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序章 異世界転生

――異世界転生。



なんとも魅力的で心揺さぶられるその響き、

私、奥戸詩織は人よりも遅く掛かりし病()()()に高校3年の秋に陥ってしまい周りが進学やら就職やらで走り回ってる中、私は今たった一人異世界転生を行うため部屋の中に大きく描かれた魔法陣の中央に立っている。

右手には生け贄の血液(は用意出来なかったのでトマトジュース)が捧げられた金色の器。

左手には火が灯った蝋燭(を用意したかったが、万が一の時火は危ないので電気で光る蝋燭型ランプ)を持ち私は祈りを捧げる。


断じていじめられているから現実逃避の為だとか、

親からの暴力に逃げるためではない。


私はただ厨二病的観測から


第六感に頼り


今日こんなことしたら出来るでは!?

そんな勢いだけで行っているだけなのである。



「異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生異世界転生熱烈希望!」






呪文とは絶対に言えないが熱意が篭ったその言葉(呪詛)はどこかの神様が大変お気に召した様で、現在私は、




「この子の背の痣...間違いない忌み子だ!」



「そんな...そんなことって...」



「そいつは忌み子だ!この森から追放しろ!」



「その痣は魔族に呪われし証拠!この森のためにも死んでもらうしか....」



「そんな...!この子は腹を痛めて産んだ私の子!そんなこと出来ません!」



「関係ない、この森から追い出せ!」



「なんで妹連れていくの?やめてよ!」



産まれて間もないであろう私の瞳のはあまり活躍してはくれないようでぼんやりとした風景だけが映し出される。たくさんの木々、たくさんの美男美女(であろう人達)。あまり多くは分からぬその環境だが、これだけは言える。




転生先ハードモードすぎでは!?


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