第三部 第九話 ~雑談を“詰める”とこうなる―~
一人の人のセリフの間と単語の切り方の感じが伝わるかどうかいろいろ模索中です(今更)
もし読みにくい、わかりにくい、などあったら教えてください!( ;∀;)
しばらくして、悠馬は一つの結論に至った。
(……雑談とは、質問を投げるものだ)
(相手の話を引き出すもの)
(仕事と同じだ)
――間違いだった。
「……ところで」
悠馬は、友人を見て言った。
「普段、何をしているんですか」
ノアの内心。
(出た)
友人は首を傾げる。
「普通だよ?」
「仕事は?」
「休日は?」
「連絡は誰から?」
(……完全にヒアリング)
友人が笑う。
「面接?」
「……いえ。興味があって」
本音だった。
「どのくらいの頻度で友達と会いますか」
「目的は?」
ノアがついに口を挟む。
「兄さん、それ 仕事の詰め方」
友人が大笑いした。
「なるほど!」
「雑談を情報収集だと思ってるでしょ」
悠馬は言葉に詰まる。
(……思ってた)
「でもね」
友人は、急に真面目な声になった。
「それ、優しさだよ」
「興味ない人は、そんなに聞かない」
一拍。
「ただ、距離の取り方が仕事すぎる」
ノアが補足する。
「職場では最強」
「友達だと、ちょっと怖い」
(……怖い)
だが友人は続けた。
「でも嫌じゃない」
「ちゃんと相手を見ようとしてるの分かるから」
「雑談ってさ」
「答え出さなくていいんだよ」
「沈黙してもいいし、脱線してもいい」
「オチなくていい」
悠馬の中で、何かがほどけた。
(……答え、いらない)
三人の間に、沈黙が落ちる。
誰も困っていない。
ノアは思う。
(……今、学習してる)
悠馬はスプーンを置いた。
「……難しいですね」
「最初はね」
友人は笑う。
「でも、今日みたいに甘いコーヒー飲んで」
「変な質問して」
「『あ、やりすぎた』って気づけば十分」
その瞬間、
悠馬の眉間にしわはなかった。
「佐伯さん」
友人が言う。
「多分、友達できたら面倒見すぎるタイプ」
「だから作る前に疲れるんだよね」
悠馬は深く息を吐いた。
「……否定できません」
三人で、少し笑う。
何も決まっていない。
何も合意していない。
でも。
(……これが、友達の入口か)
胃は、静かだった。
AIアシスト作品です。
対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。
前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。
一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。




