表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐伯悠馬の恋愛事情  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

116/137

第七部 第十八話 ~消える~

読んでくださっている方、悠馬君とノア君、どっちがお好みですか?どっちも普通じゃないですけども。

凛の結婚式は、眩しかった。


アメリカの空。


光。

笑い声。

祝福。


凛は笑っていた。


「仕事も続ける。子育てもするわ。」


迷いがない。


悠馬はその横顔を見ていた。


(彼のいる場所が私の場所)


凛の言葉が残っている。


ーーーーーーーーーーーーー


式は終わった。

写真も終わった。

祝杯も終わった。


ノアは胃薬を飲みながら耐えた。

拓海は泣いたふりをして笑った。


エドワードは「ほう」と言った。


ーーーーーーーーーーーー


そして。


ロンドンに戻った。

通常運転。

業務。


噂。

机。


ーーーーーーーーーーーー


翌朝。

悠馬の席が空だった。


ノアは最初、気にしなかった。

兄さんはたまに早い。

兄さんはたまに遅い。

兄さんはたまに存在が薄い。


通常運転。


ーーーーーーーーーーーー


しかし。


昼になっても来ない。


連絡がない。

会議にいない。

返信がない。


ーーーーーーーーーーー


ノアの顔色が変わった。


「……兄さん?」


スマホ。

未読。


一件。

二件。

五件。

十件。


ーーーーーーーーー


胃がキリキリする。

胃薬が効かない。


拓海が呑気に言った。


「寝坊じゃね?」


ノアが叫んだ。


「兄さんが寝坊するわけないでしょう!!」


拓海「そうだな」

即答で認めるな。


ーーーーーーーーーー


父上が静かに言った。


「悠馬は?」


ノアは震える声で答える。


「……いません」


父上の目が細くなる。


「ほう」


やめてほしい。


ーーーーーーーーーーーーーーー


ノアは必死で連絡を入れる。


『兄さん?』


『どこですか』


『会議があります』


『戻ってください』


ーーーーーーーーーーーーーー


返事はない。


夕方。

ようやく一通だけ来た。

短い。


業務連絡より短い。


『少し、行ってきます』


ノアは固まった。


少し?

どこへ?

何をしに?


拓海が覗き込む。


「行ってきます?」


ノアが叫ぶ。


「行ってきますじゃない!!」


父上が淡々と言う。


「自分探しか」


拓海が笑った。


「今更?」


ノアが泣きそうになる。


「笑わないでください!!」


ーーーーーーーーーーーーー


ノアは机に手をついた。


「仕事は……?」


「兄さんがいないと……」


声が震える。


ーーーーーーーーーーーーー


拓海が肩を叩いた。


「ノア」


「はい」


「お前がやれ」


ノアが叫んだ。


「無理です!!!」


拓海「やるんだよ」


父上が静かに言った。


「悠馬は戻る」


ノアは縋るように見る。


「父上……」


父上は淡々と続ける。


「戻るまでに山を作るな」


ノアが崩れた。


「山は兄さんが作るんです!!!」


ーーーーーーーーーーーーーーー


その夜。


ノアの未読は増える。

悠馬の居場所は分からない。


ただ一つ分かる。

兄さんは今、

どこにも戻っていない。


ノアは胃薬を飲みながら呟いた。


「……兄さん」


「帰るって何ですか」





皆で友達いないとか結婚できないとかいうから・・・


AIアシスト作品です。

対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。

前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。

一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