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6 side Tateishi

いったい何のいやがらせか。

席替えをしてすぐにそう思ったのは仕方ないことだと思う。


どうやら、このクラスの人たち、あと担任教師はどうにかして私と彼、三島カケルをくっつけたいらしい。

席替えを始めとする多くのグループ別けで他意を感じる。

グループは絶対一緒だし、席替えは前、後ろ、横、斜めの方向に必ずいる。明らかな他意だ! と考えていたのだが。

今回は隣の席だったのだ。



「コレってすごくない!? もう運命だよ!! 運命! よし、そうなったら結婚ッㇸブっ!!」


脳内お花畑の彼をなぐったのは間宮くんだった。



「お前は少しはその頭を使え!」


何なんだろう。外堀が徐々に埋まっていっているような感覚になるのは、気のせいであってほしい。うん。


最近まで、ドンマイと言って愚痴を聞いてくれていた友人のアヤまで、

もー付き合っちゃえばー? 楽になるよー? 

とか言い出す始末。


担任には、まるで飼い主と犬だな、と苦笑いつきでいわれる。

え。私こんな犬飼った記憶ございませんが?



「アホが!」

と、言いながらも手綱を握っている間宮くんの存在に心底感謝と感激を感じている。

今回の席替えで救いと言っていいのはその間宮くんが近くの席にいることだと思う。つかみどころはないけどいなかったら困る所だった。






そして休み時間に三島カケルファンだと思う女の子に呼び出された。これ、何度目だろうか。


「あのさ!」


意を決していうその姿がかわいいな、と思ってしまうのはしょうがないと思う。

どっかで誰かが言っていた可愛いは正義! あの言葉って正解だよね。


「カケルのことどう思ってるの!?」

「え。うるさい人」


即答してしまえば一瞬呆気にとられたあと彼女はわなわなと震えだした。


「なんなのよ、それ!」

「あ、間違えた」


そういう私に彼女はきょとんとする。


「賑やかな人だ」

「馬鹿にしてんの!?」


今度こそ彼女は怒ったように声を荒げて手を振りあげられた。思わず顔をそむけたら爪が当たったようで血が流れたみたいだった。


彼女は血をみて顔面蒼白になり、涙目で走って行った。

あれ? 何か傍からみたら私が彼女をいじめていたようにみえるのかな、これは。



実は、立石ちゃん目線は難しくて苦手です。

あんまりにキャラのまんまになると三島カケルがほんと登場しないんじゃないかってなってしまいます……。

そして久しぶりすぎて苦手に拍車がかかりました(/_;)

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