って手すりから飛び降りて姿を消す。下には他のエルフや精霊もいたのに彼女は誰にも気づかれること無く走り去る。



「・・・あと5分、ルミアならお釣りが来るか。」



俺は少し落ち着いた気持ちで広間へと戻ったのだった。




・・・・・。

・・・・。

・・・。



騒ぎが起こって数分、、、。



「はい、次律兎さんの番ですよ。」


「・・・・・お前、性格悪いって言われない?」



実質監禁状態で暇な俺たちは、、、オセロをしていた。

知恵の輪の初級すら解けないこいつ相手なら連戦連勝だろうと思って出したのだが、まさかの膠着及びひっくり返せる場所が一つしかない窮地。



・・・くそっ!コイツ地頭は良いのかよ!?



「・・・。」


「あれあれ〜? また一つだけですか〜?それじゃあいつまでたっても逆転できませんよ〜?」


「・・・殴っていいか?」


「物理は反則ですよね!?」



だってあまりにもムカつくから、、、。



今まで馬鹿されたりしたからかここぞとばかりにいい笑顔でこちらを煽ってくる。

実際その煽りは効果覿面で今にも盤をひっくり返しそうだ(子供)。



「・・・ぱ、パス。」


「ふふん、またですか。」


「へぇ、面白い遊びだね。シンプルだけれどとても奥が深い。構造もシンプルで作るのも簡単そうだ。」



俺への一方的な暴力を見てユリジャは面白そうにしている。



・・・あれかな? 仕返しかな?



「前に異世界から来た勇者がチェスなる遊びを広めたけど上流階級の貴族たちならまだしも市民達には複雑すぎてあまり流行らなかったって噂を聞いたことがあってね。それに比べてこれは挟んでひっくり返すだけのシンプルなゲーム、子供でも覚えることができそうだ。」



へぇ、チェスはもうこの世界にあるんだな。

といっても俺も駒の動かし方くらいで詳しい戦略とかルールは知らないけどね。



・・・でもこの世界の教育レベルってどんなものなんだろ?



異世界、、、というより昔は子供も小さい頃から働かされて義務教育なんてものもなかったらしいし勉強する機会なんてないはずだ。

学べる機会がなければ知識も偏りが生まれる。農業を生業としていれば農作の知識が、武術なら武芸が、商売なら商いの知識を得られ、他は未知となる。


まぁ本とかあれば他者の考えというものが学べるけどそもそも文字を読めるかどうかも大きな問題だよなぁ。



「確かに覚えるのは簡単でしたね。おかげで未経験者でも勝てましたし。」



ーーボキィッ!



何かが、、、折れる音がした、、、。



「律兎さん!? 謝るので突っ伏さないでください!」


「あっはっはっは! 君達この非常事態なのにすごい楽しそうだね。」



俺が心を折られて突っ伏す様を何故か面白そうに笑う鬼畜エルフに憎い視線を向けながら胡座をかく。



「非常事態は非常事態だが、もうできることはしちまったしなぁ。詰めが甘いと言われればその通りだが、相手だってまだほんの一手を打ってきただけだ。このくらい挽回できなけりゃ話になんねぇ。」



そう言って口元を隠しながらイライラしたように地面を指で叩く。



・・・ルミアを喚び出したからどんな事があっても最悪は避けられるだろう。前にハイルが持っている植物の種や薬についても教えてもらったしよほど即死級の攻撃をされない限り2人だって大丈夫なはずだ、、、。



いくら考えても不安の芽は常に芽吹く。


俺が残って追っ手を蹴散らしたほうが良かったかもしれない、でもそしたらエルフの里に直接何かされたときに対応が難しくなる。相手はまだ断定できないが一度ハイルになりすましていたようにゴート族の可能性が高い。油断しなければ魔力の揺らぎで変装を見抜けるだろうが意識が緩む瞬間は人であれば必ず来る。


というか手っ取り早く待ち伏せてさっさと畳んどけば良かったか? いや、それだと相手の警戒心が強まるだけか、、、。



頭の中で次々と浮かぶ展開を整理していると、隣で言いたげにこちらを見つめるミリアの視線に気づかなかった。



「・・・律兎さん、あの、、、。」



ヒューーーーー、、、ドカンッ!!



