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僕たちはこの非情な世界で抗う  作者: MASANBO
望まずテロリストとなった者たち
41/80

待ち合わせ

更新遅くなってしまいました。

この章の展開に悩んでおりまして……

 ーーブルーンとバーレバイジャンの両国は現在緊張関係にあります。そのため、両国は最悪の場合武力による解決もやむを得ないと両政府から発せられています。現在の国際法上戦争はあからさまな違法行為であり、そのためINA 国際安全機構が介入することが予想されますーー


 なんとも物騒な話題に対して、エルク・マジソンは暖かな日差しを浴びながら、香ばしいコーヒーを堪能していた。


 彼は現在グアラテム連邦国にいた。それはある人物と会うためであった。


「待たせたか?」


 どうやらその人物がエルクの前に現れたようだ。その男は、オルソ・プラモットン。エルク達と同じ道化によってこの世界に連れてこられた者だ。背は180cmより少し上だろう。爽やかな青髪、年齢は21歳。筋肉もしっかりと発達している。そして爽やかそうだが、そこにどこか品のある静けさがあった。


「いや、このコーヒーを味わっていたらそんなこと頭から抜けていたよ」


 そういうとエルクは手に持っていたカップをテーブルに置いた。



「さて、では新しい仕事についてだ。オルソ」


 早速仕事の話に切り出すエルク


「また情報収集か?ガントの件でも結構骨が折れたのだ。できれば楽なのがいいものだが…」


「それは残念ながらその条件は今回は無理だろうな。なんせ今回はブルーノ、バーレバイジャン、オルトゥーナ民主王国に関することだからな」


「……あぁ、なるほどね。確かにそれは厄介そうだ。で?俺は何もすればいいのだ?」


 オルソの問いかけに対し、エルクは机に端末をおいた。


「…ここにコピーの人物像がある。これを頭に入れ、オルトゥーナに入れ」


 コピーの人物像とは、偽の名前、経歴、年齢等が記載されたものだ。これを用意されるのはすなわち、秘密裏に情報を集めるためのものだ。


「オルトゥーナのこれからの動向を探れということでいいのだな?」


「その通りだ、私たちもオルトゥーナに向かうがお前は一足先に入ってくれ」


「承知しました。では、このコピーを元にオルトゥーナに入るとしましょう。どうせ()()()()()()()()()()()()()()()()()?」


「勿論だ」


 オルソの問いかけにエルクは当然のことのように答える。これはある意味当然だ。彼らは言ってしまえば道化に連れてこられた同士というアイディンティティがある。それはある意味国籍よりも強いつながりとも言えるのだ。よって、この世界で異なる国に身をおこうが、そのアイディンティでつながっているといえる。だからそのようなことが可能なのだ。最もバレたらタダではすまないが。


「それでは、俺はこれで失礼します」


 そういうとオルソは無言のまま立ち去って言った。


(私達がこれからやることは、戦争の回避これに尽きる。しかし、もう既に手遅れと判断してもおかしくない状況。ならば、第二の目標としてオルトゥーナに好きにさせないよう妨害することか…どちらにせよ、このような役割は私とオルソが向いている。多少手荒になるかもしれないがやむを得ないな)


「さて、私もそろそろここを出るとしよう」


 そう言ってエルクはカップに残っていたコーヒーをグイッと飲み干してそのまま店員に一言礼を言ったのち立ち去っていった。


「エレーナ、私だ。オルトゥーナの野党と、連絡を取ってもらいたい早急にだ。そして今から会えるかどうか確認してほしい。あぁ、頼んだぞ」


 エルク達にはやることが山積している。ゆったりとコーヒーら飲むこともしばらくはできなだろう。そう考えるとやはりエルクとて気が滅入る。しかしそれも自分が望んだ道なのだ。そして自分の使命だ。投げ出すことは許されない。エルクはしっかりと前を見て、今後のことを考えながらしっかりとした足取りで歩いていくのであった。




この章は新たな国が三つもでてなかなか難しいですが、少しづつ方針も固まってきたので、お付き合いください。


最後まで読んでいただきありがとうございます。感想等お待ちしております。


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