7#異世界生活
句読点が少ないって指摘もらいました 元気無くなりましたが
これを糧に頑張る
実際は肉を食べましたが なにか?
【異世界生活 1日目】
ここは何処だ? 現状を全く理解出来ていない。
何処か『ド』の付く、田舎にでも来てしまったのだろうか。
辺りには、電柱・電線・街灯・コンクリートの類いが全くない。
僕は完全に混乱していた。
そうだ、みんなは? ……辺りを見回す。
……すぐに皆を見つけた……良かった、すぐ近くに居た。
本当に良かった、みんな居る……いや、良くないよな……一体ここは?
まず皆に声を掛けよう。
「みんな、落ち着いて」
完全にパニック状態の僕が言うのもなんですが。
マーニャが僕の話を聞いて、
「落ち着いてるよ、ビックリはしたけど……そう、ここは 『異世界』よ!『異世界』なんだわ! 」
マーニャは、喜び混じりの興奮状態だ。
シャルは、
「まさか、そんな……」
と驚きっぱなしで
ユリウスは、辺りをずっと観察している。
そのうちユリウスが
「ちょっと ちょっと、あんまり騒がないで 遠くから注目されてるみたいだよ」
じっくり ユリウスの見てる方角を見ると、通行人らしき人達が 此方を見ている……何か話している様だ。
ブライは、
「着てる服装が違うから、静かにしても、もう無理なんじゃないか?」
と言い出す。
マーニャにいたっては、ユリウスの話は、頭に入っていないらしく、
「ねぇ なんか身体軽くない? なんだか力が、溢れてくるような……それに、なんだか手が凄く暖かいよ?」
シャルも、
「それ、私も同じかな」
二人はそう言っているが、僕には何も感じない。
ユリウスが、
「皆、今度こそ 落ち着いて、まず……ここが 何処か近くにいる人に聞いて見ようよ。現状を把握する。いいね、みんな?」
ブライはうんうん頷きながら、
「賛成だ、早速 聞きやすそうな人を探そう」
と言っている側から、此方を見ていた集団の中から、三人ほど僕達の方に 歩いてきた。
三人の構成は中年の男性が二人、70歳前後と思われる。
初老の人が一人 の組み合わせで、立ち位置から初老の男性が地位が高いのではと推測がつく。
その老人が、他の二人より 一歩踏み込んできて、話しかけてきた。
「これ? そこの若いお方がた、そなた達は 先程、金色の光の中から、出て来てはいなかったかの?」
その質問にはブライが答えた。
「はい、多分そうだと思います。で ここは何処なんでしょうか?」
ブライの問には答えず 後ろにいた 男2人が
「おおっ! それでは 『おばば』の言っていた事は本当だったんだ」
驚き半分、喜び半分な表情を浮かべ、男2人で興奮気味に話し出した。
そこで老人が「こほん、失礼したの。あまりにも 嬉しい話じゃったからな 興奮してしまった様だの。 ここは 『シラネの町』から4日ほど 川の支流を下だって行くとある『セリアの村』じゃよ ご存知ないかな?」
『セリア』も『シラネ』聞いたことが無い、みんなとアイコンタクトを取る……どうやら、みんな知らないらしい。
いつのまにか、僕達5人の窓口役に成ったブライが答える。
「残念ですが、その名前は知りません」
「やはり そなたらは どこか 遠くの世界から
来なすった 救世主達ではないかの?」
『救世主』との呼び名に みんな 戸惑う。
いや、マーニャだけは、ニタリとほくそ笑んでいた。
ブライは
「俺達は日本って国から来ました。知ってますか? 救世主かどうか わかりませんが、色々助けになれるなら やりますよ」
しかし 老人達は 僕達を勝手に救世主と 決め付け、
喜んでいる様子だ。
「さて……救世主殿、セリアの村へようこそ。まずは、 ワシの家に来て 事情を聞いてくれんかの? 遠い 『ニホン』とかいう所から 光で出ておいでなのじゃから ここいらは何も知らないじゃろ。付いて来てくれんか? これ、『バジル』おばばを呼んできてくれ。『ラパス』は食事の用意を頼む。ささっ救世主殿、 一緒に来て下され」
と、話は勝手に進んでいった。
ブライは
「俺はあの人に付いて行こうと思う。みんなは どう思う?」
マーニャはブライの話を聞いて、
「付いて行くしか 選択肢無いわよ。行きましょ」
と 歩き出す。
シャルは、
「うん、そうだね」
とマーニャと歩く。
ユリウスも、
「じゃ 行きますか」
と答え 歩き出す。
なんだか、みんな 異世界に順応してきてないか?
