エンゼルはいずこに? おもちゃの缶詰め、当たったんだが?
森〇製菓のチョコボール。子供がお小遣いで買える「当たりくじ付き菓子」の最高峰だったんじゃないかと今でも思う。エンゼルに逢えるか?逢えないか?
黄色いくちばしを開く最初の一瞬、あのワクワク感が、懐かしい。
金のエンゼルは1枚
銀のエンゼルは5枚
オモチャの缶詰当たっちゃった!
黄色いドラム缶みたいなおっきな缶詰(に見えた)
今も頭に刷り込まれてるCM映像とキャッチコピー。キョ〇ちゃんチョコボールの当たりくじ。
いいなー!おもちゃの缶詰欲しい!
子供のころめっちゃあこがれた。
自分が親になっても、変わらずお菓子売り場の一番いいところにぎょろ目でゾロゾロ並んでいるキョ〇ちゃんたち。
おやつに「一つだけね」と選ばせたり、遠足の前日に小遣い握りしめ子供が自分で買ってきたり。
いちごとかバニラとか色んな味が楽しめる時代になってたけど、買うのはやっぱりハズレなしのド定番ピーナツVer.が多かった。
でもさあ、味は外れ無しっつっても、買っても買ってもエンゼル、当たらないんだよなあこれが。
外装フィルムをぺりぺりぺりっと回し剥がし、くちばしに指先掛けてゆっくりゆっくり引っ張り出すあの、ワクワクドキドキな一瞬!
するとほとんど毎回、ただの黄色一色のくちばしがコンニチハ!
子供と一緒に結構ガッカリしたりして。一粒目のチョコもちょっとだけ、ほろ苦い。
銀色は数年かけてやっと3枚を手に入れた。1枚を友達からもらい受け、残りあと1枚を待ちながら引き出しの奥に眠り続けた。
それから数年、すっかり忘れていたある時。子供たちが参加したキャンプで配給された菓子のなかに、チョコボールが入っていた。
食べず持ち帰り、荷解きが終わって一息。残ったおやつでも食べようか、と何の気なしに開けてみた。その黄色いクチバシに「銀のエンゼル」の姿があったのだ。
ラスト1枚来た、やったあ5枚だ!長年の夢がかなったあー!
ただ子供達はもう、おもちゃの缶詰め要らない年になってたけど 笑。
あのでっかい缶詰には一体どんなオモチャが詰め込まれてるんだろう!?
「せっかく当たったんだから見てみようよ!」息子たちも面白がってノリノリだ。
夢の缶詰め。子供の頃の憧れを思い出して、私自身もちょっぴり胸が躍った。
さっそく応募要領を熟読し、封筒に入れてメーカーへ送付した。5枚の銀エンゼルは飛び立っていった。
さあ、早く帰って来いよー!
それから…20年近くが経った。
待てど暮らせど、未だ夢の缶詰は届かないんだが…
親子2世代かけても手が届かなかった、いや届いたはずなんだけど消息不明なままの、エンゼルたちとオモチャ缶。
夢の缶詰はタイムカプセルだったのかもしれん。
思い返すと、チョコボールだけに甘くてちょびっとだけほろ苦い。
黄色のエンゼル キョ〇ちゃんよ
今ごろ何処の空を 旅しているのやら
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ちょっと調べてみた。
金エンゼルの遭遇率はなんと0.04%、10000個買って4つ!銀は4%、100個買って4個。
10年かけ購入し続けたツワモノの調査報告によると、おもちゃ缶欲しい向きは地道に銀をねらえ!って結果だったそうだ。「金のエンゼル」なんて、ホントにあるの?と自分を含め多くの人が考えてしまうのも無理からぬレア度だ。
どうやら金エンゼルに巡り合えた人は、高額宝くじに当たるような強運の持ち主、という事らしい。
我が家は連戦全敗と言っていい位に くじ運ってやつは、ない。宝くじもお年玉つき年賀状も商店街の福引も、末等すら滅多に当たらない。地道に生きろ、との教えに違いないと思っている 笑。
でもまあ、モノホンのエンゼルは我が家に舞い降りて来てくれてるんだよな。
先代白いエンゼル(=^・^=) 碧いエンゼル♬ オレンジのエンゼル(=^・^=)
愛おしい、大切な大切な宝物たちだ。
金のエンゼルなんてもう、ぜーんぜん目じゃなかったわ(≧▽≦)!ってことで締めます。
最後までお読み下さり ありがとうございました。