表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

深沙の想い白骸に連ねて往く西遊記!

作者:小日向星海
天界の将、捲簾大将(けんれんたいしょう)にはずっと昔から気にかけている人がいた。

その人は人間で、ある時は漁師、ある時は僧と、幾度となく転生を繰り返している。

そしてその人の何度めかの転生のとき、捲簾大将は偶然その人と出会い、親しくなる。

しかし人の世は激動。

そこは戦、天災など、常に困難が降りかかる世界で、その人は異民族の襲撃により命を落としてしまう。

そばにいたら守れたのに。そんな後悔が、捲簾大将を突き動かした。

捲簾大将がその人の生まれ変わりを見つけても、すでに骸になっていることがほとんどで、捲簾大将はその骸から頭蓋を取り出し首飾りのように連ねて保管していた。

いつか再び出会う時が来るようにと願いを込めて、捲簾大将が集めた頭蓋の数は九つにものぼった。

そんなある日、捲簾大将は西王母主催の蟠桃会にて、警備をすることになり、養子の青鸞童子(せいらんどうじ)と連れ立って蟠桃園へ行った。

そこで、ドジを踏んで西王母の怒りを買い、鞭打ちの刑ののち地上へ堕とされてしまう。

人の世界に堕ちた捲簾大将だったが、これを好機としてずっと気にかけていた人を河伯と名をかえ探すことにした。

人の世界に堕とされた河伯は、果たして無事白骸の持ち主と再会できるだろうか。

九つ連ねた白き頭蓋──白蓋(はくがい)──に想いを乗せ、あの日の後悔を二度と味わわないように、河伯は決意を胸に再会を望み続けている。

そして、再び出会った二人は釈迦如来のまつ大雷音寺へと、仲間たちと共に旅立つのだった。

※古典文学である、呉承恩原作『西遊記』をベースにしています。
※かなりオリジナル設定が入っているので、やりたい放題してますすみません! 
【参考文献】
当作品におけるお経、仏像、仏教については以下の文献を参考にしました。

洋泉社MOOK『お経と仏像で仏教がわかる本』 発行人 江澤隆志 編集人 梨本敬法

洋泉社  2017年3月20日 

『仏像礼賛』 著者 籔内佐斗司 ビジュアルだいわ文庫 大和書房 2015年5月25日 第一刷


※無断転載を禁止します。
※2025/2/26よりネオページ様にも投稿開始しました
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 301 ~ 313 を表示中
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 301 ~ 313 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