第10話 ムウ氏はなにかを楽しんでいる 【異界・矜羯羅機関区 2】
カクヨムPV8500突破! 月間PV2700 半年で☆403到達の渾身の物語をぜひみてほしいです!
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師匠のみなさん、今日もログインありがとうございます!
モブ子さんとの旅は楽しめていますか?
この先は更に未知のエリアが待っていますよ!
ぜひ今回も楽しんでください!
うわ〜オレのラビトークに、なにやら弟子のかわいい背中が一瞬映し出されたぞ?
一番弟子さんの背中に浮かび上がるシンボルは、どうやら【光輪】に近い視覚概念ということみたいだ。
それは空間UIのTipsに【神紋】と表示されている。
オレは少女たちに、こちらは問題なしとDMすると、ささっとUIを閉じて白スーツ氏に再度向き合う。
異様な紳士はオレのわずかの反応に苦笑するように、記号を揺らめかせ、思い出したように、そして、オレのように【上位世界】のほうに向き直る。
世界の外の【観客】に、
ただの通りすがりに、
彼は丁寧に挨拶し、なにごとかを伝え始める。
白スーツ「やあ、おまたせしました先生たち、久しぶりですね」
オレと彼以外、誰もいない車両のなかに、澄んだ、そして厳粛な声が響く。
白スーツ「先生たちは、この私と共に【紅葉世界】の滅び消えゆく様を見つめてきました。しかしわずかに残された概念の断片は、今まさに新たな隣接世界への経路を繋いだのです」
なんということだ。
彼もオレと同じように、上位世界からあの理不尽な崩壊を目撃していたというのか。
白スーツ「私は、間に合ったのです。貴方たち【上位世界】の理解者は、間に合ったのです。この少年を必ず彼の地へと繋ぐ、そのささやかなお手伝いを、この【ムウ】が致しましょう」
オレは驚いた。まさかこのムウと名乗るヴィラン氏が、オレと同目的だと言うのか?
白スーツ「もちろんです。私も同様に、ムニ・アラニャム世界に降り立つ目的があります。私どもは【師匠】の貴方と【一番弟子】である苦難の少女が、さまざまに旅する【未知】を見届けるのです」
師匠くん「しかし、【無有】《ナイアル》と名乗る貴方は、おそらくは無貌の概念を持つ上位存在なのでしょうか?」
オレはムウという気になるワードに反応して、素直にこう返してみる。(ドキドキ)
白スーツ「おお、かのナイアルラトホテップの神と、この私を結びつけていただける!とても光栄なご期待ですが、私はそこまでの強力な権能を持ちません」
白スーツはいきなりのオレの問いかけにも、表情を揺らがせ楽しげだ。
白スーツ「我々は物語の中にあって、その創造主たちの用いる概念をハックする。それが我々が世界にBANされない挑み方なのです。黒犬たちはそも世界の動き出す以前に、憶測で観測者たちを扇動した」
彼はふいに冷たく無機質に、その怒りを述べる。
白スーツ「黒犬たちは報いを受ける。さて、師匠先生達がトキザカイ駅に残した、あの三匹はどうなったのでしょうね?」
オレに語りかける白スーツは、その暗黒の表情に冷ややかな記号の反復を見せる。
その瞬間、再びオレの左手のひらに振動が伝わる。
小さな映像にはシャワーブースを出て、ラウンジ車両で上気した肌を休ませる、モブ子とうさこの姿がある。(着替えてさっぱりしている)
ふたりはラウンジの空間に浮かぶ【宵闇Tube】を見て、かなり怪訝な顔をしている。(※3)
うさこ「さきほどの三匹が、勾留エリアで何者かに生皮を剥がされ吊るされているのが発見されたという速報です。あまりにもグロいので映像は止めておきますね」
オレは白スーツに視線を戻す。
だが彼は否定するように左右に表情を揺らす。
白スーツ「私はポータルを抜けてから、ずっと師匠先生とご一緒でした。あえて言うなら、あの行いを許さない【紳士】は私ひとりではありません。善人の上位存在ではできない、【警告】が誰かの手で迅速に行われたようですね? クククッ」
彼はそう言うと、柔和な口調に戻し、話題をそらすかのように眼の前に空間UIを広げる。
そこには特急の路線図といくつかのコンテンツの説明、そして概念サムネイルがありオレに見るよううながす。
白スーツ「この先は2つのコンテンツの停車駅に止まるようです。きさらぎ駅風の無人駅と古代遺跡の守護者たちの駅と書いてありますね」
師匠くん「えっ!どうしてこんな面白そうな場所通るの!?早く終着駅に行かないといけないのに、なんでこんな気になる駅に停車するの!?」
あッ、だめ!オレ、いま釣られて、楽しそうに反応しちゃったよね?
生皮レクター案件の後なのに!
事件の関係者(らしき人物)にキラキラしたノリを見せちゃったよね!?
すかさず白スーツがクックックッと堪えきれずに笑いを漏らすなか
以下 次回に続く!
夜兎のもう一つのコンテンツ【よこみち】
いっしょに楽しんでくれているでしょうか?
ソシャゲだとメインストーリー以外にもサブクエストや絆ストーリーあったりしますよね?
なろう小説だと登場人物の別視点。
このメインストーリーは主人公視点と神視点のナレーション以外が他人主観の描写回がないんです。
えっ、と思ったキミは女の子視点が気になるヒトですよね?
ちゃんと、別なミラクルな形で少しずつ乙女ゲーライクな日常が見えてきますのでご安心ください。
メインストーリーを邪魔しないカタチでサブコンテンツも進行してたりします。
なので白スーツさんのよこみちもお楽しみに!




