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2話 見知らぬ場所


ちなみにこの時、まだ紅魔郷の1ヵ月前くらいです。


なので魔理沙も紫の存在を知りません。


ては、どうぞ!


…ドォン!


「…うぇ!…ここは?」


俺は目を覚ました。

と言うよりかは訳のわからない大きな揺れにより強制的に目が覚まさせられた。と言うのが正しいと思う。



まず最初に俺が見たのは知らない天井でその次に自分のいる布団(らしき物)を確認した。



この時俺はとりあえずここが自分が知っている所では無いと確信できた。




「………ま…さ……あ…たね…!…」


?たぶん女の人の話し声が聞こえてきたので耳を澄まして聞いてみた。


「遊びに来たぜ!」


「それで?私が頑張って集めて落ち葉を散らしておいてよく言うわね。」


「ごめんだぜ!」


「謝る気ないでしょ?」


「もちろん!」



……一方は嫌々付き合ってるように聞こえるけど二人とも楽しそうに話してるな!いいな~俺もそういう会話してみたいな~!




…この時の俺は少女達の会話を聞きながら考え事をしていたので俺のいる部屋に近付いてるのに気が付けなかった。



ガララ……


「うぉっ!?」


「あ、起きたの?」


超ビックリした…目の前に赤と白を中心としたたぶん巫女であろう人がいた。



「一様、自己紹介をしとくわね。

私は[博麗霊夢]って言うわ。霊夢で良いわ。」


赤と白の服を着た巫女(以下¦紅白巫女)が紹介してくれた。


「お?誰かいるのか?霊夢?」


霊夢の後ろから黒色のメイド服とか黒魔道師が着てるような服を着た女の子が来た。


「はぁ…この子は[霧雨魔理沙]よ。」


「そうだぜ!私は普通の魔法使い。霧雨魔理沙だぜ!魔理沙で良いぜ」


魔法使いに普通もあるのか?

まったく理解出来ないぜ…


取り合えず敬語で挨拶。←これ、結構大切!


「俺は[灯月氷矢]っていいます。氷矢って呼んでください。」


「敬語じゃなくて良いわよ?」「そうだぜ!」


「ああ、わかった。それより霊夢、ここは何処だ?」


「ここは【幻想郷】って言う所よ。…あなたはたぶん胡散臭いどこぞの隙間妖怪に連れて来られたのだと思うわ。」


胡散臭い妖怪?妖怪自体胡散臭いと思うんだけど…それ以前に居るわけ無いじゃん。妖怪なんて。

取り合えずその胡散臭い人の事を聞いてみよう。


「?誰だ?その胡散臭い妖怪って?」

「そうだぜ?私も知らないんだぜ。」


あれ?魔理沙も始めて知ったのか?

と言うことは霊夢だけ知ってるのか。


「魔理沙。あなたには前に言ったでしょ…[八雲紫]よ。」


「ああ!言ってたぜ!そんなこと!…確か…『妖怪なのに人間が好きで胡散臭いくて覗き魔でどこからともなく現れては私にちょっかいを出してくるウザくて存在自体も胡散臭い、ある意味幻想郷で一番関わっちゃ行けない妖怪』だったよな!」


酷い言われようだな!?おい!?

その妖怪もかわいそうだな、こんなにダメだしされて…


「霊夢!!!!何吹き込んでるのよ!!!」


「「うわっ!!!」」


急に地面に穴が空いて人(20代くらい)が出てきたので俺と魔理沙が驚いた。


だって考えてみ?ナイスバディでお姉様系の女の人がいきなり地面から出てくるんだよ?そりゃ~びっくりするよ


「だってそうでしょ紫?全部真実じゃないの。」


「そうだけど~…もっとこう…優しく言えない?」


「そんな事は置いといて紫、あんたがこの子をつれてきたんでしょ?」


この人が犯人なのか!?

