第二十八回『起承転結の作り方(前編)』
さん
にぃ
いち
面「こんにちは、講師の面沢銀です」
サ「こんにちは、助手というか生徒のサヴァ子です。起承転結や序破急といった流れがあるのはわかったのですが。その流れがわかっても、お話の流れのプロットはどこから手をつけていいのかわかりません!」
面「この辺りになってくると人によって変わってしまうから何とも言えない部分なんだけど、僕の場合は二つのパターンがある」
サ「物語を作るうえでご主人は二つのパターンがあるんですね」
面「まずは書きたいシーンを考えて、そこにキャラクターを合わせていくタイプ。これは『星のアスクレピオス』のパターンになるんだけど」
サ「ええっ、小説家になろうにおいてのご主人の処女作で、全五十九話で完結する現代SFアクション活劇星のアスクレピオスはそのように産まれたのですか!」
面「露骨な宣伝ありがとう、皆も面白いから読んでね」
サ「自分でもいけしゃあしゃあと……」
面「で、星のアスクレピオスに関しては、頭の中にまずラストシーンがあったんだ。それで起承転結でいう結が決まったという事になる」
サ「あれ、起から決めていくわけじゃないんですね」
面「中にはそういう人もいるだろうけど、僕はそうじゃないかな。これにも理由があるけど僕自身の事なのでそのうちコラムで」
サ「ふむふむ」
面「結が決まった時点でとりあえず物語のプロットはおしまい。そこからその結末をよりよく見せるための設定を考える」
サ「物語ではなく世界観の方のプロットですね。ご主人も以前に世界観に合わせて設定を考えた方がいいと言ってましたからね」
面「決まるまで二転三転するけど、確実に訪れる結末ってことで二つの世界が関わっているという事を決めて、それなら能力バトルにするかと設定を盛っていく。すると自然に主人公二人の設定が決まったから、二人の出会いを起にすればいい。ここまで来たら承と転は何となく決まっていくよ」
サ「物語の大きなながれとしては起=戦いの始まり、承=あさぎの心境の変化、転=本戦開始、結=結末という感じになるんですね」
面「全体的に見ればそうなる。サヴァ子もだんだんわかってきたようだね。さらに細かく言うと前半部と後半部でも起承転結にわかれているから意識して読んでみるといいよ」
サ「なるほど」
面「それがわかると、前半でいうなら『あるキャラとの邂逅』と『ある出来事をきっかけにしたあさぎの決意』をするためにキャラクターを必要としたんだなとわかるはず。そうやってキャラクターを増やして、それにともなって今のように書きたいシーンを増やす。そしてそれに繋げるように話を進めるんだ」
サ「なるほど。イベントを点と例えるならば、点と点を結ぶという事が物語を作るという事なのですね!……ボガーン!!」
面「どうしたサヴァ子!!?」
サ「いえ、真面目な話が続いたのでサヴァ子の頭が情報を整理しきれずに爆発しただけです。気にしないでください」
面「いや、二つの意味でけっこうな事だぞソレ!? や無茶(※1)しやがって……」
サ「大丈夫……次回までには復活します……。次回まで……」
面サ「「ゆっくりしていってね!!」」
※1 タイプミスではない。




