骨の形
携帯していたライフルから火を噴かせながら、眼前の敵の軍勢をなぞる。
軍勢というよりは群勢か。
夕暮れの中をライフルのマズルフラッシュが暴くように照らす。
特殊な徹甲弾は強固な外殻、骨格を持つ金属生命体に穴を空けるべく開発されたものである。
その性質上貫通性はあまり望めないというのに、金属生命体より何段階も強度の劣るその体は、容易く一度に数体の活動を停止させた。
しかしその弱さと反比例して、敵の数は尽きなかった。
もちろん敵の大群の只中に特攻するなどという愚行を犯しては居ないが、自分たちだけでその進行を止められるはずもなく、あっという間に取り囲まれてしまった。
そのため正面だけを向いていると────。
ザッッ──────
背後、それも近くから足音が聞こえた。
「っ! ニード、後ろっ!!」
「いや、問題ない」
スクルドが、しつこく襲い掛かってくる敵を蹴飛ばして、焦ったようにこちらへ応戦しようとする。
そちらに視線を向けることなく短く返した俺は、隙を見せた彼女へと襲いかかろうとした敵に一発撃ち込んでから、ゆっくりと背後へ向き直った。
背後からの敵の接近は、もちろん足で地面を擦る音が聞こえてくるよりもはるかに早く感知していた。
この身体のカメラアイは、あくまでもセンサーとしてはサブだ。
そしてその上で俺は余裕を持って正面へと現れた背後の敵と向かい合った。
敵はその手に持った大剣をこちらへの頭部へと振り下ろしている最中であり、その攻撃はもはや止められなかった。
「ニードっっ!!」
スクルドの叫びを背後に、
カアァン!!
甲高い音を響かせながら大剣はあっさりと半ばから折れ、回転しながらあらぬ方向へと飛んでいった。
知能があるのかどうかは不明だが、折れた大剣を首を傾げながら窪んだ眼窩で見つめている敵の頭部を、ライフルの底で殴って砕き飛ばす。
さらにその勢いのまま肩を回転させ、ライフルの銃口を片手で掴む形で力任せに振り下ろして、胸骨から骨盤までを粉砕し、沈黙させた。
「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
言いようのない沈黙がスクルドから発生していた。
「・・・・・・・・・・・・折れましたね」
「この鎧は堅いからな」
自分の周りの敵を蹴散らしたスクルドが、気恥ずかしさをごまかすように言う。
俺としては予測どおりの結果だったのだが、事前に説明をしておくべきだったかもしれない。
(いや。どのように説明しろというんだ。俺でさえ状況が未だに全くわかっていないというのに)
あいにく、自身が理解できないことを説明するという矛盾を、システムに内包することはできない。
敵の攻撃が自分に通用しないことは別に不可解なことではない。
金属生命体の重い拳や剣状の一撃の威力を平に受けないように所々につけられた角度を、脆い剣でまともに打てば、折れてしまうのは道理である。
今の敵の持つ武器──先ほどの大剣にしてもそうだが、それらはほとんど錆び付いてしまっている。
しかしただでさえ重量のあるそれを、大人の膂力で振り回せば容易く人を絶命させるであろう。
しかししかし逆に言えば、人を殺傷させるので精一杯の武器では、およそ俺に傷をつけることなど出来ない。
よって俺の理解が及ばないものは、そういったことではなくむしろもっと根本的な、敵の姿に関することであった。
それはなんというか────
骨だった。
およそ成人の骨の数で構成された歩く人骨であった。
カツコツと、軽いような重いような不協和音を立てるそれらが武器を持ち、街へと攻め寄せているのである。
どうやら、先ほど倒したニーズへッグの背中に乗って来たようである。
もちろん骨がそれだけで動くはずはない。
骨を動かすには筋肉が必要だ。
骨に接着された筋肉は線維の弛緩と収縮によって骨を操り、また筋肉を動かすエネルギーを供給する血管や、それを提供する心臓などの臓器、さらにその筋肉は神経によって支配され、その神経は脊髄を通り脳で統括されている。
ともかく、この動く骨には色んなものが足りない。