順応性 高いなぁ。
僕も後を追いかける。
暫く歩いていると 2階建てのひときわ 大きな家があり、屋敷と言って良いくらいの大きさで、その屋敷まで 来ると、
「救世主殿、ここですじゃ」
と言って 家に招き入れた。
「まあ、集まるだけの家だから 何もないが、くつろいで 下され」
僕達はここで 一休みした 。
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食事は 僕が想像していたより早く準備が出来た様だ。
ピラフのような食べ物と、芋と何か緑っぽいのを混ぜた料理が出できた。
飲み物は、この世界の飲み物だろうか……緑茶っぽいのが出てきました。
「さて、食事の用意も済んだし、食べながら 話を聞いて下さるか?」
ブライ達は頷く。
村人達はいつのまにか 沢山集まってきて 20人を超える人数になった。
「申し遅れましたが、わしは このセリア村の村長 『モツイ』と申しますじゃ。わしを呼ぶときは、村長で構わんがの」
ブライは早速話しかけた。
ブライが居てよかったなぁ……ものすごく頼りになる。
きっとアクシデントなんかに、柔軟に対応出来そうだ。
まるでチームリーダーだね。
「では 村長さん おれ達の事を何故 救世主と呼ぶのでしょう?」
村長は
「軽く順を追って 話そう。この村の付近にはかなり弱いが、獣が出る森と 弱い魔物が出るダンジョンがある。2つとも 何故か外には出なくての……おかげで 村は平和な訳だが、そのせいで油断していたために、昨日、ブラックオークらに外で遊んでた 子供達を、拐われてしまったのじゃ」
ここで一息ついて、緑茶モドキを飲む。
うげぇぇ不味すぎる。
皆は 平気なのか?
……マーニャも渋い顔をしていた。
「では 続きを……不幸が重なってしまったのは、村で戦える人材が、大事な用事で街に行ってしまっての 戻るのに早くても7日はかかってしまいそうなのじゃ」
村長が緑茶モドキを口にする……
あっ 顔に変化が……やっぱ 村長でも不味いんだ。
「ブラックオーク とは オークより一回り大きな亜種での、戦える人材が居ない今では 多分 勝てないじゃろう。困り果てたので、この村の腕利き占い師、おばば に相談を持ちかけたのじゃ」
村長の話長いね……
「おばば は、ブラックオークが子供を拐った目的は、今日から数えて4日後の 朱の月が満ちる日に、生け贄を捧げて『オークマジシャン』なるつもりだと言う。子供達が現在生きてるかもと、希望は湧いたところで、おばば はこうも言った 」
『金色の光を纏いて、救世主降り立つ。その者、村を救うであろう』
「と言っておった所、半日もせずに、あなた方救世主殿がやって来たではないか」
ブライが答える。
「話は判りました。その子供達を助けたいのは解りますが、果たしてオレ達に、その『ブラックオーク』を倒せる力が有るのでしょうか?」
村長はきょとんとして、意味が和佳っていない様子だ。
そこにちょうど『おばば』着いたらしい。
あれ?! 『おばば』って言うのに、思ったより若いな 40歳前後だろうか
「待たせたな、途中から話は聞いたよ」
大きな声だな……
「そう、おぬし達には力が有る!! まずは、適性を占う! 一人づつ わしの前に来い! 」
おばば話を聞いて ブライが立ち上がり おばばの前に座った。
おばばは一枚の紙を取りだし 何か書き込んで 読み上げた。
「おぬしは ブライアンじゃな、適性は剣士!
剣と盾を持つが良い!」
これにはこの場にいる 全員が驚きの声をあげた。
しかし、僕達の驚きは 村人達の比ではない。
それは、僕達が作ったはずの前世を言い当てたのだから……
ブライは
「そ、そんな、まさか……」
こちらを振り返る、
「夢が現実になったのか……」
ブライは ユリウスに向かって、
「おい、ユリ…… いや、おまえも占ってみろよ」
ブライはわざと名前を伏せたみたいたな。
おばばを試すんだね……
次は、ユリウスが前にでた。
おばば は、
「次はおぬしだな、よし視るぞ。うぬぬ~……おぬしはユリウス、弓術師じゃ 当然弓を持つとよい」
「おお!」
僕達は、力強く歓声をあげた。
すると マーニャが
「次私、次私」
と興奮しておばばの前に出た。
おばばは、
「うぬぬ~」
と唸り紙に書き出している。
「お主は マーニャ 火炎術師じゃ ダガーを2本持て あまり 使わないがの 」
マーニャは歓声を上げた。
「キャー! やっぱり魔法使いだったんだわっ! やったー!!」
マーニャが喜びの余り振り上げた拳に、突然炎が灯った。
これには一堂ビックリ
これを見て村長が慌てて、
「マーニャ殿 落ち着いて下され 落ち着いて」
必至にマーニャを止めにかかる。
少し落ち着いたマーニャは、
「お姉ちゃん、やってみな やってみな」
グイグイ シャルを おばばの所まで押し出す。
おばばは いつも通り、
「うぬぬ~」
と唸り 占い出した。
「お主はシャルロット、治癒師だの……棍棒を持て」
シャル
「私、私、……」
超感動してる……わかる気がする。
そこで ブライ達4人が 僕を見た。
そう、僕の番だ。
この流れでいくと、僕は『アーデル』勇者だ。
とうとう僕が勇者になって活躍する時が来たんだ。
僕は、ゆっくりと足を進め、おばば の所に向かって歩いた。
私の作品 一話一話が 長いのでしょうか?
そんな指摘を貰いました
3話目 頑張る