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第0章
神の戯れは、いつもスケールが大きいのです
あぁ、眠い。
俺はただの社畜だった。久々の休みだし寝よう。
俺の意識はまどろみの中に消えていった。
『これより、全五神によるゲームを始める!』
『はいはーい。あれね?今まではなーんにも賭けてなかったけど、こんなにちゃんと集めてやるってことは、なにか賭けるのよね?』
『左様。このゲームでは、命を賭けて挑んでもらうつもりだ。』
『でもぉー、僕達もう死んじゃってるしぃー?命なんてなくなーい?あ、全力でってこと?』
『違う。貴様らはあくまでも神だ。治めている世界があるだろう?その世界、その命を賭けて挑んで頂く!世界がバラバラになりすぎた。ひとつに収めたい。』
『理解したのです!では全身全霊やるのですよ?負けねぇのです!』
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こんな夢を見た気がした。
さぁ、仕事だ。って、休みだったなぁ…なーんて目を擦りながら起き上がろうとした。
待て。何かおかしい
天井がいつもと違う。
それもそうだが。俺の手なんか小さくねぇか?肩がいつもより重く感じる。なにか胸のあたりに乗っかってるような・・・