眠り姫の前に跪く 作者: cloverの三ツ葉の方(二百or四百文字) 掲載日:2013/12/24 永遠のいばら姫――とまではいかないが、ベス、ベアトリスはよく眠る。 健やかな寝顔は愛らしいし、丸くなる寝姿も可愛らしい。 けれど。 ねえベス、偶には構ってくれないと、いつもは紳士な僕だって拗ねて悪戯しちゃうよ? 首元に巻かれたサテンのリボンに指を絡める僕の手に頬ずりする君。 「みぃ」 ぐるるん、と鳴く喉を僕が擽れば、身の内で最も脆い喉も白い腹も無防備に差し出す。 ――降参だ。全く、君ときたら狡いひとなんだから。