第二十七回『序破急って何なの?』
さん
にぃ
いち
面「そんなサヴァ子のためにもう一つの構成を伝授します!」
サ「起承転結の他にも構成の形があるんですか!?」
面「それが序破急!」
サ「エヴァンゲリオン!? (※1)いったいどういう事なの!? 娘を探すのを手伝えなんて突然メチャクチャは言い出す! かと思ったら人を撃ちあいに巻き込んで大勢死人はだす! 挙句は電話ボックスを持ち上げる! あんた人間なの!? お次はターザンときたわ! 警官があんたを撃とうとしたんで助けたわ! そしたらあたしまで追われる身よ! 一体なにがあったのか教えて頂戴!」
面「駄目だ」
サ「駄目ぇ!? そんなぁ……。って途中からコマンドー(※2)じゃないですか!」
面「ちょっとテンションあがってきちゃって。さて、序破急です。あまり馴染みがない言葉かもしれませんね」
サ「さっきも言いましたけど新世紀エヴァンゲリオンの劇場版と何か関係があるんですか?」
面「おそらく、このやり方からとっていると思うけど詳しい話は知らないな。「急」が「Q」だしね。そもそも構成の例としては文章の作り方ではなく雅楽の唐楽などで、曲を構成する三つの流れです。西洋音楽もこの流れが多く序でゆっくりと入り、破で調子が代わり、急でさらに加速が加わるという流れです」
サ「流れはわかったんですけど、それで構成をどうやったらいいのかわからないんですけど?」
面「基本的に起承転結と変わらないよ。序で始まり、破で流れを変えて、急で決着をつける。四つに分けるなら起承転結じゃなく起承承結や起転転結と考えるといいかもしれない」
サ「同じ流れを二回やってもいいんですか?」
面「二回話を噛み砕くか、二回話を転換させる。きちんと纏められるならそれでも構わないよ。そしてこういう形が序破急だね。自分のキャラクターの設定と物語を考えてこの辺の作り方を考えてみるといいよ」
サ「じゃあ極論として起結結結とかもアリですか?」
面「うまく転がせるなら、それでもアリだと思います」
サ「なるほどー、それでは次回はもう一度そこらを考えてプロットをつくってみましょうか!」
※1 いろいろと話題のつきないアニメ作品。新劇場版はエヴァンゲリオンではなくヱヴァンゲリオンの模様。どっちでもいい。
謎を残す作りが特徴だが、どこを切っても主人公がロボットに「乗る」「乗らない」と悶々としている印象しか面沢はなかったりする。
※2 アーノルド・シュワルツネッカーが主演のアクション映画。吹き替えが秀逸でよく話題にされる。近日ブルーレイ完全版が発表され限定五千セットだったがあまりの人気に一万セットに速攻で増量された。勿論、面沢は予約済である。




