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僕たちはこの非情な世界で抗う  作者: MASANBO
望まずテロリストとなった者たち
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食事

どのような展開にするかようやく見えてきました……

もしかしたらというか、かなりの確率でもう一人新キャラを登場させるかも?

登場しなかったらごめんなさい

 オルトゥーナ民主王国首都ジブラスク、経済、政治の中心都市の中にある一際目立つ大きな高層ビル『プリンス・タワー』、そこは様々な分野の一流が集まるとされているホテルだ。そのビルの最上階にあるレストランに二人の人間とが食事をしていた。


 ーーーセルゲイ、エルクだ。


「今日は時間を取っていただきありがとうございます」


 エルクは社交辞令としてまずそのように述べた。


「いえ、こちらも是非お会いしたいと思っていたところです。あなたのことはよく耳にしていますので」


 セルゲイも返すようにそう述べる。


「それではなしというのは……」


「近く起こる戦争の回避でしょう?わかっております。そしてその原因が我々であるということも」


 セルゲイは穏やかにしかしどこか自虐的にそう言った。


「……別にあなた方の責任ということもないでしょう」


 一応エルクは慰めの言葉をかける。


「いやいや、政治家は民の代表。その者たちが間違った方向に進んでいるのですから。責任は逃れられない。与野党拘わらず、誤った方向に進もうとしている者たちが多い。もちろんそれに反対する人間も一定数いるのですが……」


 疲れたようにため息をつくセルゲイ


「やむを得ないでしょう。なんせ世論もそちら側に傾きつつあるのですから。尤もそれを煽っているのはマスコミですがね。なので現状まだ35%と言いたところでしょう」


 エルクが言う35%とは、今オルトゥーナがやろうとしてることに対する支持率だ。もちろんこの数字は最も正確だろう。マスコミ等では過半数を超えているなど言っているが、これは信用できない。


「私の感覚では35%もの支持率があるのは驚きだがな……」


 悲しそうな目でそう嘆くセルゲイ


「しかしいつまでもそのように言っても仕方ありません。打開策を見つけましょう」


「……本来自国のことは我々がやるべきで、あなた方が関わる義務も権利もないのだが、協力してもらうほかないと言うことに恥ずかしく思うよ」


 セルゲイのつぶやきにエルクはどう返していいかわからなかったので、話の本題に入ることにした。


「……我々としてはまず国際安全機構で正式にこの件に関する声明を発するでしょう。もちろん非難ですが。そして、万が一戦争が起きるようであれば直ちに国際群が出て、事態の鎮圧化にでます。その準備はもうすでに入っていますから」


「まぁ、おおよそ予想通りの行動だね。それゆえ間違いなく、奴らもその行動は予想している。となると何かしらの対応策は考えているだろう」


「承知しております。なので、()()()()()()()()()()()()()()()


「……表には出せないようなことかね?」


「もちろんですとも」


 セルゲイの問いかけにはっきりとエルクは言い切った。


「本来、民主主義の世の中ではそのような行為は慎むべきなのだろう。そのような事を許せば、また同じ過ちを繰り返す要因になりかねないからな。しかしそうも言ってられないことは承知している。……全く悲しいことだ」


「全くです」


 セルゲイの言葉はあまり認めたくはないが今回は仕方のないことだと考え了承したと捉えたエルクはそのまま話を続けることにした。


「その内容としては、まず主要人物、例えば与党内の権威を持った人間などからの情報収集が先決でしょう。他にもやるべきことはありますがそれは我々の方でやることなのでそれは今はよいでしょう。そしてその情報収集にあたってーー」


 エルクはそのまま話を続けようとしたところセルゲイが割り込んできた。


「情報収集係としてマルク・フライレ君を使うということかい?」


「!!」


 セルゲイの言葉には流石にエルクも動揺が隠せなかった。


(この男気づいていたのか?オルソがしくじるとはとても思えないのだが……)


 一体何が原因でセルゲイが感づくことができたのか一切わからず、少しばかり深い思考にエルクが入っていると、再びセルゲイが話し始めた。


「別に気づいたのは本当に偶然だ。正直彼から気づくことはできなかったよ。ただ、君たちと協力しようとするにあたり、やはりいきなり全面的に信用することは互いにできない。だからそう言った人間を送り込んでくるだろうと考えたのだ。そうすると考えられるのは誰だと思考したら、私が本当に自然に近づいていた人物がいたそれが彼だったというわけだ。だから彼の可能性が高いだろうと考えただけだ。尤も証拠もないし確信もなかった。おそらく捕まえたところで無駄に終わるだけだろう。だから彼は非常に優秀なのだろう。普通ならまず気づくこともなかったのだから」


「なるほど」


 セルゲイの話を聞いて、これは自分のミスだとエルクは反省することにした。オルソ彼がミスをしていないのにも関わらず、自分の行動によって感づかれてしまったのだから。


(今回は幸運なことになんともなかった。しかし次はない。私も少し気が緩んでいたのかもしれないな)


 エルクは気を緩めたつもりはなかったが、どうやら少したるんでいたようだ。だから改めて気を引き締めて今の仕事に取り掛かる事を再決意したのであった。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

やはりこのような会話は考えるのも大変です…

まぁ仕方のないことですが


感想等お待ちしています

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