第二回『方向性を考える』
さん
にぃ
いち
面「こんにちは、講師の面沢銀です」
サ「こんにちは、助手というか生徒のサヴァ子です。ところで大変ですご主人、サヴァ子ってば何を書いたらいいのかわっかんねぇ!」
面「確かに超初心者向け講座とは言ったけど、さすがにそこまで面倒は見られないよ! サヴァ子は何か書きたい物は無いのかい?」
サ「チョロイ学生オタクからお金をガッツンガツン巻き上げられそうな作品です!」
面「うん、もうちょっとオブラートに包もうな。でも、それはモチベーションであって書きたい作品ではないね」
サ「何か違うですか?」
面「それはサヴァ子にとって『書こうと思った理由』でしかないだろう。例えば二次創作だったら『あの作品のこういう展開が読みたい』がそれにあたるんだ。二次創作なら最初から雛形があるからいいけど、今回は一から作るからこういう作品が読みたいというイメージが必要になってくる。何か考えてごらんよ」
サ「そう言われても、じゃあ何か例をあげてくださいよ」
面「この場合は最初に考えるべきは『方向性』だね。もっとイメージし易い馴染みのある言葉で言うなら『ジャンル』と言ってあげた方がいいかな」
サ「なるほど『ジャンル』ですね!」
面「最初に説明したように自分が『楽しく』かけるものじゃないとね。時代物や宇宙活劇ものとか、女の子だったら恋愛ものとか」
サ「いいねぇ!」
面「サスペンスものとか」
サ「いいねぇ!」
面「学園ものとか」
サ「いいねぇ!」
面「中世騎士もの、異世界もの」
サ「いいねぇ! 実にいいねぇ!」
面「お前はいったい何が書きたいんだよ!」
サ「ご主人こそ! 今のやりとりがコブラの第一話のパロディーだってどれだけの人が気がつくんだよ!」
面「楽しむとはそういう事だ!」(ドヤァ)
サ「うわっムカつく笑顔ですね! そして恐ろしい事に説得力があるから困る」
面「もちろん混成させてもいいけどね、ちなみに初心者にSFはあまりお勧めはしてない」
サ「そうなんですか? じゃあ、サヴァ子はSFものにします!」
面「お前は人の話を聞かないからな……」
サ「次回、その理由とかを教えてください」
面サ「「次回までゆっくりしていってね!!」」