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ゆっくり達の基礎から始める小説講座!  作者: 面沢銀
第四章 初心者脱却に向けて
47/63

第四十七回『類語辞書を活用しよう』

 さん



 にぃ



 いち







挿絵(By みてみん)





面「こんにちは、講師の面沢銀です。今回オススメする商品はこちら! 類語辞書! 見てください、この収録単語数にカッコいいボデェー!」


サ「こんにちは、助手というか生徒のサヴァ子です。いや、通販番組みたいになってますよ。(※1)それに紹介する内容を言ってしまってはサヴァ子がこのやりとりで話す事がなくなってしまいます」


面「そんなわけで、今回は類語辞書の話なんだけどね」


サ「なんだか聞きなれない辞書ですね?」


面「普通に生活しているだけなら、まず手にする事の無い辞書だからね。どういう辞書かというと、一つの言葉や単語に対してのバリエーションや正しく使うべき使用状況が書いてあるんだ」


サ「まだちょっと類語辞書がどういう物なのかわかりません」


面「たとえば前回の言うだけでもこれくらいバリエーションがある」(weblio類語辞典から引用)




意見・考えなどを言う


述べる ・ 発言する ・ 発表する ・ 陳述する ・ 開陳する ・ 表明する ・ 供述する ・ 公言する ・ 切言する ・ (一席)ぶつ ・ 弁じる ・ こと挙げする ・ 意を伝える ・ 熱弁をふるう ・ 長広舌をふるう ・ とうとうと並べたてる ・ 力を込めて ・ (~と)言い返す ・ (~に)言及する

怒り・興奮して言う 批判する ・ ほざく ・ 吠える ・ まくしたてる ・ (不満を)ならす ・ 斬りつける ・ 啖呵たんかを切る ・ (暴言を)吐く ・ (罵声を)浴びせる ・ 吐き捨てるように ・ 切り口上で ・ 声を荒げる ・ (~と)決めつける ・ 言いのける ・ 言い放つ ・ 言い切る ・ 言い捨てる ・ 口走る ・ 放言する ・ (平然と)言ってのける ・ (~が)口をつく ・ 口をついて出る ・ 「(~と)抜かしやがった」 ・ ののしる ・ (~に)食ってかかる

思い・感情などを込めて言う (内面を)表す ・ 言い表す ・ 述懐する ・ (言葉を)発する ・ ささやく ・ (思いを)告げる ・ 言い寄る ・ (はじめて)肉声を聞かせる ・ 声を落として ・ (何げなく)口に出す ・ (初めて)口にする ・ (~と)つぶやく ・ 吐露する ・ (~という声が)聞かれる ・ (~という不満が)漏れてくる ・ (~を)訴える ・ (理解を)求める ・ (~と)称する ・ (懸命に)食い下がる




面「まるコピ(※2)だから運営様に怒られないかちょっとドキドキ」


サ「怒られたら手打ちですね。それにしても『言う』という言葉や付属する表現ってこんなに多いんですね」


面「文章表現を拡げる時や語彙力をつけるのに重宝する、文章を書く人の必携の(・・・・・・・・・・)アイテム(・・・・)です。似ているけど少し違う表現を探して使う事によって文章がより洗練されたものになるでしょう。僕も文章を書く時は常に傍らに置いてるよ」


サ「でも、この例文もネットから引っ張ってきたんですよね。辞書じゃなきゃいかんのですか?」


面「見てわかるように単語としての紹介はあっても、大雑把に分別されていて、使い方の例文も無いからね。状況によっては便利なんだけど、手にして調べた方が頭に入るしお金に余裕があるなら買っておくべきアイテムだよ」


サ「なるほど。確かに自分で調べた方が頭に入りますからね。ご主人のお勧めの類語辞書ってあります?」


面「商品名まで言ってしまうと冒頭のやりとりじゃないけれど、宣伝になってしまうから言わないけれど。基準としてはソフトカバーの本を買った方が調べる時に開きやすくて重宝すると思うよ。辞書は見れば見るほどに使いやすさや、情報量がわかるようになってくるから面白い。書店でパラパラめくって辞書の善し悪しがわかるようになってやっと文字に関わる人間と自分で明言して恥ずかしくないレベルだと思う。文字を書く人、辞書を(・・・・・・・・・・)制して一人前(・・・・・・)って言うしね」


サ「おお、なんだかカッコいい格言ですね!」


面「だろ? 僕が今考えたんだ!」


サ「お前が今考えたのかよ!!」


面「文章を書く人が持っていた方が良いと呼ばれる辞書はもう一つあるんだけど、昨今は廃れてしまったね」


サ「おや、他にどんな辞書を持っていると良いのですか?」


面「赤ちゃんの名前の付け(・・・・・・・・・・)方辞典(・・・)


サ「エェェェェェ!? ナ、ナンデ!?」




面サ「「それでは次回までゆっくりしていってね!!」」





※1 日中の通販番組の家電で紹介などのテンション、勢いでお得感をアピールしている。たいてい何かしらが付属品がついてきて「それいらんからもっと安くしろ」と思うのは誰もが通る道。

逆に深夜の通販番組はしっとりとした物言いが多い、なぜかというと酔って帰ってきた人や眠くて判断力の鈍った人を諭すように訴えかけて、不思議な納得感を与えて買わせるためである。我々が思っているよりも通販番組は心理戦を訴えているのだ。

深夜番組に八十年代、九十年代あたりの、メーカーが適当に選んだヒット曲集の紹介が多いのはそういうしんみりした空気にのっかるためである。

余談だが、これから二十年、三十年と月日が流れた頃に同じ商品が出たとしたらAKBとジャニーズばかりになるのだろうか?


※2 まるまるコピー&ペーストの略。ようはそのまま文章を流用したという事なのだ。大丈夫かな? 怒られないかな?

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