ミリアが何か話しかけてこようとした瞬間、広間の扉が開け放たれる。

何かが近づいてきている気配は感じていたが入ってきた2人と1霊?をみて目を見開く。



「ーースイっ!?」



服の胸元が血に濡れ、今は落ち着いているようだが胸を植物が覆っていた。

一個の不安が的中してしまい、冷や汗を垂らしている中、俺の横をミリアが飛び出してすぐに両手をスイに翳す。



「聖なる光よ、彼のものを癒したまえ『治癒の光』!」



早口で唱えられた詠唱に続いて両手に淡い光が輝きスイを包み込む。

眩しさに軽く目を顰めていると、次には胸元の傷が埋まり、綺麗に肌と一体化した植物だけが残った。



『ふぇ!? 完全治癒!?』


「ーーな!? 命の灯火が弱ければ弱いほど傷を治す魔力は膨大なはずなのに、、、。」



驚きに固まっているユリジャとフィクリシアの後ろからおそらく広間を守っていたであろうエルフ達が入ってくる。


中に入ってきたエルフ達は俺たちをみて驚いていた。



「ハイル!? 大丈夫なのかい!?」



ユリジャはスイの横に置かれたハイルの傍に心配そうに駆け寄る。

ハイルは汗を多量にかいて少し苦しそうだがどこか落ち着いていた。



「く、喰魔が里の中に、、、わ、災いが、、、!」


「わかった、責任は僕が取る。取り敢えず君達はその場で待機しててくれ。」



相変わらずな反応をしてくる里のエルフにユリジャはめんどくさそうに言い放った。

そしてそのまま心配そうにハイルを見ている。



・・・筋肉を過剰に酷使して熱を持っているのか。



チラリとハイルの様子を確認したところ筋肉の繊維が悲鳴を上げている。ひどい筋肉痛のような痛みが全身に走り、体を動かすことが難しいのだろう。


ただ心臓の鼓動は安定しているところを見るにルミアが対処でもしてくれたのかな。



「ミリア、ハイルの手当てをしてくれ。」



ミリアと入れ替わってスイの様子を見る。

既にミリアによって外傷は綺麗に治されているが、まだ体力は回復してないのか起きる気配はない。


思わず握りしめた手に血が滲む。



・・・何も守れてねぇ、何のために俺は此処にいるんだよ。



ーーズキッズキッズキッ



痛む頭を押さえながらゆらりと腰の剣を持ちながら立ち上がる。

考えや相手の動きを無視して今にも全てを斬り伏せたい。不快感に苛まれる中、扉に向かおうかとしたところ、見覚えのある着物を身を包んだルミアが立っていた。彼女の全身はうっすらと発光し、気配が薄まっていく。



・・・? もう10分は過ぎてね?



ーードサドサドサッ



「・・・土産だ。」



脇に抱えていたゴート族の魔族をその場に落として、彼女は腕を組んだ。



「先輩、一つだけ教えておく。目を逸らした先にある道はただの逃げ道であって進みたかった道では決してないぞ。」


「・・・どういう意味だ?」


「かかかっ、茨もまた道と言うことだ。良き結果を求めるのに、楽な道などない。もがいてもがいて最善を願うのだ。」



ーーシュワァ



それだけ言い捨ててルミアは姿を消す。



俺は握りしめていた剣の柄を離し、掌を眺めた。



・・・今俺が動けばただの尻尾切りに終わる。相手を一時的に退けることはできても後で必ず負債を背負うことになるだろう。



「・・・怒りが生むのは油断と見落とし、落ち着いて見定めないとか、、、。」



スイノ隣に再び座り、ゆっくりと息を吐いた。

心を落ち着けるように目を閉じて精神を安定化させることに努める。



・・・まぁいい、そろそろ逆転させてもらうからな。




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