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王太子妃教育にうんざりしていた私は秘かな楽しみを見つけてガス抜きをしていたら、王太子に卒業パーティで因縁をつけられた

作者: 葉裏

ラノベの書き方をAIに助言されてから、自分で書きました。一人称と三人称の使い分けが苦労して、たぶん使いこなせていないと思います。その点を汲んでお読みいただければと。

「カサンドラ・ハイグレード!たった今お前との婚約を破棄する」

「は……はあ? どうしてですか、エドワードさま」

卒業パーティでいきなり婚約者の王太子エドワード殿下に言われた。

なにがどうしたの? そんなに顔を真っ赤にして。





私は公爵令嬢カサンドラ・ハイグレードよ。

7歳のときに王太子エドワード様と婚約して以来、未来の王妃教育ってことで散々絞られてきたわ。

礼儀作法から王国の歴史、王国法、外交、王政など、さまざまなことを詰め込まれて来た。

仕方がないわ。私が王太子妃にならないとこの国の貴族の勢力バランスが狂ってくるから、我慢しなきゃいけないの。

この五年間我慢して一生懸命覚えたけれど、漸く合格認定をもらってほっとしたと思ったら、別の試練が待っていたの。


12歳の誕生日を迎えた私はお父様のハイグレード公爵に呼ばれた。

「カサンドラよ、実はわがハイグレード公爵家には代々受け継がれて来た試練があるのだ。この屋敷の地下室には開かずのドアがあることを知っているだろう?」

知っている。石でできたドアがあって、表面にはなにか恐ろしい魔物の姿が彫り込まれている。

その石のドアには鍵穴があるけれど、いつも閉まっているからその向こうに何があるか分からない。

とても不気味で知りたいとも思わないけれど、まさかそのドアの向こうに入るのが試練なの?

「そうだ。お前が十二歳になった今、試練に挑む資格がある。もちろん、成功した者は五百年前の先祖ただ一人だがな」 お父様はそう言って、侍女たちを呼んだ。

「試練に臨むには一応形式的だが武装をしなければならない。部屋の外で待っている。準備ができたら出て来るのだ」

そういうとお父様は部屋を出て行った。

侍女たちは予め指示されていたらしく、私のドレスを脱がせて、男の子の格好をさせた。

そして皮の胸当てや籠手を着け腰のベルトには子供用の剣を差してもらった。

「お兄さまのアレックスさまが12才の時に使ったのがぴったりです」

ああ、そうか、使い回しなんだな。たぶん成功しないから一回だけの着用で終わってしまうからやむをえないってことよね。

その後父上は私を地下室の石のドアの前まで連れて行った。

鍵を回すと、ゴゴゴ……という鈍い音とともに、ドアがゆっくり開く。

中は、真っ暗。ランプをかざしても、闇はまるで生き物みたいに光を飲み込んでしまう。

「この闇の中に入れる者こそ、わが家の秘密を継ぐ者だ。だが、見えない壁に阻まれて誰も入ったことがない。お前も無理だろうが、形式だけでもやってみるのだ」


……形式だけって、つまり形だけってことよね。 どうせ無理だと思って、私はドアの前に立った。


「じゃあ、やってみますね」 そう言って、闇に手を伸ばした瞬間――


ズズッ……!


え? なにこれ? 腕が、闇に吸い込まれてる!?

「ちょ、ちょっと待って! やっぱりやめ――」


言い終わる前に、体ごと闇に引きずり込まれていった。


「カサンドラ!」 お父様の声が遠くで響いたけれど、もう戻れなかった。


廊下に足を踏み入れた瞬間、壁に取り付けられた灯りがぱっと点いた。真っ直ぐに伸びた石造りの通路。高さも幅も三メートルはあるだろうか。まるで儀式のために造られたみたいな、無機質で整った空間だった。


