表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐伯悠馬の恋愛事情  作者: 雪森蓮


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

104/137

第七部 第七話 ~紹介と観測~

微妙に増えたのでいつもの。雑な人物紹介


佐伯悠馬:仕事は神、恋愛は初期設定未実装。胃が弱い。

ノア:弟。兄の人生の実況解説者。

凛と蘭:アメリカにいる双子の妹

エド叔父:人生をイベント扱いする人。

ジェシカ:エドワードの奥さん。普段アメリカにいる。

カイル:凛の旦那。アメリカにいる。

西海岸の午後。

光が強い。

空が青い。


ロンドンの灰色を知っている目には、少し眩しすぎる。


ーーーーーーーーーーー


悠馬はホテルのロビーで資料を確認していた。


視察は順調。

会議も終わった。

報告事項も揃っている。


業務としては完璧だ。


ーーーーーーーーーーー


「悠馬」


ジェシカが声をかけた。

悠馬は顔を上げる。


「はい」


ジェシカは一拍置いて言う。

「少し顔が違うわね」

悠馬は反射で答えかけて止まる。


「……時差です」


「嘘」


即答だった。

凛と同じ速度。


ーーーーーーーーーーーーー


ジェシカは椅子に座る。


「あなた、楽そう」


悠馬は黙った。

楽そう。

それは評価ではなく観測だ。

ジェシカはそういう人間だ。


ーーーーーーーーーーーー


「ここは軽いわ」


ジェシカが言う。


「空気も、人も」


「ロンドンは重い」


悠馬は視線を落とした。

重い。

それは知っている。


ずっとそこで呼吸してきた。


そこへ。


カイルが弾む声で割り込んだ。


「ジェシカ!」


「いいタイミング!」


嫌な予感がする。

悠馬の胃が一拍遅れて構える。


「紹介したい子がいるんだ!」


ジェシカが眉を上げる。


「紹介?」


カイルは満面の笑みだ。


「そう!」


「悠馬に!」


悠馬は即答する。


「不要です」


カイルは即答で返す。


「必要だよ!」


必要の乱用。

ジェシカが小さく笑った。


「彼さ」


カイルは悠馬の肩を叩く。


「クールで優秀で」


「でもさ」


「女の子耐性ゼロなんだ」


悠馬は静かに言う。


「耐性ではありません」


「耐性だよ!」


カイルは楽しそうだ。


ジェシカが淡々と確認する。


「相手は誰なの」


カイルがスマホを見せた。


「同僚!」


「明るい!」


「強い!」


「絶対合う!」


悠馬の顔が固まる。

合う、とは何だ。

業務上の適合なら分かる。


ジェシカがふと悠馬を見る。


「悠馬」


「はい」


「あなた、逃げる時は仕事に入るけど」


一拍。


「今は逃げ場がないわね」


悠馬は黙った。

西海岸は軽い。

だから隠れられない。


その頃。


ロンドン。


ノアの机。

書類の山。

電話。

噂。

胃薬。


ーーーーーーーーーーー


ノアは泣いていた。

泣きながらチャットを打つ。


『兄さん、何してるんですか』


送信。

即既読はつかない。


時差。


いや、兄さん。

たぶん通常運転だ。


ノアは呻いた。


「兄さん……」


「僕は……」


「僕はここで死んでるんですけど……」


ーーーーーーーーーーー


西海岸。

カイルが笑う。


「じゃあ決まり!」


「今夜!」


「軽く食事!」


悠馬は静かに言う。


「業務ですか」


カイルは即答する。


「恋愛だよ!」


ジェシカが小さく笑った。

凛は遠くで淡々と歩いている。


光の中で。


悠馬だけが一拍遅れて、

逃げ道を探していた。



AIアシスト作品です。

対人耐性0、恋愛耐性0、人との距離感が終わっている悠馬君のコイバナ?になるんだろうか?な、話です。一応コメディです。たぶん。

前回の「佐伯悠馬は胃が痛い」を読んでいなくてもわかるように頑張ってみました。

一言でもいいので感想をくださるとうれしいです。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