表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐伯悠馬の恋愛事情  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/137

幕間 ~帰還後~

最近夜更かしが過ぎていつでも眠いです。

ロンドンに戻った。


灰色。

通常運転。

業務。

噂。


そして。

机。


ーーーーーーーーーーーー


悠馬がオフィスに入った瞬間。

空気が止まった。


山だった。

いや。

以前より高い。


山脈。

文明の堆積。

未処理の地層。


ーーーーーーーーーーーー


悠馬は静かに言った。


「……ノア」


ノアは椅子に沈んでいた。


目の下に影。


胃薬。


魂が半分抜けている。


「はい……」


悠馬は山を見たまま続けた。


「これは何ですか」


ノアは震える声で答える。


「兄さんの仕事です……」


悠馬は一拍置いた。


「僕が三日消えただけで?」


ノアが叫びたかった。

三日じゃない。

アメリカ一か月。

日本三日。


その間ずっと「地獄」


ノアは胃薬を飲んだ。


「兄さん」


「はい」


「兄さんがいないと回りません」


悠馬は首を傾げる。


「なぜですか」


ノアの目が揺れる。


悠馬は真顔で言った。


「ノア?」


一拍。


「あなたは仕事ができないのですか?」


ノアの顔が固まった。

世界が止まった。

胃が止まった。


「……は?」


低い声。


拓海が後ろで吹き出した。


「出た」


父上がどこかで「ほう」と言った気がした。


ノアはゆっくり立ち上がった。

拳が震える。

笑顔が崩れる。


「兄さん」


「はい」


「今」


「僕が」


「何をしていたか」


「分かりますか」


悠馬は淡々と答える。


「……業務を」


ノアが叫んだ。


「業務を!!!」


「兄さんの業務を!!!」


「噂対応を!!!」


「父上対応を!!!」


「拓海父さん対応を!!!」


「胃薬を!!!」


悠馬は一拍遅れて言った。


「胃薬は業務ではありません」


ノアが机を叩いた。


「業務です!!!僕にとっては!!!」


拓海が腹を抱えて笑う。


「ノア壊れた!」


ノアが叫ぶ。


「拓海父さん黙って!!!」


ーーーーーーーーーーーー


悠馬は山を見た。

そして静かに言った。


「……なるほど」


ノアは荒い息で言う。


「なるほどじゃない!!!」


悠馬は淡々と付け足した。


「では」


「僕が戻りましたので」


「通常運転に戻します」


ーーーーーーーーーーーーーーー


ノアは崩れ落ちた。


「兄さん……」


「通常運転が一番怖い……」



こうして。


悠馬は帰還した。

ノアは瀕死になった。

仕事は膨れ上がった。

胃薬は増えた。



そして父上は一言だけ残した。


「ほう」



AIアシスト作品です。

対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。

前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。

一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