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僕たちはこの非情な世界で抗う  作者: MASANBO
戦争を始めたい者と拒む者
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報告

さて今回から予告通りオルソ視点でやっていこうと思います。お願いします。

 オルトゥーナ民主王国は今現在揉めに揉めている。それはもちろんバーレバイジャンとブルーンとの紛争状態に関してだ……


「俺たちがわざわざ軍隊を派遣する意味なんてあるのか?」


「何をいっているのだ?俺たちオルトゥーナはこの世界を主導していくんだぜ。だったら世界警察の役割も当然担わないとな。そして何よりそれが俺たちに取って大いにメリットがあるではないか、オルトゥーナの力が増していくとうな」


(最近この国はどこいってもそんな話ばかりだ……)


 うんざりした顔で内心そう思っている人物はオルソ・プラモットンだ。もっとも今はマルク・フライレという名で通っている学生であるが……


 今日もこのオルトゥーナ民主王国の名門校ジブラスク大学にて、コーヒーを楽しみながら情報収拾をしていた。さすが名門校だけあって学問も最先端をいっているが、施設も最先端である。勿論昔ながらの伝統的な建造物もある。それが一つの大学で融合しているのだから、初めて来た時はオルソも感動してついあちこち見回ったものだ。


(何より、まだこういった場所では今回の県に関して懐疑的立場にいる人間も多く、鵜呑みにしていない者も多い。尤も最近はだんだんその傾向も薄れてきているが……)


 その事実を残念に思いながらも


(しかし俺たちの仲間を作りやすいのは以前変わらない。この大学にはありとあらゆる人々が来る。当然セルゲイを含めた政治家、さらには公式にやってはこないが、官僚たちも来る。それもトップクラスの……ならばそこから有益な情報も仕入れることができるはず)


 オルソが思考を巡らせていると、後ろから声がかかってきた。


「おい!何しけた顔をして嫌がるんだ?」


 オルソを挑発するかのように1匹の獣人がやってきた。その後ろにはオークもいる。頭には先が尖った耳をつけ、後ろで尻尾を振り回している。なんとなく構って欲しい感じが出ている。


「なに、良い天気だし、外でコーヒーを楽しんでいただけだ。君にはそういう感性はなさそうだが……」


 マルク(ここからオルソをマルクに統一します)はとっくに気にすることなく、逆に挑発し返す。


「ああ!マルク、お前はそう挑発しやがるな……」


「俺の記憶が正しければ、およそ先に君が…ジョンが挑発して来るのだが、それに対して俺は返してるだけだぜ?」


 マルクはフッと笑いながら、そして獣人の男ジョンはにらみながらそう言う。


「まあまあ落ち着け二人とも、ジョン俺たちも何か飲もう」


「…っち!わかったよ、ビル」


 二人の間に入ったのはビルというオークであった。オークという種族柄その体格は大きいものであったが、それに反して口調はとても穏やかであった。


「それで何の用だ?」


 マルクは飲み物を買い終え、再び戻ってきた二人に対して、というよりはジョンに対してそう問いかける。


「なに、お前が疑問に思っていた投資の分野があっただろう?それを俺が代わりに聞いておいてやったのさ」


 それを聞くとマルクは一瞬口元が歪む。


「そうそうジョンはそれを教えてやろうと言っていたのさ。なんだかんだ行って君は良い獣人だね。口は悪いけど」


 ウンウンと頷き、少しからかいながらもジョンを褒めるビル。


「そうかそれはありがたい。それでなんと言っていたのだ?」


 その内容をすぐに知りたいかのように前のめりになり、ジョンに聞く。するとジョンはニヤリと笑いながら、


「お前の考えた通りだよ。長期投資において大切なのは企業評価であるが、それはその企業が何を取り組み、先が見通せるかを入れないとダメらしいな」


 それを聞くとマルクは満足したかのように頷く。


「そうかありがとう。お礼としてここはひとつ何か奢ろう。好きなものを頼んだらどうだ?」


「お?それじゃあ遠慮なく、ちょうど甘いものが食べたい気分だったんだよ〜」


 マルクの申し立てに元気よく立ち上がり受け入れる。


「俺も金を払う役柄、一緒に行くからビルすまないが少し荷物を見ていてくれないか?」


「全然構わないよ」


 マルクの頼みに笑顔で引き受けるビル。それを受けてマルクも立ち上がった。


 先ほどの投資の話には何ら意味はない。正直興味はないことはないが、いまはどうでも良い話なのだ。しかしそこに隠されている裏の意味が大切なのだ。


 その内容はオルトゥーナが手を貸して、ガントの軍勢をバーレバイジャンに入れさせたのではないかという疑問に対しての答えであった。ジョンもオルソの仲間なのである。


(オーレリーからバーレバイジャンにアーノルドが現れたと聞いて、一応確認取って見たら案の定というわけか……アーノルドとオルトゥーナが一枚噛んであの騒動を起こした可能性が高いか、そしてどさくさに紛れてガントの軍を入れやがった。これでオルトゥーナはそれを口実にブルーンに肩を入れるように軍を派遣しできる。一見ガントに一切メリットがいなように思えるが、一応それでバーレバイジャンを支配下に置きやすいということがある。だが、アーノルドがただ自分が楽しみたいという感じでやっている可能性の方が高いがな……)


 もしかしたらガント自身にそれ以上のメリットがあるのかもしれないが、今のところオルソにはわからない。それよりもアーノルドが楽しんでいるという説明の方がしっくりきた。それはかつてアーノルドと会い、その性格を知っているからわかるのだ。


(どちらにせよ。面倒なことになるのは目に見えている。どうしたものか……)


 オルソはこれからの計画を頭に巡らせることで必死という表情であった。

さてとオルソ視点でのストーリーはなかなか考えるのが大変でした。今でもプロットを修正し続けていますからもしかしたらとんでもないことになるかも……

まぁ投稿頻度が落ちないよう頑張ります。あしたも同じ時間18時に投稿予定です

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