背後の石のドアを押してみたけれど、びくともしない。 逃げ道はない。なら、進むしかない。


廊下の突き当りにある、少し立派な石の扉。なぜか、そこに強く惹かれた。


急ぎ足で向かう途中、両脇に並ぶ無数の扉に気づいたけれど、今は気にしていられない。


剣を構えて、目的の扉を開ける。


中は、整った部屋。そして、椅子に座る老人がいた。 「やあ、よくぞ参った。わが継承者よ」


「いまおぬしが見ているのは、儂の幻影じゃ。だから質問をしても答えられぬ。一方的に説明するから、よく聞くのじゃ」


それから、私のご先祖様は語り出した。 彼は五百年前、魔王を倒した勇者の一人だったらしい。


勇者たちは魔王の財産を分け合ったけれど、ご先祖は一切受け取らなかったそうだ。

「魔王の持ち物なんて、貰っても仕方がない」 そう言って、空手からてで自分の屋敷に戻ったとか。


ところが、死んだはずの魔王が夢枕に現れてこう言った。 『無欲な貴様には試練の扉をくれてやる』


地下室からゴゴゴ……と音がして、石のドアが現れたという。


「という訳だ。この中は時間がゆっくりと流れる。途中に見た壁のドアは、世界中のダンジョンと繋がっておる。好きなダンジョンを選んで、自らを鍛えるが良い。儂の腰にある魔法のポーチは、時間が進まないから食料や水を入れてある。これで必要なことは言った。あとは付け足しだが……」


予定したことを全て言い終えたご先祖様は、白骨になっていた。


……おそるおそる、ポーチを外して自分の腰につける。


女の私がダンジョン探索? モンスターに出会って手足の一本でももがれたら? 顔に傷でもつけられたら?


……面白いじゃないの。ちょうど未来の国母教育でうんざりしていたところよ。


そういう訳でカサンドラは世界中のダンジョンに通じるというドアに刻まれているダンジョン名を確かめて歩いた。

中には聞いたことのない名前のダンジョンもあり、『無名』と刻まれていた。


きっと未発見のダンジョンだわ。

それにしても少しお腹が空いたな。

魔法のポーチに食べ物が入っている筈。

大丈夫かな? 500年前の食べ物ってお腹を壊さないかな?


魔法のポーチの中身が知りたいなと思ったら、収納目録というのが出て来た。

その中に『万能鍵』というのがあったので、食べ物を出すのをやめて、その鍵を持って入り口のドアに向かった。


カチャ


内側から簡単にドアは開いた。

ドアを開けて外に出ると、公爵夫妻に兄上と妹迄ドアの外で心配そうに立っていた。


「カサンドラ、お前が闇の中に入った途端ドアが閉まって、それからいくら鍵で開けようとしてもドアが開かなかったのだ。もうお前が戻って来ないかと心配してたんだ」

妹のビオレッタなどは泣いていたらしく瞼を赤く腫らしていた。


ああ、みんなに心配をかけた。でもこの中でなにがあったかは明かすことはできない。

「お父様、お母様、お兄さま、ビオレッタ、私はこれからもときどきこの中に入って試練を受けなければいけません。けれどもその中身は家族にも口外できないものなのです。分かってください」

みんな四人ともこくこくと首を縦に振っている。

ようしこれでこれからも中にはいることができる。

まず世界中のダンジョンについて勉強しなければ。

だいたいは王族の一般常識として、名前と場所くらいは知っているけれど、ダンジョン内の詳しい情報は冒険者ギルドに行って調べなければならない。


トランスバーナ王国の王都の冒険者ギルド本部のギルド長、ドルトンは頭を抱えていた。

それは向かい側のソファに座っている12歳の少女がこの国では有力な貴族の令嬢でしかも王太子の婚約者だということである。

その応対に戸惑う貴族令嬢が要求したことは、なんと世界中のダンジョンの最新情報を売ってくれということなのだ。

ダンジョン情報は一階層程度なら銀貨一枚で売ることはできるが、深層情報になるに従って何倍も値段が上がって行く。

しかも他国内のダンジョン情報となると、いかに冒険者ギルドが世界的な組織であるとしても、他国にダンジョン情報を売るということには各国のギルドは拒否反応を示すに違いない。


