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進学校を追い出されてから、もう勉強なんていいやと思っていたけど、地味子との出会いが俺の心に再び火を付けた感じ。

話してみると、彼女は可愛い声だった。

「真島マヒロだよ、」と自己紹介してくれた。

そして、俺がつい先日まで通ってた

高校を受けたけど、熱が出て落ちちゃったと

話してくれた。

「でも、国立大学に行きたいから塾とか行って

頑張って勉強してるんだ、」

と教えてくれた。



「そっかあ」


「ねぇ。あのさ。勉強教えてくれない?

ここ、分かんなくて」


「あ、うん、いいよ。ここはさ、こーしてさ」


「え、待って、凄い!これ、めちゃくちゃ難しい問題だよ!京大の二次試験に出たやつだよ」


「もしかして、凄い頭いいの??」


「あ、いや、大したことないよ」


「じ、じゃあ、コレも教えて?」


「うん、これはさ、」


「ヤバイ!これだって難関大学の問題なのに」




「ねぇ、将来の夢は?」


「医者かな?でも、この高校じゃちょっと

大学行けないよね、、」


「塾は?」


「うち、貧乏だからさ」


「特待生になれると思う!

ねぇ、私と同じ塾行こ!特待生は授業料無料だから!」


俺は。


なんだか、彼女に背中を押されて、

勉強する気持ちになった。


進学校を追放されたから、

もう勉強とかいいやと思ってたのに、だ。





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