九話
矢の先端に毒を浸しながら樹は構えた。ゴブリン達の使う弓の張力はそこまで強くなくレベルが低かった時にも問題なく引けた。
十放って三当たれば良いほどの命中率しかなかったが焦らなければこの距離でも当たるだろう。表面が焼けたことによって変異ホブゴブリンの動きは鈍っている。
瘴気も当初ほどの力強さはなく、疲弊していると思われたが疲れているのは樹も同じであった。腰に下げていた短剣も鞘から抜いて地面に置いてある。
こちらにはあえて毒は塗っていない。毒の扱いは慎重にならざるおえないからだ。一般的な毒であれば病院でも治療は可能だろうが、迷宮にある毒には明確な治療法が確立されていないと思えるからだった。
鉄のATK+一と木のATK+一の効果は感覚的ではあるが変わりはなかった。斬撃で出血を強いる攻撃と刺すことに特化したと違いはあるがホブゴブリンでも木の矢でダメージを与えることは可能なのだ。
空瓶を迷宮の地面に叩きつけてみた結果、割ることは出来たので毒瓶を投げつけるのも有りだろう。ただ広範囲に散った場合、樹も毒状態になる可能性を否定できなかったために却下したに過ぎないのだ。
調合スキルに濃縮する方法もある気がしたがBPを無駄使いすることはできず、また無駄使いしたことによって有用なスキルを取得できないのは生死に直結するために諦めたのだ。
錬金スキルであれば合成と分解も出来そうな気もするがチャレンジする勇気は樹には無かった。変異ホブゴブリンが接近してくるまでにどれだけダメージを与えることが出来るかがこの作戦の肝だった。
敵が近付いてくるほどに命中率は上がるだろうが攻撃を受けるという恐怖心が手元を狂わせるだろう。一騎討ちのこの場は特殊なフィールドになっているのか大部屋よりも動ける範囲は制限されていた。
戦うには十分な広さだが、助けがくることはない。迷宮主になるにせよ冒険者になるにせよ命を奪うからには奪われる覚悟を決めるしかないのだ。
一騎討ちに持ち込めなければ、多勢に無勢で死んでいた可能性もあり、何としても勝たなくてはいけない場面である。心臓の鼓動は早く自分が緊張しているのも分かる。
中学の頃の県大会では本来の実力を出し切れずに関東大会へと出場することが出来なかったのは痛い思い出である。適度な緊張は良いが緊張し過ぎるのは良くないということを身をもって知った。
精神耐性さまさまだった。樹は自分のことを知っていた。本来であれば魔物を前に為す術もなく殺されていたはずだった。きっかけが知人の親というのは情けない話だったが、絡まれている女の子を目の前にして動けなかったことを悔やみ行動したからこそ打ち克つことが出来たのだと思う。
腕や肩に命中させることはできたが、矢は抜かれ多少の出血をしいただけに終わり、その分だけ火傷の範囲も広くなった。火の変異種なのに火傷をすることがあるのは自身の耐性よりも攻撃力が上回るからだろうと納得させた。
木の矢に対して鉄拳を当てることも考えていたために肩透かしとなったが、接近すれば斬撃の暴風雨の中に飛び込むことになる。オーラで覆っても手傷を受けたことから鉄拳中に斬撃を止めることが出来るかは分の悪い賭けになるためにこれで良かったのだと思うことにした。
スラッシュは剣技であるために短剣でも使える。通常攻撃でもダメージが通るかは要確認だ。一つずつできることとできない事を確認する必要があった。金剛では防御力と攻撃力が上がるが武器には恩恵がない。
それならば短剣で攻撃するよりも殴りかかった方が効率的である。スラッシュによる斬撃の強化は強化されるのは装備している剣だけで身体には影響がないことに留意する必要があった。
武器を打ち合わせないために攻撃は基本、回避する。火の瘴気を纏った状態に慣れ始めていたのは良いが、これ以上のギアがあることを想定して戦う必要があった。自身の肉体に刃物が刺さる感覚は嫌だが、否応なしに生きているんだと実感させられる。
