報告2
ジョンから得た情報をまだまだ不十分だろうとオルソ自身わかっているが、一応時間ができたためセルゲイに報告する。もはやセルゲイには自分の正体が割れているから隠す必要もないのだが、彼がほかの国のスパイ的な人間とあっているという事実はかなり都合が悪いのという理由から、ほかのものには隠す必要があるためマルクとして彼とあっている。
「以上ですね、詳しくはまだまだ調べないとわからないですが……」
オルソが説明をし終わると、セルゲイは歯に力をぐっと入れ、何かを噛み締めているようであった。
(事態は深刻化しているのはもはや目にめえている。だからこそセルゲイもそんな表情をしたところで何ら解決はしないということを分かっていながらもせずにはいられないのだろう)
オルソは彼の心情を分析する。すると、ようやくセルゲイが口を開いた
「ありがとうマルク君、これはどうやら一刻も早く動かねばならないようだ。私個人の力など高が知れているかもしれないが、それでもそれなりに力を持った議員だ。その力を今使うときのようだ」
その顔は先ほどとは変わりとても力強いものであった。そして彼がこういう状況にする顔がオルソはとても好きであった。
(やはり、とても信頼できる人だ。正直あまり政治家なるものに良い印象はなかったが、彼のような人は信頼に値する。やると言ったらやってくれるのだろう。そしてそれが積み重なり今の立場にいるのだから)
「期待していますよ先生」
笑顔でオルソはそのように述べた。その先生という意味は今の偽の立場から出たというわけではなく敬意から出た言葉であった。
「ところでマルク君、少し私からも言わなければならないことがあるのだ」
「?なんでしょう」
オルソは報告が終わり次第引き続き情報を集めにかかる手はずで、セルゲイから報告があるとは思っていなかったため以外そうな顔をしてしまう。
「とても重要だ。君のこれからの動きにも関わる。……先日七人の小人のメンバーが我々を襲ったことがあっただろう?なんとなくわかっていると思うが、オルトゥーナと奴らは繋がっている可能性が高い。そして最近ガントそれも軍事省とも繋がっている可能性が出てきた。最初は二重スパイ的な立場かと思っていたが、君の報告を聞いて理解できたよ」
セルゲイの報告にオルソは眉をひそめる。
(となるといよいよアーノルドが好き勝手やっている可能性が出てきたな……、しかしだからと言って奴が力をかなり持っていたとしてもそれをやすやす認めるわけもない。となるとやはりある程度ガント側にもメリットがあるのだろう)
などとオルソは推測する。しかしどちらにせよ、彼がやるべきことは変わらなかった。
「奴らについて調べるとしましょう。奴らにも隠れ家があるはずそれを調べましょう。ただガントにそれがあるとかなり厄介ですが…、しかしそれは先日の件を考えるとその可能性は低い、この国の方が高いでしょう」
グランピーとスリーピーがプリンスタワーで騒動を起こした後、その仲間が迎えにきた後行方をくらませた。その目的がセルゲイであったことから、また何かしらアクションを起こしてくる。ならば離れたガントでは都合が悪い。そしてオルトゥーナでも協力者がいるのであれば十分隠れることが可能と考えて判断したのだ。
「うむ、頼んだぞ」
そういうともうオルソに言うべきこともなくなったのかセルゲイは席を立った。
(……さてこうしてうだうだしているわけにもいかない。俺も動かねば。奴らの隠れ家などがわかればそこに忍び込めば何かしら有益な情報があるかもしれないしな)
オルソもまた席を立ちこれからなすべきことに向けて準備を進めるのであった。
さてここからオルソが活発的に動いてきます。今まで戦闘などはしてこなかったオルソだが、もう時期そのようなことも起きるかもしれませんね。
さていまの現段階の状況を少し振り返ると、今わかっているのがガントとオルトゥーナ、そして七人の小人達が協力している状況です。オルトゥーナは世界の力関係で上位に立ちたいと思っており、ガントはオルソはアーノルドが楽しんでいるだけという可能性がある(過去のことから)とおもっているが、それ以外にガントにとってメリットがあるという可能性も認識しています。とりあえずこの三者がバーレバイジャンとブルーンを戦争状況に持ち込みたいと考え、当然エルク達がそれを阻止したいと考えております。リーベではエルクが、オルトゥーナではオルソとセルゲイが、そしてバーレバイジャンおよびブルーンでは謙也達が動いているという感じですね。
本当はもっとわかりやすくかけたらよかったんですが、僕の力不足でこれが精一杯でした……
今後もお楽しみください。もちろん戦闘描写もこれから増えていくでしょうしそこもお楽しみください。
明日も18時に投稿予定ですのでお願いします。




