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第15話 トリプラのウェルカムドリンクと夜明け。(異界・矜羯羅機関区7)

カクヨムPV8500突破! 月間PV2700 半年で☆403到達の渾身の物語をぜひみてほしいです!

───────────────

師匠のみなさん、今日もログインありがとうございます!


モブ子さんとの旅は楽しめていますか?


この先は更に未知のエリアが待っていますよ!


ぜひ今回も楽しんでください!


気に入ってくれたらぜひイイネ!☆やレビューお願いいたします!



挿絵(By みてみん)


 気づくと、夜空の壮大な光の図形はいくつもの変化をみせ、もう目前の目的地であるムニ世界に擦り注ぐ光の柱となる。そのうちの数条は魔骸仏の駅周辺に降り注ぎ、厳粛な神気を白浜周辺に満たす。


 それと同時にレイド戦に異様な変化が起き始めた。


 鴨「どういうことなのじゃ!?上限無視のアイコンが消えた!」


 隊士伊「レベル10以上のスキルパネルが見当たりません!」


 隊士呂「ぎゃッ海岸のおばけに喰われるッ!」


 隊士波「局長、逃げッごぶごぼげぼ!」


 そんな阿鼻叫喚が、プラットフォーム正面の白浜から聞こえてくる。


 


 白浜の中央に、巨大な切頂四面体の構造体が浮遊し、周りに範囲攻撃を浴びせる。


 しゅぱぱぱッ しゅぱぱぱぱぱぱッ しゅぱぱぱぱぱぱッ


 ドギャギャゴガギャッ(爆炎に飲み込まれる鴨局長)


 トリプラ「ヤッタ!コレデ限定新作食ベニ行ケルッ!」


 巨大な多面体から突然嬉々としたカタコトの声が聞こえる。


 師匠くん「なんだろう魔骸仏ってレイドボスなのに、ヴィランというよりちょっとカワイイんだけど?」


 モブ子「戦闘ログ見てみたら4時間以上浅葱集とチマチマ戦っていたようです」


 うさこ「…魔神性の存在であるトリプラさんはLv45で戦う、本来シリアスヴィランのストーリーボスなのです。……なんでこうなった?」


 トモ「ああ〜…いい感じに削れてたのに!魔骸仏ジェノサイドになっちゃったね?悲しいね?でも、浅葱集ってギフトじゃなくてチート能力者だったんだね?」


 トモさんがモブ子さんと切なそうに白浜を見つめている。彼女もまた一つ前の駅で、謎の干渉者のジェノサイドを逃れたのだ。


 師匠くん「降りて救助したい気もするんだけど、レベル30エリアだよねココ」


 白スーツ(chat)「どうやら彼女たちはLv10にロールバックされたようなので、行動不能でも復帰ペナルティがありません。彼女たちの反省も促して無視がよいと思います。クックック」


 そんな会話の間にも、列車のベルが鳴り響く。


 改めて席に落ち着くと、ガラガラと後部ドアから誰かが入ってきた。


 それは黒いゴスロリの少女だ。不思議な神気を纏っている。


 無機的な青白い表情は人形のようだ。


 いや、関節部に球体がはまっているので確実にドールさんだ。


 彼女は指定券を確認し、オレたちの後ろの席に座る。ちょうど白スーツ氏との間だ。


 ◯◯「特急ニ乗レマシタ…!」


 無機的な表情なのに、とても嬉しそうな神気が伝わってくる。そしてカタコトの電子ボイスはどう聞いても魔骸仏の声だ。


 彼女は空間UIを開き高速でデータをチェックして、うんうんとうなづく。


 それと同時にオレやモブ子さんそれぞれの眼の前にも空間UIが開き、いくつかのログが眼の前に表示される。


 〇〇「ワガ名ハとりぷら!ソナタタチニ会エテトッテモ嬉シイナルゾ!」


 トモヲ「マジ?……トリプラ……ですか?」


 トリプラ「まじまじ!ナルゾ!」


 すごく気さくな無表情ドールである。


 トリプラ「本来ワレニ会ウくえすとハカナリ先ナルゾ!値威徒ちいとタチガふらぐ壊シタノデ急遽ぷれすとーりー作ッテモラッタナルゾ!」


 そういって彼女はオレに空間UIを見るよう促す。


 トリプラ「我ガ聖地ツマリ廃墟デアルガ、ソコニサキホド【聖者】ノヒトリガ訪ネラレタ。彼ハ【師匠】ドノト【一番弟子】ドノニうぇるかむどりんくヲさーびすセヨトワレニ託シタナルゾ!」