素のステータスが上がっていなければ既にこの世に居ないことも実感している。STRが掛け算ならATKは足し算だった。
オーラを完全に抜かれていないからこの程度で済んでおりレベルアップによってHPと魔力が回復しないことも実験済である。武器にオーラが通せればと思ったことは何回もあったが、気力操作を取得しても直ぐには修得できなさそうなので諦めた。
武器に魔力を纏わせる魔刃も高等技術で少なくとも初級魔法師にできることではないのだ。
躱す 躱す 躱す 途中、何度か攻撃を受けてしまったが致命傷は避けられた。瘴気を強く纏っているせいか攻撃の意思みたいなものを感じられるようになった。躱しているだけでも体力は消耗していくが、これで打てるだけの布石は打った。
後は、賭けに勝つ事を祈って最後の初級回復薬を飲み干した。金剛を発動していれば警戒される。最初に見せたのは何時でも使えることをアピールするためだ。変異ホブゴブリンは金剛の後に明らかに攻撃を鈍らせている。
その後は積極的に攻撃をしてくるようになった。そして、隠し持っていた魔石に魔力を込めて投げつけた。
「金剛」
魔石に関して試行錯誤した結果、判明した性質の一つに許容量以上の魔力を込めると爆発するというものがある。ゴブリンマジシャンから手に入れることが出来る魔石は攻撃力は大したことないが赤い魔石は火の性質を示した。
それならば上位個体であるホブゴブリンマジシャンだとどうだというのが目の前の結果である。もったいないとは思ったが光魔石を砕いて作った閃光弾も投げている。敵の前で目を瞑るなど愚行でしかないが、目を閉じてさえいても白光を目にしたときのように眩んでいる。
大きさによって発光する光の量も変化するために一Kgあった光魔石を四つに分割したのだ。
目を押さえて呻いている今がチャンスであった。武器を持っている右手に手刀を落とし長剣を手放させることには成功したが、変異ホブゴブリンが火の瘴気を強めた事によって手のひらに火傷を負った。
それでも手を離してしまえば勝機がなくなる。右手で握っていた短剣を変異ホブゴブリンに突き刺して巴投げで脳天から地面に突き落とした。それでも抵抗する変異ホブゴブリンに火傷覚悟で締め落としに入る樹。金剛が解けそうになる直前に待ちに待ったアナウンスが流れた。
《挑戦者が迷宮主 ホブゴブリン変異種「火」を倒しました。迷宮の全機能が停止し、挑戦者に迷宮核の支配権が譲渡されます》
《規定経験値を超えました。レベルが十六となりました》
《迷宮の踏破を確認しました。称号【初代迷宮踏破者】を獲得しました。BP十を獲得しました》
胸に刺さっていた短剣を抜き、心臓付近を斬り裂いた。迷宮主となるくらいなのだから魔石を抜かない手はないと思っていたが野球ボールくらいの大きさだったものが膨張しバスケットボールの大きさに変化したのには驚いた。
迷宮主と迷宮核が同調しているのであれば踏破が死を意味するために戸惑うところだったが、停止された時点で初期化が行われて鑑定結果ではH級迷宮核となっていた。そして、樹は偽装スキルをBPを消費して習得したところで気を失った。
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「要救助者、発見」
消防隊員である伏見は迷宮となっていた公園から二人の生存者と一名の死者を収容していた。二日前より突如として現れた魔物。警察官の所持する拳銃では駆除しきれずに自衛隊の災害派遣が直ちに閣議決定されたが、どこに派遣するかが問題であった。
日本全土だけでなく世界中で一斉に発生したのだ。全ての都道府県知事は連名で災害派遣を要請したが、自衛隊の人員は削られており、高い技術をもっているが高齢化も問題となっているのである。
首都東京を固守するべきだと主張する議員は多く、人口密集地には多くの魔物が現れた。警察も銃器対策課や特殊急襲部隊(SAT)で対応しようとしたが、焼け石に水だった。予算の都合もあって備蓄されている銃弾には限度がある。