これがただの、元は生きていたであろう人間のなれの果てである人骨であることはその構成から間違いない。
つまりこれ単体で動く為の絡繰りがこの骨にはないのだ。
とはいえもちろん、この動く骨の内外や孔を中途半端に神経や筋肉が通っていても気味が悪いが。
動く人体模型でもあるまいし。
ここは夜の学校ではないのだ。
ただ、骨となった死者の群勢のその関節部分それぞれに、例の未確認の粒子──スクルド曰く魔力──が取り巻いており、それが何らかの作用を及ぼしているのではないかと考えられる。
考えながらもしっかりと敵は撃破していく。
このライフルの口径なら、適当に掃射するだけでもほとんどの弾が敵の骨を吹き飛ばしていくだろうが、補給基地の確認できない今、一発たりとも無駄には出来ないので反動や敵の動き、風の向きなどを計算して、確実に当てていく。
もちろん、本当に弾丸を節約するならば殴って砕いていった方がいいのだが、それだと時間がかかってしまい、市街地に流れ込む可能性があるのでその方法は却下せざるをえない。
先に言ったとおり脳がなくても動いているせいか、頭を吹き飛ばしただけでは止まらないので胴体や足を吹き飛ばして物理的に動けないようにしていく。
「炎のルーン!」
ゴッッ!!
背後で、炎風をともなった爆発が起こる。
爆発でバラバラになった骨片が飛び散る。
カルシウムの肥料を地面にばら撒いているのは、鉛筆のような杖を持ったスクルドだ。
その杖の先端には鈍く光る鉱石が埋めこまれていた。
褐色に近い赤色を燈すガーネットだ。
その赫い光はスクルドが杖を振るうたびに、尻尾のように空間に軌跡を残していく。
向かってくる骨にたいして、彼女はその軌跡を形とした。
それはルーン文字だ。
日本のひらがなの『く』に似た形。
空間に描かれたそれは、彼女が杖を離した後も残っていた。
そして叫ぶ。
「炎のルーン!!」
空間に残された文字は赫く輝き、
ボゴンッッッ!!
骨に対して爆発をくらわせた。
その衝撃は人骨をバラバラにし、その機能を停止させるのに十分だった。
「・・・・・・・・・・・・」
原理は全く持って不明だが、戦力になるのならば今は後にしよう。
スクルドはさらにもう一文字描いてさらに骨二体を吹き飛ばし、背後から近付いてきた一体には蹴りを頭にお見舞いして頭蓋骨をOBにし、骨が持っていた鉄製の槍を奪ってさらにその骨を砕いた。
魔法使いというと、肉弾戦は苦手なイメージデータがあったのだが、どうやら誤情報だったようだ。
出典元の確認を行い、修正をする必要がある。
八方を敵に囲まれながらも敵を自分の視界内に引き入れるその立ち回りは見事としか言い様がない。
手に入れたボロい槍を彼女は思い切り振りかぶり、骨兵に叩きつける。
骨が砕ける。
槍も砕ける。
しかし洗練された動きでもないので、我流だろう。
服装を見る限り育ちは良さそうなのだが、どんな暮らしをしていたのだろうか。
そのような疑念を電子脳の片隅で処理しながらも、的確にスクルドとともに敵を撃破していく。
「・・・・・・まずいですね」
「何がだ?」
唐突に、スクルドが焦りを混ぜた声で呟く。
「いえ。こうまでこの〝死者の群勢〟が多すぎると、アレが出てくるかもしれませんね」
「アレ、とは?」
「ストゥルルソンです」
「なんだって?」
ライフルを絡ませて転がした骨を踏み砕きながら、スクルドに問いかける。
さらに増援があるのなら、それも考慮に入れてこの骨たちを殲滅しなければならない。
数だけは多いのだ。
スクルドは見事なまわし蹴りで、槍を持って襲い掛かってきた骨の頭蓋骨を蹴飛ばし、一瞬動きが止まったところで槍を奪い、砕く。
そのままその槍でもう三体倒してから答える。
「いえ、このようにこの死者の骨を砕いていっても魔力自体はマナとしてこの場に留まります。するとそれが残った骨全てに纏わって・・・・・・」
スクルドが見事なフラグを建て終える直前、カタリと、地面に撒かれていた骨が動いた。
カタカタコトカトコタカタコタカト・・・・・・・・・・・・
耳の穴をくすぐるような(自分にはないが)不協和音は連鎖し、散らばっていた骨の全てが動き出す。
