1:ゲーム開始
閲覧有難うございます。
精一杯がんばります^^;
ほのかに聞こえる水の滴る音・・・
途方もなく長い眠りから覚めたような感覚がする・・・
どれくらい眠っていたのだろうか?
辺りを見回すと、四方がコンクリートの壁に囲まれているだけで他に変わった様子は無い。
いわゆる『密室』と言うヤツか。
どこかで見た事があるような気がする………
いや、今はそんな事を言っている場合ではない。
早くこの腐った場所から脱出しなくては。
とりあえず、ここに来る前のことを思い出してみるとするか………
確か、アレはとても暑い日だった気がする………
そうだ、学校帰りに帽子を深く被った男に会ったんだ…………
ッドーーーーーーーン!!!!
途端、地震のような揺れが和也を襲った。
辺りを見回すと天井にあるライトに光が灯った。
これで十二分に見渡しがよくなった。
もう一度よく見渡すとおかしなところが一つあった。
窓も無ければドアも無い。
その名の通り、『コンクリートだけで作られた部屋』であった。
「なんなんだよ……コレ………」
思わず口からこぼれ落ちる。
誰だってこんな『異常』を目の当たりにして驚かない者などいないだろう。
あれからどのくらいの時間がたったのだろうか?
突然、どこからともなく電話がなった。
ジリリリリリリリリリリリン………
ジリリリリリリリリリリリン………
しばらく鳴った後に少し沈黙があり誰かの声が聞こえた。
「えー、皆さん。全員起きましたので、これからこのゲームについてルールを説明したいと思います」
は?ゲームだと?
背筋が凍りつくのを和也は感じた。
少なくとも今、身の回りで起きている事は到底理解不能な『異常』だろう。
だが、そんな和也を無視して男の声は続ける。
「まず、最初のゲームは個人戦です。あなた達の運も含め全ての
ステータスが解析されますのでちゃんとやってくださいね。」
この男の言ってる事がまったく理解できなかった。
ステータス?ちゃんとやる?
頭が混乱と緊張で弾けそうになった。吐き気すらした。
何なんだココは………
脱出なんて出来るのか…………?
時間は刻一刻と過ぎていく…………
どうでしたか?
久々の自作小説は疲れますね^^;