そして、一番の理由は私有地において活動が制限されることにあった。危急の場合において私有地に侵入することは不法行為とされないが、基本的には裁判所の発行した令状をもって職務を執行しなくてはならないとされている。
掃討作戦を行いたいが、街中で戦車の主砲を発射することは不可能であり、機関銃の使用どころか拳銃の使用ですら躊躇われるのだ。自衛隊員と警察官は公務員であるために国家賠償法が適応されるが、攻撃命令を下す決断をするのは警察庁長官でもなければ統合幕僚長でもなく、政治家であるべきだ。
大地震による津波で多くの命が失われる災害があった。先程も言った様に自衛官も私有地での活動を制限されている。だが、助けを必要としている多くの人が居て汚泥を処理するのにも人手が必要だった。その時の基地司令の命令は人道的には正しかったが遵法精神には背く行為だった。
基地司令は進退をかけて一つの命令を下した。津波によって基地内部から流出した重要書類の捜索命令である。人を救助するために立ち入ることは認められていても復興のために必要な作業に従事できないのは国民の政治への無関心さと政治家の無能さ故である。
多くの死体を収容し心身共に疲弊した公務員達を蔑むマスメディアや野党議員は屑である。助けたくとも助けられなかった命があった。未だに発見されていない遺体もある。その悪夢の再来が年末に起こってしまったのも被害を増大させた理由であると内閣総理大臣は語った。
通常国会は閉会されており、臨時国会を召集する必要があった。国会議員の歳費(収入)は世界的に見てもトップクラスなのに仕事をしない議員が多過ぎるのも問題になった。新型コロナウイルスの蔓延で国民が疲弊しているのにも関わらずボーナスも満額受け取っている。
なおかつ議員年金法の改正もしようとしていた最中に起きた事件であり、自粛に従っていなかった多くの者が被害にあったのだ。病院への受入要請をしても断わられること四十分。西湘厚生年金病院への搬送が決まった時には伏見は安堵した。
バイタルサインを確認しているが安定はしている。政府方針として自衛隊病院や警察病院への入院が優先的に行われることとなっていたが、既に満床となっている。
日本全体で考えれば私立病院の方が圧倒的に多いのだから当たり前でただでさえ医療は圧迫されていた。医療従事者への一般人からの差別だけでなく、医療従事者同士の差別もあった。
箱物だけあっても医師・看護師がいなくては治療などできるはずもなく、医療従事者は県外への移動を自粛せざるおえないのにGO TO推進策によって増えた自粛をしない身勝手な者の治療をしなくてはならないのであれば心身共に疲弊して当然であった。
男性患者は裂傷が酷く所々、火傷を負っていたが、DMATの出場現場で保護されたのは幸運だろう。火傷による脱水症状に気を付ければ検査入院は必要だろうが、早晩に退院できることだろう。
女性については深刻だった。男性を見て錯乱したことから事情は察することが出来たが、気持ちの良いものでは無い。目は虚ろであり、死亡した男子高校生とは恋人関係にあったのだろう。警察官や救急隊員を見て錯乱したことからゴブリンによる性被害にもあったと予想された。
圧倒的に男性の多い職場であり、カウンセラーの派遣も現状では難しいために近隣の病院から精神安定剤を取り寄せて投与することになった。堕胎手術を行うにしても受精したのかを確認しなくてはならないのは本人だけでなく、医師にとっても辛いことだった。
警察や自衛官に保護される前に自殺してしまった女性も多い。未然に防ぐことは困難であったが、銃や刃物を厳格に取り締まる日本だからこそ起きた悲劇でもある。アメリカでは誤射による死亡事故が増えたのだから一概にどちらが良いとは言えないが、政府が規制しているのだから政府が問題に対処すべきだという主張には一定の理はあるように思えた。