…ああ、さっきの穴で連れていかれたのか…なるほど。でもどうして?俺は反射神経だけはずば抜け凄いだけの少年なのに。


「…その子は能力持ちなのよ。あのままにしていたらいつの日か命を狙われる危険がある…そう思って『こっち』に来させたわ。」


え?マジで?

「そうなんですか?」


「………紫………本音は?」

霊夢が紫を見つめて問いただした。


「…確かに能力はあるけど80%が遊びと興味本意です☆」


あ、霊夢が何かの札を出した。

その札は一般人の俺が見てもわかるくらいオーラ?と言うか殺意が籠っていた。


「…………「すいませんでした!もうしません!だから無言で札を構えながら物凄い形相で睨むのを止めてください」よろしい。」


「霊夢、怖いだろ?あれでも立派な巫女なんだぜ?ある意味尊敬出来るぜ…」


「ああ……同感だ…相手にしたら速攻で逝ける。」


俺達が霊夢の事で意気投合していたら霊夢が話し掛けてきた。


「はぁ…氷矢とかもお互いまず自己紹介をしたら?魔理沙も初めて会ったんだし。」


確かに言われてみればそうだな。

「俺の名前は[灯月氷矢]です。」


「私は[八雲紫]よ。あなたをここに連れてきた張本人よ。」


「私は霧雨魔r「よろしくね、魔理沙さん。」言わさせろよ!!」


「兎に角よろしくお願いします。それと紫さん。ひとつ質問をいいですか?…その俺の能力ってなんですか?」


そう聞いて見たかったんだよね!!


「あなたの能力は[会得する程度の能力]よ。」


「会得?具体的にどんな感じなの?紫?」


「簡単に説明すると…

一、技を会得できる。

二、身体能力を会得できる。

三、能力を会得できる。

という感じで何でも会得できるわ。

それと弱点も多いわ。

まず、会得した技を教えてくれた張本人を越えることは出来ない。

それに少し会得した技は劣化する。

最も大切なのは会得するにはその会得する者を見たり、どういう原理か考えたり、最も速いのは会得したい事を自分の身に刻む(物理)ことね。」


う~んいまいちわからないが、簡易的に考えるのならばFFの青魔道師の何でもラーニングできるバージョンみたいな感じで俺は凄い、これでいいのかな?


とりあえず期間を聞こう。何事も情報は必要だ。


「紫さん。いつ家に帰してくれるんですか?」


「……氷矢…残念だけどあなたはずっと死ぬまでここに居ないといけないの」


え?死ぬまで?笑えないジョークだぜ


「…『俺』がいた世界はどうなるのですか?行方不明扱いとかされているんですか?」


「いいえ、あなたが居た世界ではあなたは『いない』事になってるわ。」


「それならいいです。受け入れましょう。」


「え?いいの?普通はすぐに帰してくれ!と騒ぐのが普通なのに…」


そりゃ、嫌だけど……

「能力を持ったのは仕方が無いが、これもまた運命と思っていきます。

それにこの世界のほうが楽しそうではないですか!」


俺の本心はやはり悲しい、と言う気持ちがあったがそれと裏腹に楽しみであったから耐えられた。

と言うよりか、これは偶然ではなく必然だったと思い、受け入れる事にした。


「そう…それなら氷矢、幻想郷へようこそ!」


「私も歓迎するぜ!氷矢!!これからよろしくな!」


魔理沙は帽子を外し、満面の笑みで俺を歓迎してくれた。こんな事、いつ以来だろう…


「私も歓迎するわ。それとお賽銭くれないかしら?」


霊夢は金を要求してきた。それより普通…巫女が金を要求するか?



まぁ、俺がもと居た世界も良かったがこの新しい世界も新しい事だらけでとてもいいな…そう思った。


「よろしく。霊夢、魔理沙、紫さん。」



こうして、俺は幻想入りした。

それと同時に俺の波乱万障な毎日の始まりの日であった。



次は宿を手に入れる!


次回もよろしくお願いします!

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