4話 弾幕?ごっこ
なんだろう。進展がない
♪~♪~♪
「うぅん……朝?…」
俺は自分の携帯電話の聞き慣れたアラーム音で目が覚めた
起きた時は夢じゃ無かった…とかこれからどうしよう…とか色々思った
「…兎に角、霊夢に会ってどうするか聞いておくか…」
俺は布団を片付け、部屋を後にした
__居間__
「氷矢?起きたの?」
「おっ!氷矢おはようだぜ!」
「おはよう霊夢、魔理沙」
霊夢と魔理沙が俺に気がつき挨拶をする
それよりも……
「……霊夢?なんで魔理沙がこんな朝早くに居るんだ?
もしかして魔理沙…家無いのか?」
「なにいっているんだぜ!私でも家ぐらいあるんだぜ~?」
「じゃあ…何故ここに?」
「飯を食べる為だぜ!」
あんたはご飯作れないのか!…と言いたかったが、霊夢が飯を持って台所から出て来たので話を止めた。
「はい出来たわよ。」
「霊夢?なんで私だけおかずが少ないんだ?氷矢はあるのに…」
「氷矢はいいの。魔理沙はいつも来てるでしょ…はぁ、いただきます。」
なんだ…魔理沙は常習犯か。心配して損した。いや?損してないか。
「いただくぜ!」
「いただきます。」
__朝ご飯後__
「霊夢。弾幕を教えてくれ。」
「別にいいわよ。魔理沙にも協力してもらわないとね、今日の朝ご飯料として。」
魔理沙は箒に乗って早急に逃げようとしていたが霊夢に止められた。
「……まぁ、いいんだぜ!」
魔理沙、ドンマイ。
「まず弾幕ごっこのルールは___________________
_____というわけよ。わかった?」
「はい。全然わかりません。」
「はぁ、もう一度簡単に説明するわね?
弾幕ごっこは弾を相手に飛ばす。必殺技などを使い当てる。任意の数を先に当てるか相手の必殺技を耐えきったら勝ち。
弾幕は美しさも競われる。
いかに美しく、強く、相手に当てれるか…というのが醍醐味の遊びよ。
精神、肉体共に使うから意外と難しいのよ?」
「わかったけど…どうやって弾を出したりその必殺技とかを作れるんだ?」
「…魔理沙、説明よろしく」
「わかったぜ!
氷矢、弾の種類は色々あるが大雑把に分けると三種類だ。
一つ目は霊力弾。普通の人間がもってる霊力を利用した弾だ。霊夢はこの弾だぜ!
二つ目は妖力弾。妖怪が持っている妖怪を利用した弾だ。この前来た紫って奴とかが使うと思うぜ。
三つ目は魔力弾。魔法使いが使ったりする弾だな。私が使ったりするぜ!
他には神が使う弾もあるらしいが私は見たことないぜ。」
分かりやすいな…簡易的にいえば、人間=霊力、妖怪=妖力、魔法使い=魔力それぞれの力を使い弾幕を張る…と
「なら俺は霊力弾かな?」
「たぶん能力が使えるのなら全部使えると思うぜ!」
おお、すげぇ!…でも劣化するんだった……泣けるぜ
「さぁ、さっさとやりましょう。私は早く終わらせてお茶が飲みたいのよ…」
霊夢が、札を持って俺にいつでも弾幕を張れるような体制になった。
俺も吹き飛ばされないように身構えた
ピュン
霊夢が掛け声も無しに札を放ってきたのでクリティカルヒットして盛大に倒れた
服が汚れちゃうだろ…まったく
でも
「…覚えられた!霊夢!覚えたぜ!」
「はいはい良かったわね。私は家でお茶を飲んでるからスペルカードは魔理沙に教えてもらいなさい。」
そう言って、霊夢が神社の方に歩いていった
俺は、あれでも巫女なのか…と思っていたが気持ちを切り替えま魔理沙のところに行くことにした。
「魔理沙~!スペルカードの基本とか作り方とか教えて~!」
「了解だぜ!スペルカードってのは弾幕のパターンだから案外簡単に作れる物なんだ。例えば不規則的なスペルもあれば規則的なスペルある
作り方は簡単、この紙を持って自分の考え等を念じるだけだぜ!」
そう言って俺に白い紙を五枚渡してくれた
「よし!じゃあ作ってみるんだぜ!」
「おう!」
俺は様々なことを考えた。
ゲームの事、部活の事、好きな銃の事、本の殺人シーンの事……………
「……出来た、かな?」
札には模様と文字が書かれていた。
「おっ!完成したんだな!ちなみにスペルカードを使うときは宣言しないとダメだぜ?」
うわっ、中二病や…と思ったのは俺だけかも知れない
「おう!わかった!」
「…なら氷矢!私と『弾幕ごっこ』しようぜ!」
「え?でも俺一枚しか無いし…」
「大丈夫だぜ!ちゃんとルールは公平になるように決めるんだぜ!
私はスペカ2枚、残機1体
氷矢はスペカ1枚、残機2体だぜ!
これならいいだろ?」
う~ん…まぁ、いいか!
「よし!その話、乗った!」
「じゃあ、勝負だぜ!」
魔理沙は箒に乗って飛び空中でスタンバイしてた。
俺も同じく霊夢に覚えさせてもらった空を飛ぶ能力(劣化バージョン)を使い空を飛ぶ。
「じゃあ!試合開始だぜ!」
魔理沙の掛け声で勝負が始まった。
どうもありがとうございました。
次回は、かける自信がないですが戦闘描写です!