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僕たちはこの非情な世界で抗う  作者: MASANBO
戦争を始めたい者と拒む者
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生物兵器:黄金の熱を宿す神鳥ガルダ2

お待たせしました。前回の続きです。さてこれからどの様な展開になっていくのでしょうか?

 謙也たちが神鳥ガルダと戦っている間、人志、クリスティーネ、オルソはそれぞれ小型マシーンのヤークトフント、フレーダマオスの集団と戦っていた。


「『コールドブレス』!」


 クリスティーネがヤークトフントを一斉に氷づかせ、それをオルソが一体一体破壊していく。やることは実にシンプルなものであった。しかし小型兵器として最新の精度を誇るヤークトフントとフレーダーマオス、本来そう簡単にやられるものでもない。魔法に対する耐性もかなり高く、特に氷や水などを中心に、自身の機械の調子が悪くなる要素に対しての対策はかなり取られているといえよう。それにもかかわらず、こうも簡単にクリスティーネに氷漬けにされてしまうのかというと、それはとても簡単な答えだ。


 単純にクリスティーネの魔法攻撃が格段にレベルが高いからである。その魔力は以前に比べても比較にならないほどである。もちろん彼女自身もまたそれなりに修練を積んできた結果ではあるが、もともと適性があったのという要因もある。魔法という点だけで言えば彼女が一番かもしれないのだ。


「『ジャッジメントオブライト』」


 クリスティーネの周辺に光の粒子のようなものが複数現れる。それはヤークトフント、フレーダマオスの体の中に侵入していく、もちろんその隙間というのは肉眼で確認できるものではない。しかしその光の粒子は次々と侵入する。そして一定以上光の粒子が侵入に成功すると。それらは光り輝き同時に内部から爆発した。それに伴いヤークトフント、フレーダマオスは粉々に砕け散る。


 クリスティーネが人志、オルソを含めた三人の中でヤークトフントたちにとって最も脅威であることを認識したのか、一斉にクリスティーネに襲いかかる。もちろん他の2人も実践を積んできた者達だ。そうやすやす仲間がやられるようなことはしない。2人はクリスティーネに襲い掛かったことで背後を許したヤークトフント達を一体一体破壊していく。それもしっかり一撃でだ。そのおかげでクリスティーネにたどり着いたのは10体もいなかった。


「『揺れ動く雷』」


 クリスティーネを中心に雷が生まれ不規則に動いていく、しかし確実に空を飛ぶフレーダマオスを追撃しながら破壊していた。そして対ヤークトフントとして、さらなる魔法を放つ。


「『岩の金縛り』」


 ヤークトフント達が足をついていた、その地面が急にヤークトフントの足を捉える。そしてじわじわと締め付けが強まっていく、そしてついに足が砕け散る。歩行型であるヤークトフントはそれだけでもはや致命的であった。


「見事!」


 オルソは素直にそうクリスティーネを讃える。それは彼女の魔法の扱いの上手さにだ。彼女が扱う魔法はどれも高度であるにも関わらず、それを二重に行使しているからだ。真似しろと言われてそう簡単にできるものでない。


「俺たちも負けてられないな!」


 人志も彼女の活躍を見て、やる気が出てきたようだ。人志は残りのフレーダマオスに『ダブルグラビデーション』を使用し、地面に叩き落とす。それを確認したオルソが、『流水の舞』を行使する。一体一体地面に落下するフレーダマオスを落下する前に一体一体素早く、そしてその名の通り流水のごとく華麗な動きをもってフレーダマオスのコアを破壊を破壊していく。人志の『ダブルグラビデーション』によって落下する頃には全て破壊されていた。


「残りあと10体ほどですね!早く倒して、謙也さんたちに加勢しましょう!」


 可愛らしくしかし力強く2人に呼びかけるクリスティーネ。それに2人は頷き、残りをかたずけるべく、動き出す。


 ーーーーーーー


 クリスティーネ達がヤークトフント達を蹴散らしている間も、謙也達はもちろん神鳥ガルダの足止めをしていた。倒す試みもしているが、やはり道化が作り出しただけはあってそう簡単にはいかず、足止め程度であった。


「『水龍の槍』」


「『氷の大剣』」


「『風の十字架』」


 オーレリー、エルク、謙也の順でそれぞれ己の技を放つ。それを迎え撃つべく、神鳥ガルダは『黄金の灼熱』を放つ、それは三人が放った技を相殺すべく放たれたものである。いやその威力から三人の攻撃を潰して逆にダメージを負わす気なのだろう。しかしその攻撃はすでに読んでいた。リナが『インプルーブメント』で脚力の身体能力を向上させ、神鳥ガルダに近づく、そしてリナの持つアイアスの盾を使い『リフレクトシールド』を使い、その灼熱を跳ね返す。もちろん神鳥ガルダは熱を宿す生物兵器だけあって、それによりダメージを負うわけではないが、それが跳ね返されるだけで、三人の攻撃が相殺されず、神鳥ガルダに到達する。それが神鳥ガルダの胴体に直撃し、その身体が破壊される。しかし行動不能に至るには到底至らない、やはり強度もかなり高いようであった。


「……今のはかなりいい感じに決まったと思ったのですが、そう簡単には行きませんね……」


 謙也がそう述べると2人も無言でうなづく。


 それ以上会話は神鳥ガルダによってできなかった。神鳥ガルダは攻撃を受けたにも関わらず、何もなかったかの様に反撃を開始する。神鳥ガルダは翼を大きく広げ、その翼に隠された巨大なビーム兵器が姿を表す。


「まずい!全員避けろ!」


 その兵器は合計四つあった。ちょうど今、神鳥ガルダに対して攻撃を仕掛けた人数にぴったりだ。そのことから当然の様に謙也たちに襲いかかる。謙也は風の力を頼りに空に舞い、集中してその攻撃を避ける。他の2人も空は飛ばないがほぼ同じ行動であった。そのビームは数秒間謙也たちを追撃をしたが、なんとか三人とも逃れることができた。


 そしてリナは先ほどと同様にビームを跳ね返し、逆に攻撃を仕掛けたが、向こうもそれを学んでいたのか、口から放たれる最後の一つで相殺された。


「……厄介ですね」


「あぁ、しかし他の三人が小型マシーンの処理がもうすぐ完了しそうだ。そうしたらこちらの番だ!」


 エルクの励ましに三人は頷き、再び神鳥ガルダに立ち向かう。


 戦いはまだ終わらない……

さて今回はクリスティーネが大活躍でしたね。クリスティーネもしっかり実力をつけていたのです。これからの活躍も楽しみですね!


明日も18時に投稿予定です。

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