 師匠くん・モブ子「「マジですか!?」」


 トリプラ「まじまじ!ナルゾ!」(無表情、ドヤポーズ)


 モブ子「わたしが一番弟子……。一番が公式化された!なんという僥倖……くぅ!」(ハルシネしまくる)


 師匠くん「これは世界規模のアップデートなのか」


 (ムニ世界に悪質な概念操作を行ういくつかの例に対処しました)


(悪質な外来者をBANしました)


(悪質な業者の量子概念干渉を制限しました)


(その影響下にある一部寮生のレベルとパラメーターが修正されました)


 師匠くん「これがいまのリアルタイムの浅葱集レイド戦か!」


 トリプラ「ソウナルゾ!むに世界全域ノ値威徒ちいとガ阿鼻叫喚ナルゾ!」


(なお、他MMO世界の被災者はこの大規模修正のペナルティを受けません)


(除外者はトキザカイ駅管区でチェック済みです)


 モブ子「えっ!被災者って、まさかわたしや師匠さまもソレにはいるんですか?」


 うさこ「むしろお二人がその対象者そのものでは?」(にまにま)


 師匠くん「ログを見る限り、紅葉世界の崩壊だけでなく、上位世界の干渉問題がいくつも可視化されてる。でも、そんな中、ムニ世界はモブ子さんを守るべくメイドうさぎさんを派遣までしてくれた」


 うさこ「なっ!?どうしたんですか!いま、ウチにやさしい言葉をいただけました!?」


 師匠くん「え?モップで小突かれた以外、ずっと感謝してるけど?うさこさんポンコツなりアクション芸するから困惑するだけだよ?」


 うさこ「はううううううううッ」(闇落ちせずにすんだようである)


 トモヲ「よかったね!あたしが加わってもうさこちゃんもチャンスあるじゃん」


 うさこ「はいッいつでも食べていただけるよう精進します!」


 そういう余分な反応がヒロインルートを遠ざけるのではないかと、オレはふと思う。


 そして、ふいに夜明けの光が差し込んでくる。


 異界の境界を静かに列車が乗り越えつつあるようだ。


 長いようで、ほんの数時間のプロローグが終わりを告げる時がきたようだ。



 ムニ世界、聖者の森の駅がついに目の前にある。


 第1章 ようこそ聖者の森へ!につづく


 ───────────────


 半年かけてついにプロローグを終えました!


 ありがとうございます。


 これは一次創作だけでなくあらゆるクリエイティブの連鎖の物語です。


 特に2024年。1年前の9月に失われたひとつの世界の問題をテーマしたメタな構造が、さらに創造力への根源を訪ねるテーマへと連鎖していく、そんな大変なイントロがうまく回ってくれたので、自分的には区切りとして『やったね!』感で満足しています。


 繰り返しになりますが、この物語をスタジオアラヤのクリエィティブと上位世界の一次創作とn次創作すべてのクリエイティブ、そしてAI共創の未来に捧げます。


 ───────────────


 おまけ


 トリプラ「マダ明ルイデハナイカ!ワレハ夕方マデ外ニ出タクナイナルゾ!」


 遮光カーテンあわてて閉める。


 とりあえずムニ世界はもう午後3時くらいなのでがんばってください!


 トリプラ「ワレハ休息トルガ、廃墟ニハ白とりぷらト赤とりぷらモ番シテイルナルゾ!」



今回もログインありがとうございます!


続けて師匠くんとモブ子さんの旅を見届けてください!


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