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天使と下僕  作者: ヴェーコン
3/3

三日目 日向さんの正体(前)

「菊池君、なんで分かったの…?」

『は~ん。当たったのね…』

『勘だよ勘。最近、噂にもなってたしなぁ』


ほんとに鋭いな菊池君…。日向さんは、僕との関係はバレたら嫌なのかな…?

後で聞いてみるか。


「一応ではあるけど、他の人にはバラさないようにね」

「僕は大丈夫だけど、日向さんがバラされても平気なのか分からないから」


心配ではあるから、念のために言っておく。


『分かった。』

お、よかった。ほっと一息、胸をなで下ろす。

『ところで、よく付き合おうと決めたな。』

?????


意味ありげな言葉が投げられた。

僕が見てきた日向さんの姿は、別に変なところはないし、むしろ完璧に近い姿だ。

ふと、思い返すと変な表情を浮かべるときがあったけど…問題は無いだろう。


「よくなんて…。少し酷くない?」

『気を悪くしたんだったらすまんな。だがな…』

「?」

『日向は、すごい噂があってだな…』

「うん。」

『あいつは…ドが付くほどのSだっていう…噂がなぁ…』

「え?」


次の瞬間、僕は日向のアイコンをタップし、電話をかけていた。


『電話かけ直して、そん』

「ショックだよ!!」

『なショックだったか』


日向さんが…ドSだって…?いや、そんなわけが…


「その噂はどこから出たの?それ聞かない限りは信じられないよ!」

『分かったから落ち着いてくれ。これは、日向が中学生の時にな…』


そこから、僕は中学時代の日向さんを知ることになった。

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