私は用意した言い訳を言った。

「これは各国との友好外交の一環として学びたいという未来の王妃教育の一部なのです。各国の歴史や風土や慣習を学ぶことは外交に必要なことで、ダンジョン情報についても、相手国への理解を深めるために必要かと思うのですが」

ギルド長は少しは気持ちが動いたようだ。

「せめて低階層情報で満足してもらえないかね?」

彼は予想していた答えを言った。けれどもそれでは私の求める答えではない。

「あのう、その気になれば各国の冒険者と直接接触して個人的に集めても良いのですが、それだとギルド本部の耳に入った時にこそこそと集めて廻ってと気分を害するのでは? 下心がないからこそ、ギルドを通してお願いしているのです」

わざわざスパイ活動のようなことはしたくないと、疑惑を先に潰してみた。

「しかし、それだとーー」

私は一瞬言い淀んだところに畳みかけた。

「いえ、しつこくしたくありません。けれど後でわかったときに、このギルド本部で断られたので、自分で集めることにしたということくらいは公に説明したいと思います」

「待ってくだされ。カサンドラ様、まだ断るとはもうしあげてないですよ」

「ありがとうございます、ギルド長。必要な費用は仰ってください。予算の中で支払いますので」

「いや、うーーん。わかりました。もう敵いませんな。カサンドラ様、お手柔らかにお願いいたしますよ。」

実はここに来る前に王国には外交の為の学習資料費として申請しているのよ。ふふふ。だってこんなの自分で出すのは嫌だもの。



それから暫くは私は公爵家の私設騎士団に頼んで剣の稽古をつけて貰うことにした。

基本的な剣の振り方くらいは常識として学んでいたけれど、ダンジョンに挑むのであればもう少し使えるようになりたいからね。

だって、命は惜しいもの。

名目は王太子妃としてもある程度自衛の手段が必要だということにした。

「お嬢様、息子のアビルです。年齢も同じくらいなので、練習相手として連れてきました」

そう言って、うちの騎士団長のリンカーンさんが目のきつい少年を紹介した。

背丈も私より5cmほど高い。

「アビルさん、宜しく。私はカサンドラよ」

どうも女の練習相手になるのが気が進まないのか、やたら不愛想で、軽く頷いただけだった。

しかたなく練習用の木剣を持ってアビルと対面して構えた。

バシン!

いきなりアビルは私の木剣を叩き落した。

いったーーーい!

手がしびれる。

なにもそんなに思い切り木剣を叩かなくたって良いじゃないのっ。

しかもいきなりよ。

「拾え」

はあ? あんた何様なの? 拾えですって?

『拾ってください』って言えないの?

私は相当頭に来た。

そして屈んで木剣を拾ってそのまま、横に払ってアビルの向こう脛を叩いてやった。

ブシッ

「いだっ」

「あらごめんなさい。これいまのお返しね」

「このぉぉぉ」

「きゃああああ」

アビルが顔を真っ赤にして鬼のような顔で木剣を振り上げて来たから、私は悲鳴をあげて逃げた。もちろん騎士団長のリンカーンさんの方に向かって。

「アビル!お前なにやってる?」

ゴツンとリンカーンさんの拳骨がアビルの頭に当たった。

アビルは頭を抱えてしゃがみ込む。

相当痛かったに違いない。

それから隅の方でアビルはリンカーンさんからなにやら長い間説教をされていた。

その後で副団長のクリントンさんの監視つきになった。

「お嬢様、さっきは失礼いたしました」

アビルは開口一番この台詞をやっと聞き取れる声で言った。

一体何を言われたのか? この変化は気持ち悪い。

「カサンドラで良いわよ。わたしも君をアビルって呼ぶから」

「じ…じゃあ、カサンドラ。最初は素振りからやろう…やりましょう」

なんか体のどこかがこそばゆい。

けれど素振りを100回やったら、私のか弱い筋肉は悲鳴をあげた。

ああ、私は何をやってるんだ?