笠野内閣総理大臣による緊急事態宣言が行われたが、実効性に乏しいのはご存知の通りである。会食を自粛しろと国民に投げかけておいて自身は支持者との会食や政治資金パーティーを開いているのだから国民の開いた口は塞がらなかった。
生死をかけてまで会社員に出社しろとは企業も言えないが、インフラ関係やスーパー・コンビニなどの小売店に対して販売を自粛しろとも言い難い。公務員は確かに税金が原資で給料を貰っているが、労働の対価として支払われているに過ぎないし、彼等自身も納税者である。
迅速な給付が必要とされ、国民に一律で支給されたが生活保護受給者にまで支給される必要性はなかったと思うしそれこそ税金泥棒だと伏見は思う。
市役所に勤める知人に聞くとそろって生活保護者は態度は悪いし、保護費をパチンコ屋で浪費する馬鹿までいる。ホームレスの方には悪いとは思うが自身が選んだ人生でホームレスの中には束縛されることや親族に連絡されることを嫌い生活保護を受けない者もいるので税金を殆ど払っていないのだから支給されないのも致し方ないとしか思えないのだ。
生活保護自体を否定しているのではない。リーマンショックや今回の新型コロナウィルス騒動など働きたくても職を失う者や病気によって働けない者の生存権まで脅かされる必要はないと思う。
精神疾患を騙ったり在日している外国人までに支給する必要があるかについては議論は必要だろう。西湘厚生年金病院に搬送が決まった男性、田上さんは幸運だと思う。
このドクターカーに同乗されている葛西医師は国境なき医師団でも辣腕を振るったとされる外科医だからだ。顔を除いた裂傷については既に縫合が終わっているし顔の傷もそれほど深くは無さそうだ。
発見、当初は気を失っていたが、治療を開始してまもなく意識レベルが回復し、会話も可能だった。顔つきから女性かと思って上着をかけたが所持していた免許証から男性だということが判明した。
こんな災害でも彼が勤務しているコンビニは開店しなくてはならず電話が不通だったことを不審に思った店長が自宅を訪れても留守で何度かけても駄目だったことから警察に捜索願いが提出されていた。店に届けてあった履歴書から実家に連絡もいったが親族すら連絡が取れなかったためだ。
普段なら警察も成人男性の捜索願いを受理することはなかっただろう。彼の日課を知っていた同僚が公園が迷宮化したことを知って警察も対処さぜるおえなかったみたいだ。全国で発見された迷宮には警察に通報があり次第、閉鎖され規制線が張られている。
治療を行った場所も公園ではなく、少し離れた役所が使用されている。警察官も同乗し田上さんと話をしたそうにしているが、葛西先生が止めている。何があったか分からない状態でしかも錯乱していないとはいえ傷を負っている。
国も迷宮の情報を集めており、魔物と接触したと思える田上さんを解放するつもりはないらしい。
本来であればNBC対応の防護服を着た医師や看護師で治療を行うべきなのだろうが、採血され検査に回された血液からは未知の細菌は発見されていない。万全を期して望むべきだが、医療資源はただでさえ逼迫しており、対処能力の限界を超えている。
隔離されたとしても二・三日の話で何事もなければ一週間以上、拘束されることもないだろうと言われている。病院について消毒作業を受けたらまた出動である。葛西先生に任せておけば問題はないだろうと伏見は病院を後にした。
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偽装は成功したようだった。レベル十六と鑑定されてしまうと気が付かれてしまうためにレベル五程度のステータスに偽装していた。それに迷宮を出てもステータスとスキルは有効であると確認が取れた。
迷宮核を支配して分かったことは迷宮もリセットも可能だということだ。街中にある公園では利便性は良いのかもしれないが危険視されることを避けるためにリセットを選択した。気絶していたのは本当だが、迷宮核と同調する際に身体に負担がかかったからである。
