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世界の狭間で  作者: 如月 むいか
第1章
3/10

人間界

――今の私は、リーヴェンス王国の筆頭公爵家であるアークライト家の令嬢、アステリア・ルーア・アークライト。精霊界に攻め込んできたリーヴェンス王国の公爵令嬢として生まれ変わった。いいえ、私は今も精霊姫レナーテ。私の力は、今も残ってる。必ず復讐して、また母様たちと精霊界で幸せに暮らす。待っててね、みんな。


「ああ、かわいい女の子だ。名前はどうしようか。」


「そうね、アステリア…アステリアにしましょう。」


違う、私の名前はレナーテよ。


「アステリア・アークライト。いい響きだ。そうしよう。」


違う!!


その時、アステリアの周りが金色に輝き出した。


『ルーア。アステリア・ルーア・アークライトとなさい。私の加護を授けます。』


この声、ルーア!ルーアは兄様の眷属で、月を司る上位精霊…ルーアの加護、心強いわ。ありがとう。


「なんと!ミドルネームを授けられるとは!」


「この子はきっと精霊に愛されているのね。ミドルネーム持ちなんて100年前の国王陛下以来よ。」


「ああ、陛下に報告しなければ!」


国王…復讐の為には近付いておいたほうがいいわね。


「ええ、でもまだ生まれたばかりですし、謁見はもう少し育ってからの方がいいわね。」


「そうだな、3歳になったらお会いになっていただこう。きっと賢く育つだろう。」


「じゃあそれまで愛情たっぷり育てないとね。」


「ああ、3年後が楽しみだ。」


3年後、国王に会える。それまでに力をつけないと。



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