第四十回「てにをはって何?」
さん
にぃ
いち
ア「こんにちは、講師のアッシュです。今回は『てにをは』の話だ」
サ「こんにちは、生徒のサヴァ子です。何です『てにをは!』って新しい萌え漫画(※1)ですか?」
ア「断じて違う! それっぽくなるから感嘆符をつけるんじゃない!」
サ「それで『てにをは』って何ですか?」
ア「これは助詞や接続助詞の『て』『に』『を』『は』『が』『も』の事を言うんだ」
サ「うーん……わからん……」
ア「どうした、難しいか? もっと噛み砕くか?」
サ「それなら『てにをはがも』であって『てにをは』ないのでは?」
ア「私に言われても知らないよ、昔の人はそれで納得してたんだ。料理の『さしすせそ』(※2)だって無理がああるだろ。私から言わせれば、そういう語呂合わせや、語呂がいいってのが好きなんだよ日本人って奴は。さもなきゃ萌え漫画でも意識して四文字にしたんだろ」
サ「ハーフであるアッシュさんが言うと説得力がありますね……で、これは何なんですか?」
ア「もう一度いうと助詞と接続助詞の事を言う。わかりやすく言うなら言葉のポリキャップ(※3)みたいなものだ?」
サ「何ですって?」
ア「わからんか、じゃあノリとか接着剤だ。言葉と言葉、単語と単語を繋げる」
例
サヴァ子『は』歩い『て』ポテチ『を』アッシュのぶん『も』買い『に』行った『が』売っていなかった。
サ「なるほど、何気なく使っていますね」
ア「これを正しく使えないと文がごちゃごちゃになる。世の中には悪い点の指摘に「てにをはが上手く使えていない」なんてドヤ顔で書いてきたりするけど。上手く使えないってことは、よくわかってない事なんだから、こうやてちゃんと例をあげて説明してやりゃいいのにな」
サ「具体的に間違った場所もあるでしょうしね、これらは間違ったら意味のニュアンスが変わってしまいますからね」
ア「普段、何気なく使っているからこそ。文として書き起すという時にケアレスミスしてしまう事もある。『てにをはに始まりてにをはに終わる』という格言もあるしな。それくらいの基本だから正しい使い方をできるようにしよう」
サ「世の中にはいろんな格言があるのですねー」
ア「良い言葉だろ、今私が思いついたんだ」
サ「お前が考えたのかよ! しかも今かよ! というか、そこまで言われて気がついたのですが、言葉と言葉をくっつける文字というか言葉ってもっと他にもありますよね?」
ア「それが次回に解説する接続詞!」
サ「うおー、だんだんと専門用語が多くなてきました! サヴァ子は耐えられるかな……」
ア「大丈夫、単語として覚えなくても、解説している事さえ覚えれば小説や文章は書ける」
サ「わかりました! 頑張ります!」
アサ「「それでは次回までゆっくりしていってね!」」
?「久ぶりだな面沢」
面「ああ、会いたいような。会いたくなかったような。やっぱり会いたかったかな?」
?「人の妹を使いに借りといて酷い言い草だな」
面「そうだね悪かったよ。それじゃ、話をしようか」
続く!!
※1 最近では少なくなってきましたが、一時期は平仮名四文字の四コマ漫画や萌え漫画、日常系ゆる漫画が増えていました。覚えやすいといえば覚えやすいのですが、同時に混乱もしていました。
※2 砂糖、塩、酢、醤油、味噌のことである。しょうゆを『せうゆ』としたり、みそは後ろの『そ』の字をとったりと覚えやすいのはいいが、やや強引である。
※3 プラモデルの部品と部品を繋ぐための塩ビ製のパーツ。プラスチック製でないため、このポリキャップを噛ませる事により無理のない可動、固定が可能になる。
パーツを動かす時は根元から、遊びすぎてゆるくなったらセロテープを巻こう!