迷宮核に等級があるように迷宮主にも相応の実力が求められる。同調に失敗した場合、命を落とすと案内人に言われた時にはレベルを上げておいて良かったと安心したものだ。
迷宮内から外の様子を確認する権限が迷宮主に認められており、警察官が立っていることを知った時に光魔石を持っていく事を諦めた。魔力に反応して発光するというだけの石だが、色々と説明が出来ないことが出てきてしまうからだ。
魔石を持っていないことを不審がられるかもしれないが、入手方法が魔物の心臓付近を切り開くことであるために倒して放置していましたと誤認させる方向にしたのだ。
女子高校生はゴブリンの子を実は妊娠していた。だが、迷宮主の権限によって魔物を消滅させた。迷宮核の扱いについて説明は受けたが、自身の迷宮を持つのは先送りにすることにした。
迷宮主の存在は自衛隊でも何れは把握されるだろう。その時に不味いのは迷宮主が人類に敵対する存在であると認識されることであった。必ずしも敵対的な存在といった訳ではないらしいが迷宮主の個性が強く反映されるのが迷宮であるために先ずは他の迷宮に潜って強くなる必要があった。
迷宮を運営するのに必要なポイントDPもリセットされているために魔力を貯めなくてはならない。試しに変換してみたが効率は良いとは言えない。そして、手に入れた迷宮は鬼人系迷宮と言われるものでお世話でも当たり迷宮とは言い辛かった。
ノーマルゴブリン雄を召還するのにかかるのは二百DP、繁殖させやすい種族とはいえ、ゴブリンならレベルゼロでも倒せてしまえるくらいにしか戦力にならないのだ。しかも雌だと三百DPもかかる。これは魔石や耳などの部位がない状態であり、あれば軽減されるとしても最低でもホブゴブリンまで育てなければ使えないだろう。
妊娠・出産期間がとれくらいかかるか不明だが、他種族を攫って苗床にしないと戦力の維持すら困難になる。因みにアイテム作成も出来るらしく、鉄の短剣で六百DP、初級回復薬で四百DPだった。
そして、迷宮主は他の迷宮主がいる迷宮に侵入した際には警告が発せられる。迷宮の拡大に手っ取り早い方法は他の迷宮の迷宮核の支配権を奪うことで即ち、迷宮主同士は潜在的な敵対関係にあるということだ。
それならば迷宮核を奪われない様に核を強化した状態で迷宮主になるのが賢い方法だった。そして、主職が迷宮主になることによる恩恵は絶大であった。
特殊職であり、迷宮の支配権を全て失った時点で強制的に解職されるデメリットを上回るメリットだった。謎の声の主、案内人が専属となり、迷宮に関する知識が一部開放されることになる。
迷宮の等級によって情報制限がかかるのは惜しいが、一般公開されていない情報を得られるというのはでかすぎるメリットであった。樹が気絶したのも迷宮核にほぼ全ての魔力を注ぎ込んで【魔力欠乏症】になったからでもあった。
低レベル剣士が持つ魔力を維持することによって魔力察知持ちにばれないようにするのが目的であった。
オーラは本質的には生命力であるために魔力よりも変換効率は良いが回復は遅いという特徴があるらしくこちらもDPに変換しておいた。今日の夜から夜勤の予定だったが葛西医師によるドクターストップがかかり検査入院することになった。
そして、政府の目的はレベルアップした人物の情報収集であるために日本政府が入院費用を負担してくれるらしいが、口外禁止の秘密保持契約を結ぶ必要があるらしい。原資はおそらくは内閣官房機密費だろうと思う。
領収書が不要で使用用途も金額もほとんど開示されることない例の奴だ。確かに国には表沙汰に出来ないような交渉もあるだろうが、本当に国民のために使われてるのか疑問ではある。
ただ金に余裕がある訳でもないので葛西医師の問診と治療を終えた樹は久しぶりのベットで眠ることにした。