震動するように動き、互いにぶつかり合いながら音を立て、一点に集まっていく。
明らかに重力を無視して飛びまでする骨たちが向かう先には────
宙に浮かんだ一つの頭蓋骨。
欠けた前歯が特徴的だ。
夕暮れの赤の中に浮かぶ白い頭蓋骨────あまりにもハマりすぎている。
なぜ浮くのか。
なぜ飛ぶのか。
もう意味が分からない。
科学の結晶である自分に対する挑発だろうか。
頭を抱えて全機能を停止したい衝動に駆られるが、自分の使命を果たすのにその行動は不適切なのでバグとして消去する。
とりあえずあの、科学への挑戦である宙に浮いている頭蓋骨に向けてライフルの引き金を弾く。
すでに頭蓋骨の周囲を纏うように集まりだした骨の間をすり抜けて、狙い違わず命中した弾丸はあっさりと頭蓋骨と歯を粉砕する。
しかし、
「なにっ!?」
砕けた頭蓋骨はその砕けた状態のまま、変わらず宙に浮いている。
複合センサーで測てみると、その頭蓋骨を中心として、高密度の例の魔力とやらが渦を巻いていた。
(なんでもありなのか、あの粒子は!?)
忌々しい。
粒子の質量が増加するに従って引力が発生するのは分かるが、これほど大量の骨を引き寄せられるほどではない。
というか光線の一つも引き寄せることは出来ないはずだ。
もう意味が分からない。
電子頭脳がオーバーフローしそうだ。
「太陽のルーン、炎のルーン!!」
スクルドが描いたルーンの二文字は、先ほどと違いその場では爆発せずに、直線上にそれなりの速さで飛んでいく。
ドドンッッッ!!!
先程よりも強い爆発が起こる。
「だめか・・・・・・」
周りの骨に邪魔をされて、核本体にはほとんど当たっていない。
ほんの僅かに力は弱まったようだが、それもすぐに戻る。
おそらく、あの頭蓋骨だけを吹き飛ばしても意味は無いのだろう。
核となっている頭蓋骨と、骨を吸い寄せている魔力溜りを同時に吹き飛ばさないとならないようだ。
しかし俺の攻撃では魔力溜りにダメージを与えることはできず、スクルドの攻撃は魔力溜りにダメージを与えられるものの、周りの骨に邪魔されて届かない。
「ストゥルルソンとやらの形成を防ぐのは困難だな。形成後の対処としては?」
「その形成時に魔力の大部分を使ってしまっているので、体の半分も破壊してしまえば魔力切れで倒れます。しかしここまでの大きさとなると・・・・・・」
弱音を吐きたくないのだろう。スクルドが言いよどむ。
しかし俺が魔力ダメージを与えられない以上、物理的ダメージで決着をつけられる方法を選ぶしかない。
「く、わたしに魔力が残っていれば・・・・・・。一応軍には知らせましたが」
この場所自体はアンザスのルーンとやらでスクルドが知らせた──赤色の信号弾のようなものを撃ち上げていた──が、味方の増援はまだ来ないようだ。
歯噛みしている間に、ストゥルルソンの形成が終わる。
百人を越える人間の骨が集まってできたそれは──────やはり骨だった。
歌川国芳の寄せ絵『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』のようになった、全長九メートル二十三センチの骨の化物。
発声器官など無いはずなのに、口を開けて咆えるように威嚇してくる。
その腕は太く、足は自重を支えるためにさらに太い。
その腕を振るうだけで、足を振り下ろすだけで、甚大な被害が出るだろう。
骨の硬度は体の部分で異なるし、ましてこのストゥルルソンを構成する骨は幾分か風化しているようだが、これほどの密度となると並みの衝撃では破壊できないだろう。
ましてやまた例の魔力とかいう粒子が全体を絡まるように覆っている。
なにかまたぞろ変な作用を及ぼしていると考えていいだろう。
なので俺はストゥルルソンが攻撃動作に入る前に肩部のハッチを開けて、ペンシルミサイルを発射することにした。
レーザーで照準をつけ、シーカーで探知する必要はない。
この目で見た情報がそのままリアルタイムでミサイルに転送され、誘導性を発揮する。
(遮蔽物なし。射線クリア。後方確認。発射用意・・・・・・発射!)
