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織田信長生存

今は、戦国の世。織田信長が明智光秀に討ち取られた。戦国の世は、民も武士も日々危険に追われながら暮らしていた。そんな中、争いに怯えながら暮らすのがバカバカしいと考える人達もいた。その人達は、「隠れ人」と呼ばれている。各村、国の山の奥深くにひっそりと暮らしてきた。それは、人々に見つかることはなかった。隠れ人の存在を知っているのは、位が福低い農民全員、商人ごくわずか、そして、足軽たちだ。天皇や、大名などに知られぬよう、今の今まで隠し通してきた。隠れ人たちは、農民などから、今の世の状況を聞きに行く、忍 しのぶと呼ばれる人、限られた商人から必要なものを揃えに行く、旅行者一同、、足軽から、戦争が起こるとき、どこに攻め込むのか聞きに行く、くノ一を用意し、暮らしてきた。商人で隠れ人の味方の家には、あざみの文様が入っている。そして、一族の長の名前は、桜子お咲。

 「桜子様、隠れ人に仲間入りしたいという人が参りました。」

 「ありがとう。平之助。入れ!!」

 「どうもこんにちは。織田信長と申す。」

なんと、織田信長が生きていたのである。

 「なっ!!どうゆうことじゃ?!織田信長は、明智光秀に討ち取られ死んだはず、、。貴様、誰じゃ!!」

 「死体は見つかってないでございましょう。そして、これを。」 

そうして、織田信長と申す男が出したのは、織田家の紋様だった。

 「貴様、本当に織田信長なのじゃな?目的は何じゃ。隠れ人の支配か!!」

 「そんなに怯えなくとも、大丈夫でございます。ただ、ここにかくまわせていただければそれで良いのです。」

 「貴様は、戦いが好きなのであろう。なぜ、逃れる。まさか、この村を利用し天下統一をするのではなかろうな。」

 「感が鋭いですな。お嬢様」

パラッ。お咲の来ていた、羽織が脱げ落ちる。

 「ハッ!!」

一瞬時がフリーズした。

 「桜子様!!ええい!!皆のものコヤツを斬れええええ!!」

 「やめるのです!!どういうつもりか。私を殺しても、良いことはないぞ。なぜならこの村の治安が一気に崩れ落ちる。そうしたら、貴様の計画は、成功せんぞ!!」

 「はははははははははははっ!!強気な女大将だなああ!すまんすまん。ただのお遊びじゃ。確かに俺は戦いが好きだ。でも、今は、敵が沢山じゃ。少しの間だけ、ここにいさせてもらう。」

 「ま、まあ、良い。では、貴様にお付きのものを一人つける。この城の屋根に部屋がある。そこで過ごせ。

信長は、少し考えた顔を見せるとこういった。

 「お付きのものは美人か??」

 「貴様あああ!!」

二人は、早々から喧嘩するほど仲が良くなったのである。まるで、兄弟みたいだ。

 「お春。来なさい。」

 「何でしょう。咲姉さま。」

お咲が親に捨てられていたお春を拾った。お春は、14歳。

 「こやつの付き人をやってくれ。」

 「承知いたしました。では、姉さまの付き人は、どういたしましょう。」

 「恵にお願いするよ。」

お春は、屋根に案内した。そこは、案外広く城の屋敷と変わらないくらい広かった。

 「今日は、もう夜遅いので、夜食をお持ちいたしますね。」

 「お春か。本名は何なのかいな。」

隠れ人には独自の文化があって女の名前をつけるときは、普段呼ぶときは、お春、お咲などと呼ぶがその漢字はお咲がつけてくださる漢字なのだ。本名は、代々心を開いてないと教えない人が多い。

 「その文化は、どこで聞いたんですか?」

 「ここに来る途中に連れのものに聞いてなあ。」

 「そういうことですね。私の本名は、春里。はるりといいます。」

 「はるりとは、珍しい名前じゃなあ!」

 「私とお咲姉さまが出会ったのは、春が来て間もなかったので、春とつけてくださいました。」

 「ちゃんと考えているんじゃなあ。」

信長は、よく笑う人だった。村の人ともすぐ仲良くなり、一緒に仕事をしたり、遊んだりするようになった。その頃、お春は、姉さまの部屋に呼ばれた

 「春里。あいつの監視をお願いしても良いな。万が一のことがある。」

 「かしこまりました。新一様にもお伝えしておきます。」

信長が呑気に過ごしている間に桜子たちが動き始めていた。



桜子と信長の運命は??

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