第二部 第九話 ~5日目夜:個人的なお誘い~
僕、ある程度書き溜めといて、フォルダに入れて保管してるんdネスが、最近それがごちゃごちゃです。だれかいい方法を教えてください_| ̄|○
その日の夜。
会議も、打ち合わせも、
すべて終わっていた。
ホテルの部屋に戻り、悠馬はコートを脱いだまま、
しばらく立ち尽くしていた。
(……静かだ)
良い意味ではない。ただ、
”役割が一時的に外れている”だけだ。
ここでは、
責任者でも、
兄でも、
評価対象でもない。
(……何もしなくていい)
そう思った、その時。スマホが震えた。
画面に表示された名前に、
悠馬は一瞬だけ眉を寄せる。
――今日の会議にいた取引先の一人。
(……仕事?)
開く。
> 今夜、少しお時間はありますか
> 仕事の話ではありません
> 落ち着いて話せたらと思って
短い文章。でも、含む意味は十分すぎるほど明確だった。
(……来たか)
逃げる理由は、いくらでもある。
疲れている。
明日も早い。
長期滞在中だ。
だが同時に、分かっている。
――断り続けると、別の形で“選択”が回ってくる。
(……仕事じゃない、か)
この数日、悠馬はずっと「仕事」という枠で自分を守ってきた。
仕事なら、距離が保てる。
評価基準が明確だ。
しかし、”仕事じゃない”。
その言葉は、静かに境界線を削ってくる。
「……」
悠馬は、ベッドに腰を下ろし、しばらく考えた。
(恋しい場所があるわけじゃない)
(帰りたい場所も、特にない)
(ただ……)
(今は、これ以上何かを増やしたくない)
返事を書きかけて、止める。
その時。
ドアが、
軽くノックされた。
「兄さん」
ノアの声。
「……入って」
ノアは、一歩だけ中に入り、悠馬の様子を見て察した。
「……来た?」
「……ああ」
悠馬は、画面を見せる。
ノアは、一瞬だけ黙った。
「……個人的、だね」
「そうだな」
「断る?」
「……まだ考えてる」
ノアは、すぐには口を出さなかった。
この数日で、彼も学んでいる。
「兄さん」
少しだけ、慎重な声。
「……一人で行く?」
その問いは、善意だった。
だが、悠馬ははっきりと首を振った。
「それは、一番まずい」
「……だよね」
「同行も、今は逆効果だ」
ノアは、小さく息を吐いた。
「……父上が聞いたら、喜びそう」
「考えないでくれ」
悠馬は、ようやく立ち上がった。
「……丁寧に断る」
「理由は?」
「疲れている。それ以上でも以下でもない」
「通じる?」
「通じなくてもいい」
送信。
数秒後、
返事が来る。
> そうですか
> また機会があれば
それだけ。
画面を閉じ、悠馬は深く息を吐いた。
(……これでいい)
誰も、怒っていない。
誰も、傷ついていない。
それでも、胸の奥が少しだけ重い。
(……“選ばなかった”という事実だけが残る)
ノアは、何も言わなかった。
ただ、静かに頷いた。
その頃。
遠く離れた場所で、誰かが
短い報告を受け取っていた。
――個人的な誘い、発生
――本人、辞退
「……ほう」
エドワード・ハミルトンは、
静かに微笑んだ。
「断れるなら、まだ余裕がある」
紅茶を一口。
「だが……」
視線を落とす。
「”次は、断れない形で来るな”」
その頃、悠馬はまだ知らない。
この“個人的なお誘い”が、
『評価表の一項目として記録された』
ということを。
そして。
「選ばない」という選択が、
『次の“選ばされる段階”』への入口だったことを。
AIアシスト作品です。
対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。
前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。
一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。




