詐欺はやめましょう
お金がない!
いや、各領地で売買に回してるお金はあるんだけど、坂本の屋敷に余剰金の大部分が集まってたんだよ。持ち出せたのは小額でほとんど置いてきてしまって、全部晴元の軍に接収されたみたいなんだ。
くっ、一国の食料10年分くらい買い占めれる金がー!
あいつら、何に使ってるんだろうと思ったら、京で公家にばら撒いてるくらいで民の生活のためには一切使ってないらしい。どうにか取り戻したいところだけど、京に攻め込んでしまうと、また戦火で焼けてしまうので却下。
というわけで、ここに用意致しました舶来品。別名、朝鮮半島で普通に使われてた日用茶碗。普通の一般家庭より集めたなんのゆかりもないただの茶碗です。
はい、こちら桐の箱に詰めまして、足利家の家紋をつけます。足利家伝来の茶碗に早変わりー(なお嘘は言っていない。嘘は)
これを京の公家や武家に売っ払いましょう。京を追い出された足利家がお金に困り、泣く泣く所有している財宝を手放してと言う話とともに。
さあ、幾らで売れるかな?信長がゴリ押しで価値高めたから、未だそれほどなんだけど、これを機に流行らせよう、茶道。
芸術品なんて、それなりの地位の人間が価値があると言い張れば、価値が出るもんだ。
金剛石なんて、今はまだクズ石だしね。ブリリアントカットが発明されないと。やり方知らないから、こっちで荒稼ぎは出来ないのが残念だ。
ちなみに人工ダイヤモンドも作れるけど、こっちは二束三文で砥石やガラス切りとかに使われてる。
鑑定書ないとただ同然らしいよ。別に化合物状態に違いがあるわけでもないし、鑑定書ないと見分けもつかないから、その程度の価値なんだけど、価値下がると困る側が高止まりさせたいから、人工ダイヤモンドは価値なしって規定しただけだから。別に天然ダイヤモンドも価値ないよ。砥石やガラス切り以上の価値は。
正直硬いだけの石だから、用途限られてるし。
だが、今はこれがいいのだよ。何故ならば、権威をつける側だから。足利家が価値があると言えば、価値が出るのだから。まあ、限度はあるけど。その点、今まで日本になかったものは希少価値からこれがやりやすい。なんなら、ルソン壷すら用意出来るぜ。
とりあえず、茶器大好き、爆死君とその主君に手紙と茶器送って、自慢しまくって頂きましょう。出来れば、売り先の紹介もしてもらおう。あいつら、今回こちらの味方につかなかったからな。外堀埋めてやる。
あいつらにはタダで一杯くれてやる。お金なんて、一切払わせてやらないからな!
ふっふっふっふ。
中国から輸入した穀物なんかの食料は置いてなかったのが救いだ。ほとんどは港と各国にばら撒いてるから。
でも、せっかく埋まった戦力差が今回のことでまた開いたんだよね。ほんと、お金持ってかれたのが痛い。
落ち着いたら、討伐軍出さないといけないらしいのよ。メンツ的な問題で。勝てるかどうか別にして。当然勝つために作戦は立てるんだけど、ああ、お金がお金がー。
現代芸術とかも内輪で値段決めてるしね。
トリエンナーレとか、真面目に芸術勉強してる芸大生馬鹿にしすぎ。




