第六部 第五話 ~ある日突然、叔父は本題を置いていく~
エドワードさん、、、ぼく何をわれてるのかよくわからないよ・・・
その日は、本当に突然だった。
会議でもなければ、夜会でもない。
ただの、平日の午後。
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悠馬は、資料を確認していた。
特に問題はない。
いつも通り。
「通常運転」
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「悠馬」
声。
顔を上げると、
エドワードが立っていた。
ノアが反射で言う。
「……何も起きてません」
エドワードは、ちらりとノアを見る。
「知っている」
(……やばい)
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エドワードは、
悠馬のデスクの前に立ち、
一枚の紙を置いた。
「……何でしょうか」
「確認だ」
それだけ。
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悠馬は、
紙に目を落とす。
内容は、簡単だった。
・次の四半期
・ 配置
・担当範囲
・出張の可能性
どれも、今までと大きく変わらない。
(……問題ない)
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「一つだけ」
エドワードが言った。
「お前は、どこに戻ったつもりだ」
悠馬は、
すぐには答えられなかった。
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ノアが、慌てて割り込む。
「兄さんは通常運転です」
「休暇も終わって」
「今は落ち着いて――」
エドワードは、手で制した。
「ノア」
「……はい」
「今回は
お前に聞いていない」
(……完全に黙れの合図)
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エドワードは、
悠馬だけを見る。
「戻ったのは、業務か」
「生活か」
「それとも」
一拍。
「考える時間か」
悠馬は、静かに答えた。
「……考える時間は終わっていません」
「そうか」
即答。
「なら」
エドワードは、淡々と言う。
「まだ戻っていない」
ノアは、息を呑んだ。
(……来た)
(……本筋だ)
「休暇は」
エドワードは続ける。
「終わった」
「だが」
「問いは持ち帰ったままだ」
「それを」
「業務に混ぜるな」
「生活に逃がすな」
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悠馬は、
紙を持ったまま立っていた。
「……では」
「……どこに置けばよいのでしょうか」
エドワードは、少しだけ間を置いた。
「人の間だ」
ノアの脳内で、警報が鳴る。
(……足元)
(……来た)
エドワードは、もう用は済んだ
という顔で踵を返す。
「答えは急がなくていい」
「だが」
振り返らずに言った。
「次に会う時、
まだ“通常運転”ならそれは選択だ」
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去っていく背中。
オフィスは、
何事もなかったように動き続けている。
ノアは、ゆっくり息を吐いた。
「……兄さん」
「はい」
「これ」
「コメディじゃなくなってきた」
悠馬は、少し考えてから答えた。
「……今までがコメディでした」
「違いない」
悠馬は、手元の紙を見る。
業務は、問題ない。
でも、その下に確かに置かれた。
『本題』
(……人の間)
(……足元)
(……通常運転の先)
悠馬は、紙をそっとデスクに置いた。
逃げ場は、消えていない。
だけど、遊び場は片付けられた。
AIアシスト作品です。
対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。
前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。
一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。




