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ゆっくり達の基礎から始める小説講座!  作者: 面沢銀
第一章 基礎の基礎からとりあえず書いてみるまで
3/63

第三回『SFはどうして難しい?』

 さん



 にぃ



 いち







挿絵(By みてみん)





面「こんにちは、講師の面沢銀です」


サ「こんにちは、助手というか生徒のサヴァ子です。さぁさぁご主人! 迷える美少女子羊のサヴァ子にどうしてSFが初心者向けでは(・・・・・・・・・・)ない(・・)のか教えてくれてもいいのよ!」


面「さりげに美少女を挟むな。それと二十代も中頃のサヴァ子が少じょ……ふぐぅ!?」


サ「何か言ったか坊主?」


面「ゆゆゆ……」(スゥ……)


サ「ご、ご主人が消えた!?」


面「サヴァ子が今攻撃したのは質量を持った僕の残像だ」


サ「さすがご主人、なかなかのスキルをお持ちで!」


面「さて、SFが初心者にどうして優しくないかというと設定の幅の広がりと縛(・・・・・・・・・・)()があります」


サ「いまいちわからん、英語でOK」


面「日本語で理解できないのにか!?」


サ「サヴァ子は英検四級ですよ!」


面「中学生レベルでヒアリングも無いレベル!? そもそもSFがどういう意味かわっているか?」


サ「そんなもんお前、サドフロンティアに決まってるだろ。ちなみにロボットアニメにマゾフロンティアもありますね。前のシリーズにマゾ+や七人のマゾもありますよね」


面「せめてお約束のすこしふしぎくらいにしておけよ!それとプラスの方はどちらかというと国民的彼女だし、セブンに関しては黒澤映画のパチもんみたいになってるだろ!」


サ「でも、ヒロインの一人は女王様みたいでしたよ?」


面「もうやめて、収集がつかなくなる!」


サ「では茶番はそろそろ終わりましょう。SFはサイエンス・フィクションの略ですよね。それくらい知ってます、英検四級を舐めるなよ」


面「そうだね。サイエンス、つまり科学を扱っているから。そういった知識が必要になってくるんだ」


サ「はぁつ!? 何言ってんのお前! ワープとか科学で証明できないじゃん! レーザービームとかどうすんだよ!」


面「その通り、証明はできない。だけど科学である以上は、相応の説得力が必要になるんだ」


サ「説得力?」


面「説明とも言う、つまり読者が納得できる説明をまず最低限は掲示しないといけない。さっきの話のマクロスだって最初に世界感の説明が入るだろ。さらに現代の技術の応用でなければSFとは言えない」


サ「例えばどういう事ですか?」


面「これは難しい事じゃないよ。あくまでフィクションだから例えば宇宙船にしても『新たに発見した不思議エネルギー』の使用で飛べるとかでもいいしね。ワープの理屈だって同じように簡単な提示をしてあげればいいんだよ。ドラえもんだってそういう説明をちゃんと挟んでる」


サ「ドラえもんでは紙にAとBの地点を書いて、ドラえもんが『そこまでどう進むのが一番近い?』と、のびた君に質問して。のびた君はAとBを線で結ぶけど、ドラえもんはこっちの方が近いって言いながら紙を折り曲げてAとBをくっ付けるってアレですね。確かにさりげない説明が入ってますね」


面「SFはそういう配慮を考えないといけないから初心者には難しいんだよ、中にはそういうのを一切排除してヒットするのもあるけどね。でも、それはSF的な要素だから面白いというわけではない。作者が楽しんで書くのが一番、それは間違いないんだけど今回は講座だから初心者がハマり安い罠は言及していくつもり」


サ「でも、説得力がどうのって言ったらファンタジーだって不思議な事がいっぱいですよ? それはどう説明するんですか?」


面「だいたい魔法のせいだから」


サ「すごく納得した」


面「初心者が陥り安い失敗の一つがそこには潜んでいるんだよね、それはSFもファンタジーも一緒なんだけど」


サ「それは何ですか?」


面「それは次回!」





面サ「「次回までゆっくりしていってね!」」


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