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今後の方針

「さて、他には。伊賀者の登用じゃったかな。なぜじゃ、はっきりと言って乱破などは武士からは下に見られておる。」


「父上は聞いたことがございませんか、敵を知り己を知れば百戦危うからずと。」


「知っておるか、稙綱。」


「・・・・・確か、孫子の言葉に似たような言葉が、彼を知り己を知れば百戦殆うからず と。」


おうっ、自信満々に言ってちょっと違ってる。


「・・・少し記憶違いしていたみたいですね。」


「ふむ、どういう意味じゃ。」


「相手のことや目的を知った上で、自分の能力などをきっちり把握出来ていれば、正しい対策がとれ、勝つことが出来るということでございます。」


「ううむ。」


「そうですね、父上は稙綱と剣で戦ったとして勝てますか。」


「何を申しておる、そんなこと出来るわけがなかろう。稙綱が木刀でこちらが真剣ですら勝てぬわ。」


自信満々に言うことじゃないよ親父。かっこ悪いなー。


「そもそも余が刀を振るうようなことは、あるまい。そのようなことがあれば敗北じゃ、刀を振るうことよりも、どう生き残るかのほうが大事じゃ。」


さっき自分でも言ったけどそうだよね。剣豪将軍の足利義輝とか、多勢に無勢で、最後は引っぺがした畳を盾にのしかかられて殺されたっていうからね。刀強くてもどうしようもないよね。鉄砲使えばなおさらに。


「そうですか。では、例えば稙綱が目隠ししていたらどうですか?」


「それは勝てるに決まっておろ・・・・いや勝てるか?・・・・負け・・・。」


「いや、勝てるぞ、いくらなんでも目隠ししてて負けるはずがなかろう。」


自信ないのかよ。そんなに稙綱強いのか。それとも親父が弱いのか?


「軍や国における目に当たるのが、彼らです。彼らが得る情報はどんな武器よりも、重要なものとなるでしょう。逆に、相手には嘘の情報を流してもらったりもできます。」


「ふむ、理由はわかった。稙綱、文を出せ。」

「他にはおらぬか。」

「そうですね。できたものを販売するのに港が使いたいのと。あとは、二つほど味方に取り込みたい勢力があります。」


「ふむ、港に着いては若狭武田に話を通せばよかろう。道中の高島7頭についても、稙綱に話をさせればよかろう。他の二つとはどこじゃ。」

「それはですね・・・・・ごにょごにょ」


「また、伊賀者とは別の意味で癖のある相手じゃのう。それにも理由があるのであろう。まあ良い。同じく文を出しておけ。」


「あとは、学校じゃったの。孤児などはすぐに集まろう。農民についても御触れはだそう。教えるものがいるの、延暦寺の僧にでも頼めばよかろうか。」


「それなのですが父上、母上のような女性の方々にもお願いするというのはどうでしょうか。」


「あら、面白そうですね。正直、奥というのも退屈なもので、時間を持て余しておりましたので。」


「公家出身の婦人が孤児などと接することなど出来るはずがなかろう。」


「よろしいのではないですか?わたくし以外のものでも外に出て働きたいと申すものは多くおります。お父上や公家や武家の婦人の方々には、わたしからお願いしてみますわ。それに、公家の皆様は正直生活に困っておりまする、ある程度献金してお願いすればお手伝い頂けるかと。」


「そういうのであれば、余は何も言わぬが・・・・。」


親父弱い・・・・。何故だろう、すごく悲しくなってくるのは。男尊女卑とはなんぞや。


「あとは商人や職人とあってみたいですね。」


「ふむ、それはどのようなものが必要なのか、稙綱に話をしておけ。」


「えっ、自分で会えないのですか。」


「どうせ、直答はできぬ。それにそなたのような赤子が話すなど、余計な混乱を招くだけじゃ。」


確かに。ただちゃんと伝えれるかな。


「当面は、そのようなところかのう。あとは稙綱と吟味するがよい。」

「さて、それとは別に少し聞きたいことがあるのじゃが。まだ大丈夫かの。」


「はい、まだ大丈夫ですよ。」


「未来とは、どのようなところなのじゃ。まだ戦乱は続いておるのか」


「どのようなところですか?食べ物や服、その他ものは溢れてますね。餓死者などは聞きませんしね。車や電車と呼ばれる乗り物で、日本国内であれば1日で移動できますし。戦争は自分が生まれる前に大きなのが最後で、それ以来70〜80年は一切なかったですね。中国やアメリカと言う大きな国とやって負けて本土も焼け野原になったらしいですが。」


「中国とな?安芸や出雲で大きな戦があったのかのう。」


「あっいえ。今だと明ですかね。その後にできた国ですね。」


「なんと支那に攻め入っておるのか。当然足利家は素晴らしい武功を挙げたのじゃろうの。」


「・・・・」

いや、足利とか残ってないけど。


「うん、どうしたのじゃ。・・・・もしや。いや、そんなことは。足利はどうなっておるのじゃ。」

「いや・・・・それは。」

「そんなに言いにくいことなのか?構わん言ってみろ。」

「・・・・足利将軍家は15代 足利義昭の頃に途絶えております。血筋は残っているとは思いますが、その後歴史でどうなったのかは、語られることもないのでわかりません。」


「なんと!そんな馬鹿な?!・・・・・いや、今の現状をみれば、それもあり得るのか。」


「しかし、この世界でもそうなるかはわかりません。」


「そうじゃの、それが事実であれば、尚更そちに任せるのが良さそうじゃ。」

「しかし、飢えるものはおらず、戦もないのか、それは良き世じゃのう。そんな世にできればよいのじゃが。」


「目指しましょう。ここにいるみんなで。」


「そうさのう。それはよいのう。」


・・・・そうだ、折角将軍になった?んだ。俺がこの戦国時代を終わらせるんだ。頑張るぞー。

知らずに自らディする主人公。


残りの二勢力については隠します。皆さん予想してください。もしかすると、自分よりもいい案出す人いるかもしれないですね。

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