公爵令嬢で王太子の婚約者なのに。

でもダンジョンには行ってみたい。

だから強くならなきゃ。

「カサンドラ、このときの足の踏み込みはこういう風に」

「これで良い?アビル」

「そうそんな風に。あとこの指はもっと軽く力を抜いて」

アビルは同い年でも男の子だし、騎士団長の息子だから基本がしっかりしている。

そして教え方もうまい。

はじめからそうしてよねっ。


そして3か月後ギルドから連絡があって世界中の34か所のダンジョン情報が私の手に渡された。

試練の扉の向こうにあるダンジョンのドアは35あったので、やはりあの無名のドアは未発見のダンジョンだったのだ。

私はダンジョン情報を元に安全で難易度が低いダンジョンの低階層から順番に探索して行った。

その間ダンジョンの宝箱からスキルのスクロールやオーブをたくさんゲットし、自分のスキルとして身に付けて行った。

さらにダンジョンから外に出てドーラという名前で冒険者登録をしてどんどんランクを上げて行った。

各国の名産品や特産品も買い集めすべて魔法ポーチに収納しておいたりした。

けれども必ず家に戻り通常の公爵令嬢としての生活も続けた。

いまや試練の扉は私の窮屈な令嬢生活のガス抜きとなる楽しみになっている。




5年後



「お父様、今朝ちょっとだけ行って参ります」

私は軽装で地下室に向かおうとした。

「おいおい、今日は卒業パーティのある日じゃないのか?」

「はい、でもほんの肩慣らしをしないと一日が始まらない気がして」

私を見送るお父様も全然安心した顔で言った。

「まったく……最初の頃はボロボロになって戻って来たからどんな過酷な試練をしてきたのかと心配だったが、最近はちょっとその辺を散歩するようなノリだものな。でも試練だから気を付けて行ってくるのだぞ」

「はい、お父様」



「カサンドラ・ハイグレード!たった今お前との婚約を破棄する」

「は……はあ? どうしてですか、エドワードさま」

それからドレスに着替えて卒業パーティに行ったのだが、婚約者なのに迎えにも来なかった王太子が見知らぬ少女に片腕を抱きつかれながら、卒業生全員が見てる前でそう言った。

きっと自分の決心が揺らぐと困るので、みんなの前で言ったんだね?

「お前はメアリー・サージェリー男爵令嬢に様々な嫌がらせをして、将来の国母としてーー」

メアリーなんたら? って誰?もしかしてその横にくっついてるそれ?

