読まなくてもいい前置き
下の文章は題名通り、前置き(長すぎですがw)なので抜かしてもらってもかまいません。
なぜ、みんなアルビノなのか、という説明です。
いまから25年前・・・僕らの街にひとつの隕石が落ちた。
その隕石は居住区を大きくそれ休火山に落下。
休火山は隕石の影響でか、噴火し、農作物に良い影響を与えた。
普通の場合火山灰により、農作物は多大な被害を受けるのだが、その火山灰が地球には無い物質は含まれていたらしく、農作物の成長が異常なほど急速化、虫もその灰の影響でよって来なかった。
しかし、フロンガスやアスベストのように目の前の大きなメリットばかりを見てデメリミットを見ないのが人間である。
輸送する途中で灰の成分は消えるようで、県外にはさほど被害は出なかったが、この街は違った。
この世にまだ出てきていない命、つまり胎児にある影響を及ぼした。
生まれてきた赤ん坊がアルビノ化するという現象が起こった。
アルビノ化といってもメラニン色素が足りない(俗に言う白子)が生まれたわけではなく、髪の毛の色が緑色、目の色が日本人の黒。というようなメラニン色素の異常児が生まれた。
コレにより県の畑の農作物は十分な消毒、時間を持つことが義務ずけられ、イメージダウン、県の経済的ダメージは大きかった。
しかし、神様は最高のプレゼントを置いていってくれた。
この、アルビノ化した人間はそれぞれ特殊な才能をもたらした。
生まれてきた子供は皆、美男美女、その他にも身体能力、頭脳など。個人差はあるが多彩な才能を見せた。
遺伝子に何らかの影響が与えられた。という説があるがDNAは親とほぼ同じ。つまり、まだ未知数な部分が多いということだ。
人々はアルビノ化したものを危険人物と見て障害者のような目で見られた。
また、アルビノ化しなかった者もいた為、さまざまな迫害、差別をされた。
そこで、県は国に働きかけアルビノ化した人たちの保護、研究のためにアルビノ化した人間のための学校が作られた。
僕の通っている学校もそのひとつで「国立特別人種学校 第28番校 高等部 身体課」という。
別に街に28校もあるわけではなく、県の28番目の学校という意味だ。
まだ建設予定の場所もあるが、一応県には32校、アルビノ化した人間の学校もある。
どうしてこんな金を国が出したのかというと後の経済効果のためらしい。
現に、僕らの先輩は「大学教授」「俳優」「スポーツ選手」など多数の有名人を出した。
「おっと、結構長ったらしくなっちまった。全部読んだ人はすごい!あんた偉い!」