第四十九回『執筆環境を整えよう』
さん
にぃ
いち
「オッスオッスお前ら、待たせたなアッシュだ。
ん、私はストーリーが進むまで出てこないんじゃないのかって? お前らみたいな、貧乳だの駄肉だの内容はそっちのけでビジュアルばかり気にするような奴らのために、面沢作品の中で最萌の私がわざわざ出てきててやってるんだ。
私に会いたかったのだろう? そうだろう? 隠さなくてもいいのよ?
萌え~とか叫びのたまいながら、無様に床を転がってくれてももいいのよ?
本編では類語辞書みたいな話が出てきたみたいだけど、ところでお前らは部屋は綺麗に整理されているよな?
大丈夫だとか思うが、机の上に飲み物の空き容器とか置きっぱなしになってないよな、本棚は整理整頓されてるよな。
単純な確認だ、お前らを信頼してないわけじゃない。むしろ信頼してるからこそ聞くんだぜ。
だってそうだろう、身の回り一つ整理できない奴が物語や設定を整理把握できるはずがないものな。
おっと、自分の言葉を振り返ってみると、いくら信頼してるからといって、むしろ信頼してるからこそ失礼な質問だったな。悪ぃ悪ぃ。
必要な物をすぐ用意できるってのもそうだけど、雑多に物が置いてあるとつい目に入っちゃうからな。目の前にゲームや漫画があったらついやりたくなったり読みたくなったりして、手が進まないもんな。
別に悪い事じゃないぜ、メリハリって奴だよ。
遊ぶ時は遊ぶ書く時は書く、仕事と一緒だよ。仕事だったら遊んでて時間が作れなかったとか言い訳するわけにはいかないもんな。
むしろ好きでやってる事だから、そんな言い訳してる間に少しでも書けばいいだろって話だしな。
執筆も整頓も、日頃から習慣化すればサボると逆に落ち着かなくなる。几帳面すぎるのもアレだが、できないのとできるだったら、できる方が人間レベルが高いからな。
とはいえ全員が常に集中してできる環境ってわけじゃないからな。
博識なお前らなら勿論利用してるだろうけど、図書館は静かで集中できていいよな。類語辞書をはじめ、感情表現辞書とか自分で買うのはちょっとアレかなって辞書も揃ってるからな。ちなみに知っているとは思うが、だいたいどの図書館も辞書の貸出はしてないぞ。
そういえば集中するには音楽もいいよな。
音楽の好みは人によるから何とも言えないが、私や面沢はアップテンポの曲や観ていたドラマやアニメの主題歌を聞くと、考えが焦らされたり、曲が使われた作品の事がよぎったりして集中が途切れちまうんだ。そういうのあるか? あったら影響ないか? それ、集中って言えるか?
お前らは大丈夫だと思うけどな!
ちなみに私や面沢はJAZZやラテン音楽、ケルト音楽とかそういうのを聞きながらやってるぞ。面沢はラテンにハマってボンゴを叩いたりしてるな。
おっと、話が逸れたな。
要するに何が言いたいかっていうと環境っていうのは自分で整えられるし、整った環境は自分を変えてくれる。って事だ。
自分が変われば意識が変わり、意識が変われば目標が変わり。目標が変われば夢が変わり、夢が変われば未来が変わる。
お前らが創作活動を通して、人間的に得る物や成長する部分があれば良いと、私は心から願ってるぜ。
それじゃ、またな」