「え?」
ドシュ! ドシュ! ドシュ! ドシュ! ドシュ! ドシュ!
ハッチが開く音に反応してスクルドが呆気に取られた声を出すのと、ミサイルが発射されるのはほぼ同時だった。
片肩から三発ずつ。
計六発放たれたペンシルミサイルは安定翼を開き、子供の頭の上に載ったリンゴのみを狙えるという誘導性を発揮して設定したターゲットに着弾し、ユゴニオ弾性限界なぞあっさりと超過し、骨を粉砕しながら内部に潜り込み、起爆する。
ちなみに、言うまでもないがそれを実行すると、リンゴだけでなく頭部も爆発に巻き込まれる。
ドオオン!!
ミサイルの白い尾と爆炎が結ばれる。
貫通力を優先し、また質量的な限界があるため爆薬の力はそこまで強くはないはずだが、それでもストゥルルソンの上半身を丸ごと消し飛ばすことに成功した。
しかし────
「む!」
腰の部分に覗く例の頭蓋骨はまだ健在だった。
化学エネルギー弾だったのだが、全壊させるには火力が足りなかったようだ。
「大丈夫です。あそこまで露出すれば、後はわたしが・・・・・・!」
スクルドが杖を構えながら前に出てくる。
しかしスクルドが杖を振るうよりも早くに、
ヒュゴオォ────!!
いや、速くに俺たちの後方、つまりは街の方から一本の槍が飛んできた。
(なぜ俺のミサイルと同じ速度が出ているんだ・・・・・・?)
スクルドではそれを槍と認識することは出来なかっただろう。
大気どころか空間さえも切り裂きそうな勢いで、ビームのように飛んできた長大な槍は一直線に核へと突き刺さり、
ボオンッッ!!
小規模な爆発を起こした。
なぜ爆発するのか。
万有引力とかはどうしたのか。
あれか。
またあのぞろ魔力か。
バラバラと崩れて落ちていくストゥルルソンの骨の中で一際存在感を放っている槍にも、拡大して見るとスクルドが描くのと同じルーン文字が刻まれている。
ストゥルルソンにまとわりついていた魔力が霧散していくのを確認していると、武装した二十人の部隊が馬に乗って駆けてきた。
「勇者殿! お怪我はございませんか!?」
「勇者殿!!」
「勇者殿! ご無事ですか!?」
街に常駐している軍人だろう。
そしてもはやここまでくれば予想通りだが、前時代的どころか前世紀的過ぎる武装であった。
鉄の製錬技術こそ確立されているようだが鎧や武具くらいにしか使われておらず、まだ不純物も多いため褐色や黒ずみを呈している。
鎧も金属ではなくほとんど革で出来ている。
武器は槍と弓が主流で、五人は両刃剣と斧、そしてスクルドのものと同じような杖を挿しているのが四人いる。
先ほど飛んできた槍の持ち主であろう、弓しか持っていない隊長格の男が馬から降りて改めて言う。
「勇者殿、お怪我はございませんか? 私は王宮直属部隊隊長のロットーです。苦戦されていたようですので、無礼を承知で手を出させて頂きました」
「欧州群機甲軍所属QWERTY部隊第二分隊隊長のニードだ。損傷はない。そして助かった。俺の武装では魔力にダメージを与えられないようだったからな」
「でしたらよかったです。いや、それにしてもさすが勇者殿です。〝罪深き者ども〟を一撃で追い込むとは」
「火力の勝利だ」
〝罪深き者ども〟とはストゥルルソンのことか。
