表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

玩具箱

作者: 哀れな役者

 pixivにてあげていた小説をこちらでもあげさせて頂きました。半年前の作品ですので季節が違いますがご了承ください。

 ある男が言った。「今日はブルームーンだね」と。ある女は言った。「別段、月は青くないよ」と。男は言った。「月が青く輝くからブルームーンと言われるんじゃないよ」と。男は続ける。「ひと月に二度も満月が味わえるからこう呼ばれてるんだ」と。男は女を自分の物にしたかった。恋、愛そういう訳じゃない。ただ、セフレの一人に仕立てあげたかった。だからこそ「二度も『月が綺麗だ』と君に言えるんだ」と伝えたかったのだ。しかし女は違った。女は遠くを見ながら「月は人間の玩具じゃないのにね」と呟いたのだ。男もこれには驚いた。「何故そんなことを思うんだい」男は聞かずにいられなかった。女は言った。「昔はそんなことを気にもせずに、人は月を楽しんでいたのに、今ではやたらと変なイベントを作って月を見てるじゃない。そして『思ってたのと違った』、『面白くない』と言われるの。こんなことを言われる為に月は生まれてきた訳じゃないのにね」

 ある男性はある女性を玩具扱いしている。人間は月を玩具扱いしている。それを掛けて『玩具箱』というタイトルにしました。

 如何でしたか?皆さんの月に対する考えは変わったでしょうか。これを書いた頃は夏でしたが今のような寒い時期は月も星も綺麗ですね。私の地元では乾燥しているからでしょうか。歩きながらただただ上を見上げて星空を眺めるのもいいものですよ。イヤホンして音楽聴きながらってのも素敵なものです。

 これを機にゆっくりと空を眺める時間を取って頂ければ幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