〜母と荷物〜
遅れてすいません。期末テストだったす。
相変わらず古文むすがしいですね
「キャアァァァァ!!??」
ツーツー、ツーツー‥
き、切られた。それよりもこ、鼓膜ッ!!
母さんは人の鼓膜なんだと思ってるんだ!
そもそもなんで電話切った?‥‥あ、これまでババア呼ばわりだったのが急に母さんになったら驚くよな。うん、悪いことした。
ん?電話だ。母さんから。
「もしもし?」
「れ、蓮。本当に貴方どうしたの?」
「どうしたって、いつもどうりだけど‥」
「本当に!?」
「心配性だな母さんは」
「‥‥‥‥」
「母さん?」
「‥‥‥‥」
「母さん?おーい。も~しもーし?」
「‥‥蓮」
「何?母さん」
「もう一回言って」
「何を?」
「母さん、て」
「別にいいけど‥。母さん」
「もう一回」
「母さん」
「‥‥‥‥」
「母さん?」
「ふっーー」ドタン
「え?ちょっ!母さん!?」
俺が母さんを連呼し、母さんが昏倒する事件が起こったが何とか会話を続行し、明後日の朝に迎えに来てもらうことに来た。
翌日 11時
ピンポーン
『お届け物でーす』
「はーい。今、行きます」
そういえば頼んでいたものが今日届くんだったよな。これでやっと運動できるぜ。
ガチャ。
ドアの先には大量の荷物と配達員の女性と
「あれ?結菜さん?どうしたんですか?」
「荷物が多いので運ぶ手伝いと、監視です」
「か、監視!?」
「はい。もしものことがあっては困るので。実は私こう見えても男護官の資格持ってるんですよ!」結菜さんがいた。
男護官とは男性を護るために作られた職業で、男性を護るために厳しい試験をくぐり抜けた後にまた1年間講習を受ける。そこまでするか?と、いう疑問も浮かぶが、女性としては男性と触れ合う機会も多いために超人気。倍率も考えるのが馬鹿らしいほど高いそうだ。
その影響力がどれだけ大きいか隣で息を呑んだ配達員の顔を見れば分かる。
「へー。結菜ってエリートなんですね」
「その表現はやめてくださいよ〜」
とか言ってまんざらでもなさそうだけど。
それにしても結菜さんってクールなイメージがあったけど、普通に明るいじゃん。
「じゃあ運びましょうか。上がってください」
「「は、はい!」」
ーーー30分後ーーー
「あー終わった。ありがとうございます。早く終わりました」と、俺
「お疲れ様でした」と、結菜さん
「いえいえ、そんな‥‥」と、照れる配達員さん
届いた荷物の説明を受けた後、配達員さんは名残惜しそうな顔をして帰っていった。
「あ、もうお昼じゃん」
「では私もそろそろ帰りますね」
「せっかくだし家で食べてきますか?」
「神崎さんの家でですか!?」
「ええ、そうですけど」
「じゃ、じゃあ材料取ってきますね。上手く作れるか分かりませんけど」
「は?」
「え?」
「何を言ってるんですか?」
「ええ?」
「作るのは俺ですよ」
「へ!?れ、れ、れ、蓮さんの手料理ですか!?」
「疑ってます?俺だって料理くらい作れますよ」
「そうゆうわけじゃ‥」
「俺が作らないほうがいいですか?」
「いえいえ!是非作ってください!!」
蓮はラノベでこう言う世界では手料理を振る舞うと喜ぶシーンがあったので誘ってみたのだ。
ちなみに最後のは意地悪しただけである。
だが蓮は甘く見すぎである。この世界で男性の手料理を食べるなどありえないことである。
そもそも蓮みたいなイケメンを見るだけで『もしかしたら明日死ぬんじゃね?』みたいなレアケースなのである。だから結菜としては蓮の担当になっただけで正直発狂しそうになったのである。
それが手料理ときたら、
「なんか私もう死んでもいいです」
「何言ってるんですか。ソファに座っててください」
うわっ、何あの小動物?
ソファで顔真っ赤にしてカチコチしてる。超抱きつきたい。
これは本腰入れて作るしかないな。
「40.50分ぐらい待ってください」
さ~て何を作ろうかな?
楽しんでいただけたでしょうか?
つぎは3日以内に出すつもりです。