「あと、お疲れのところご無理をお願いするのですが、王都に戻られましたらそのまま王宮のほうにまで御出で頂きませんか? 王よりお話があられますので」
あの町が王都ということは、あの情景がこの国の最先端の技術の結晶ということか。
とんでもない田舎なのではという藁のような展望は消え去ったようだ。
ともあれそれも含めて色々と詳しい事情を聞かなければならない。
「わかった。向かうとしよう」
「ありがとうございます。では、私を含めた部隊の半数を護衛につけさせて頂きます。他の者どもはまだ周辺に敵が残っていないか確かめますので。馬はその者たちのものをお使いください」
言って、隊長が指示を出すと素早く八人がチームを組みながら索敵に走り、二人は馬を下りて連れてきた。
「・・・・・・・・・・・・」
連れてこられた、栗毛の毛並みとしなやかな筋肉を持つ馬を前に、俺は沈黙する。
馬に乗れないからではない。
たしかに馬に乗ったことはないが、プログラム自体はなぜか存在している。
馬型の補助ロボット開発の話があったからだろうか。
ともかく俺は馬に乗らないほうがいいと思うのだ。
俺の総重量は軽く百キログラムを越えて二百近く、百八十七キロある。
そんな重荷を馬が背負えばどうなるか。
潰れはしないだろう。
中世の重騎士の装備もそれくらい──程はなかったとしてもかなりの重量があったのだから。
だが走れはしないだろう。
ノロノロと歩くことになる。
だから歩兵が騎馬隊に合わせて行軍できたのだ。
俺の脚力ならば自力で走った方が速いだろう。
さすがに馬と同じ速度は出せないだろうが。
「どうしましたか?」
時間にして四秒も悩んでいると、馬の鞍に手をかけたロットーが声をかけてきた。
その後ろで、副隊長と思しき男にスクルドが「来るのが遅い」と文句をつけていた。
「・・・・・・・・・・・・いや、向かうとしようか」
俺は馬に胸中で詫びながら、その背にできるだけゆっくりと跨った。
さきほどからの歓迎振りを思うと、俺だけが走って向かうと言うと、また厄介なことになりそうだと考えたからだ。
ブルル・・・・・・と馬が驚いたように唸り、数歩よろめく。
それをなんとか手綱を取って落ちつかし、王都へと頭を向ける。
「では、私どもが先導します」
護衛の分隊が周りを固め、隊長が先頭を行く。
少し高いところから周囲を見渡して、その展望の不明さにフリーズしそうになる。
カメラに映るのは手を加えられた形跡のすくない緑と、泥混じりの茶色。
これほどに自然が残った場所など、俺が知る限り僅かも無い。
そして俺の持っているデータにおいては、この座標はその僅かに含まれてはいなかったはずだ。
考えうる可能性はいくつかあるが、どれも厄介事に直結していそうだ。
人間で言うと気分が落ち込みそうな状況のまま、俺は索敵も兼ねて魔力とやらの粒子の解析に取り掛かることにした。
戦闘が連続してしまいました・・・・・・。
そしてサブタイトルの王がまったく影も形もないという。
次回でてきます。
次回更新は明日の朝9時過ぎとなります。
ではでは。
本作に出てくる科学的、物理的用語や説明は大半が間違っていると思いますが、そのことに気付いてしまった方がおられましても科学の力ってすげーと流していただくか、こっそりと教えてくださると助かります。
ではでは。
追記
各話サブタイトルを変更しました。