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⑴『プロットノート』

⑴『プロットノート』



まだ俺が、生まれる前の頃から、既に俺の記録は始まっていたらしい。こうすればこうなんだ、という規定文句に添えて、常にあったプロットノート。俺は今でも、このプロットノートを更新しているんだろう。誰にでも、自ずと振り返ればあるだろう、それは、プロットノートである。



いつからか、俺は生きるのが、少し楽になった。人生の問題は多岐にわたるだろう。金銭の問題、定位の問題、学問の問題。いつでもプロットノートを見れば、クリア出来ることばかりなんだろうが、時として、プロットノートは、姿を消すようである。



自己が自己であるために、俺はプロットノートが姿を消すと、こうやって小説を書く。いつか、自分が迷妄の状態に達した時に、自分で書いた小説を見ることで、解決策を見出すためだ。そういう意味で、プロットノートは、精神の拠り所である。

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