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開発の成果

父上から手紙が届いた。

何やら枕詞が多くてまどろっこしい文章だが、要約すると、城作る金くれ。ってことだね。

オーケー、あとで返せよ。と金と一緒に文にして送っとこう。

「万吉ー、これと蔵からお金出して父上に届けておいて。」

「はっ。」

京に城作るのか?二条城かな?(中尾城です)

「菊童丸様、鈴木殿がお見えです。」

うん、なんだろ?


「通して。」

「はっ。」


・・・・

「ご無沙汰しております、こたびの戦勝誠におめでとうございます。」

「ふむ、誠めでたいことじゃ。して、今日はどのような要件じゃ?」

あと、隣の子供は?佐太夫の子供?


「はっ、本日は火縄銃が完成致しましたので、お待ち致しました。」

そうか、ついに完成したのか。

「でかした。見せてくれるか。」

「はっ、こちらに。同じものを三十丁ほど」


おおっ、これが。あーまさしく火縄銃。打ってみたいがちと重い。前世じゃ、一般人は持つ機会なかったから、多分初めて触るんだろうな。


「試しに打つところを見せてくれぬか。」

「はっ、ではこちらに控えております。我が息子重秀が。まだ、初陣も済ませておらぬ小倅ですが、最も火縄の扱いに長けておりまする。」


きたー。雑賀孫一きたー。ちょっ、色紙色紙。サインもらわないと。ヤタガラスは?オーレオレオレオレ〜は?侍ジャパンは?こりゃ野球っと。


「重秀か。良き名じゃ。今後ともよろしく頼むぞよ。」

「鈴木重秀でございます。此度は、御拝謁賜り誠に光栄です。」

「堅苦しいの。それほど、丁寧に話さなくても良いぞ。では、頼むぞ。」

「はっ。では、的を。」

「稙綱、胴丸を用意致せ。」


どうだろ。50mくらいかな。うわー、自分なら当たる気しないな。ましてやスコープ付いてるライフルでもないんだろ。


「では。」


紙に包んだ薬莢詰めて、押し込んで玉を入れる。慣れてるな。早い。で、狙いをつけて〜

「バーン」

おおっ、耳痛っ。

「すごい音ですね。これなら、馬も驚くのでは?それにこの距離で当てられるのであればすごいですね。」

「いや、万吉、何言ってるの。この距離で当てられるわけないでしょ。あんな、丸い玉空気抵抗でまともに真っ直ぐ飛ばないよ。」

ほら、胴丸持ってきたようだから、見てみなよ。ほら・・・・・・ど真ん中に穴空いてるよ。うんな馬鹿な。

「ほら、当たってるじゃないですか。」

嘘だー、んな馬鹿な。

「いえ、菊童丸様のおっしゃることは間違いではありませんよ。あの距離でまともに当てられるのは、倅だけですので。」

「では?役に立たないのでは?発射にあの時間がかかっては、一度しか撃てませんよ?」

「いや、弓でもそうだけど、相手は軍勢だからね。数百人から数千人に向けて撃てば、誰かに当たるんだよ。それに、こちらも数を用意して撃つからね。」

「将来的には、弾の形状、雷管、薬莢なとを菊童丸様の提案頂いたものに変えれば、連射速度、命中精度ともに向上したものになる予想です。まだ、螺旋状に飛ばす方法が研究中でして、試しに作ったものは、真っ直ぐ飛びませんでしたので。」


銃の構造に詳しければな〜。自衛隊に入るとか、ミリタリーオタクでもやってればよかったのに、前世の俺。


「よくやってくれた。あとは量産と改良だな。今後とも励んでくれ。」


「はっ。菊童丸様、銃の扱いの説明とこちらとの連絡のために倅をこちらに預けたいのですが、よろしいでしょうか?」


「重秀が、こちらにか。それは頼もしい。これからはよろしく頼むぞ。」


「はっ、鈴木重秀。力の限り務めさせて頂きたく。」


はっはっは、着実に戦力が整ってるねー。

孫市君は、生年不詳の謎多き人物で、あんまり資料がないとのことですね。

そういえば、もうすぐワールドカップですね。本田が外れて強くなるのか日本代表。

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