「よって、お前は修道院送りにする。ゆっくりそこで反省するんだな。駄目だ。家に戻ることも許さぬ。ここから直行だ」

「はあ……そうですか?」

するとどういう訳か宰相の息子と騎士団長の息子が私の両脇を抱えて用意してあったらしい護送用の馬車に向かって運ぶ。

足が浮いてる。小さい頃こうやってお父様とお母さまに運ばれたことがあったっけ。

楽しいな。

背後で王太子のエドワード様が、自分はメアリー・サージェリー男爵令嬢と婚約するとかなんとか叫んでいるのが聞こえる。

みんなの前で言わないと不安なんだな、きっと。

小心で可愛い人だね、ふふふ。


うわあ、私が乗せられた馬車って、家畜を運ぶ箱馬車みたいな粗末なものじゃない?椅子もないよ。

しかも中に入れられた途端、ガチャッて鍵をかける音がしたわ。

私には意味がないけどね。

そうだな、この辺で着替えておこうかな。

私は魔法ポーチから試練用の服を出して着替えた。

修道院に行く途中で消えたってことにすれば良いか。

どこで降りようか周囲を見ているうちに馬車が急に止まり、馭者がわざとらしく「盗賊だぁぁぁ」と棒読みで叫んで逃げて行く。

しかも盗賊が馬車の鍵を開ける所がウケる。

カチャッ。

「あれ? パーティから真っすぐ来たはずなのに、どうして男みたいな恰好を?」

最初の盗賊が間抜けな顔をして言った。

でもはっとしてから気を取り直して悪そうな顔で用意していたらしい台詞を言う。

「へっへっへへ、これは美しい貴族のおじょうさまじゃねえか。おっと泣き叫んでも駄目だぜ。これから俺たち卑しい身分の野郎どもに散々玩ばれてから殺されるんだからな。その様子を詳しく報告することになってんだ」

「何人いるの?」

「えっ?」

私は外を見て数えた十人くらいだ。

「30秒かな?」

「何言ってんだうぐっ」

軽く腹パンすると最初の男は蹲って倒れた。


それから……


一分かかっちゃった。やっぱりダンジョンの魔物と違って、殺さずに倒すと言うのは難しいよ。

 ひとり動きの良いのがいてそいつに本気を出したら、かなりあちこちの骨を折ってやったみたいで、ほっとけば死ぬね、これ?

仕方ないから魔法ポーチから上級ポーションを出してそいつに飲ませてやった。

「「「姐御っ、お見それしやした」」」

十人のごろつきが地面に正座して、私の言葉を待っている。

「どうぞ煮るなり焼くなりしてくだせえ」

ポーションを飲ませた男が完全に私の召喚獣状態になっていた。

いやいや煮ても焼いても食べたくないよ。

「お前は名前は何て言う?」

「えっ、あっしですか?ブルートって言います」

「お前は少し使えそうだから、これを持って行け」

私はナイフを出して自分の髪の毛を一房切って渡した。

「そして私がお前たちに犯された後、これで自害したと」

そして私はそのナイフで腕を切って血糊をつけてブルートの前に放った。

「そのナイフにはハイグレード公爵家の紋がついている。髪の毛とそれがあれば証拠になるだろう」

「じゃあ、全員で行って来ます」

「ダメだ。お前だけだ。全員で行けば口封じに殺されるかもしれない。他の九人は死体処理をしているとでも言っておくのだ」

「へい、わかりやした」

「もしかして後をつけられるかもしれない。うまく逃げるのだぞ」

私はそう言って金貨を人数分渡した。

「この国から出て行ってまともに生きる道を考えるのだ」

「「「へい、姐御」」」

「姐御じゃない。カサンドラだ」

「「「カサンドラ様!」」」



私はその後、秘密のルートで自分の家に戻った。

エドワード様が私を家に帰さなかったのは、お父様の動きを封じる為だったのだ。

けれどそうは問屋が卸さないってことなの。

すぐさま王室に使いを出し、王太子の所業をばらした。

一方エドワード側は私が死んだと思っているので油断していて一手が遅れた訳だ。

気が付いた時は王太子の地位は国王によってはく奪され、平民に身分を落とし、最愛のメアリーからも見放されたという。

その後風の噂によるとエドワードはどこかの酒場で酔いつぶれて路上で倒れていたので、発見されて今は王室管理の塔の中に閉じ込められているとか。

そしてメアリーだが、男爵家から追い出され娼館で働いているという話も。

二人ともそんなに悪いことしてないのに、気の毒な事をしたと思う。

ただ真実の愛を貫こうとしただけなのに、運命の神様も残酷なことをするものだと思う。


私? 隣国のダンジョンで知り合ったS級冒険者と良い仲になったから、その方向で身を固めようと思う。

私もS級ランカーだから、できる子供が楽しみだ。


すみません。男が描くので女心がわからずこんなになりました。

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― 新着の感想 ―
上から目線で申し訳ありませんが、女性から見ても悪くはないと思いますよ。(^^) 主人公は悪党にも悪役にも思いやりのある優しさを持っているのが素敵です、甘ちゃんともいえますが。
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